【Jennifer Hope Wills as Christine Daaé】
舞台「ワンダフル・タウン」のアイリーン役でブルック・シールズと共演。BW「ウーマン・イン・ホワイト」、「美女と野獣」出演、ほか地方公演多数。
童顔で見た目は可愛いクリス。クリスティン・チェノウェスに若干似てる。
それより何より、素写真は「プリズン・ブレイク」のサラ・タンクレディと瓜二つすぎる。
もちろん出す音はきっちり出すのですが、地声があまり綺麗じゃなかった。
クリスティーヌに関しては、ロンドンでもNYでも、いつかまたRachelやCeliaさんのような神声に出会えることをひたすら祈ってます。
高音を歌いきった後の“してやったり微笑”、クセで出ちゃうのかもしれないけど、いらない…(笑)
クリスがマスカレードの時に持っているマスク、ロンドンと違ってポスターのファントム・マスクにラメを貼ったようなデザインかつ柄が短い。
ファントムマスクを髣髴とさせるからか、猿が奪い取って興味深げにマスクの目から覗き込んでいるのが意味深です。
ロンドンでは、どこにでもある舞踏会用の仮面という感じなので、奪い取って遊んでいるだけに見えるから。
他に違うと思ったのは「ドン・ファン歌えません!」と言い放った後、「Sorry」っていうのがロンドン版にないですね。
ラウルに向けての「Sorry」に聞こえるのですが、ロンドンは「無理ったら無理だっつの!」で去るような(笑)
NYのクリスは気ぃ遣いなんだなぁ(?)
というより、幼くて可愛い、だからこそ熱い恋心を芽生えさせたばかりのロンドンの2人に比べ、NYの2人はお互いに思いやる余裕があって、ファントムとクリスティーヌの絆に匹敵する親密感を感じられるかも。
お相手のラウルは相変わらずパーフェクトマンで、濃やかな芝居。
楽屋前で、フィルマンからワインを奪い取る時の「いいもの持ってるね、ちょうだい」という無言の仕草と、その後声に出しての「Thank You」、そして楽屋へダッシュ!の一連の流れがとても自然です。
【Patricia Phillips as Carlotta Giudicelli】
アフリカン・アメリカン女性として初めてブロードウェイでカルロッタ役を演じる。
舞台:「ジェリー・スプリンガー:ザ・オペラ」、「ラ・ボエーム」(バズ・ラーマン監督演出、OC)、「秘密の花園」(OC)、「サウンド・オブ・ミュージック」(OC)
映画:「Everybody’s Fine」(ロバート・デ・ニーロ、ドリュー・バリモア出演)
TV:「ソプラノズ」、「マザーボーン」
ツアー:「カルーセル」(ネッティー役)
歌は調節している印象だけど、演技は細かくて上手かった。
ロンドンが今細い方なので、久しぶりの“ポッチャリ”カルロッタ。
カエルの声になるところ、変な声になるというよりも、英語におけるカエル音声をしっかり発音。
日本語でいうなら“ゲロゲロ”?
アッティリオとキスの後、お互いにちょっと離れて「Err…」ってつぶやくのも分かりやすいし、確実に笑いとってくるね。
そいえばアッティリオの演技も可愛かった~プクって膨れてて。
クリスが小姓の姿を現した時、ロンドンは心臓発作を起こす演技の人が多いですが、NYの彼は拳を突き上げて「怒ったぞー!」っていう戯画的表現。よく考えたら、表現の幼さが(劇中の)時代に合ってていいかもーと思いました。
NYキャストの「プリマドンナ」大好きです!
何でだろ?単に声量の問題なのか何なのか、ロンドンより見応えある気がして。
でも実際問題なぜだか分からん。さりげなく1人多いとか?(まさか)
The Phantom - John Cudia | trackback(0) | comment(2) |
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comment
Jennifer Hope Wills懐かしいわあ!まだ演じてたのね。美人さんですよね。いかにもアメリカ、BW的な華のある・・。
先日私も仕事で名古屋に行った時、久しぶりに日本のオペラ座の怪人を観ましたけど、カルロッタのカエルの声になる箇所はBWと同じくゲロゲロだったわ。
変声になる演出はオリジナルのWEだけでしょうか?笑
四季の高井さんの怪人は動きは控えめ、本当に淡々としていて、・・・でも突然キレたり、とても冷酷だったりして引き篭もりのオタク的コワサさがある~笑。
例えば感情表現豊かな海外の怪人達、Raminみたいなセクシーロック怪人から入った人は違いにびっくりするかも。
はっきり言って見た目Earlファントムみたいにスラッと格好良い訳ではないが、歌声は音楽の天使に相応しい良いお声で、愛されなかったから愛仕方を知らなかった悲しさ、切なさが感じられたなあ・・。
クリスの笠松さんも動きはまだどこかエレガントじゃないけど声は綺麗な方で、体系も顔も少女趣味の怪人好みにピッタリの可愛らしさを感じさせる方で熱演してらっしゃいましたね。
ラウルの良太さんは演技も熱くスラッとして格好良かったです。
名古屋は施設の関係かI Gave You My Music...の時、怪人が乗った天使像が上から降りて来ないのですよ~。
その代わりセンターにあるペガサス像の後ろから身を乗り出して怪人は熱唱してましたけど・・面白いですね。
あとThe Phantom of the Operaでは職台がスモークの中を床からでは無く横から出てきたな。
そう言えばもうすぐEarlさんとJOJ、Matthew CammelleでThree Phantomsやるんですよね。この3人はWEで自分が最もよく観た怪人キャストだし観たいなあ・・生声凄そう。ワイト島まで行って聴きたい。
先日のFriday Night Is Music NightもEarlさんなんか格好つけて歌ってましたけど笑、Carouselなども技術もそうだけど声の表現の仕方とかEarlさんやっぱ只者んじゃないわ・・と思ってしまいましたよ。
2009/10/22 00:00 | MINA [ 編集 ]
ファントムふたたび。
>MINAさん
こんにちは。
> Jennifer Hope Wills懐かしいわあ!まだ演じてたのね。美人さんですよね。いかにもアメリカ、BW的な華のある・・。
うん、私この方の素が好きです!クリスじゃないときの…(笑)
> 四季の高井さんの怪人は動きは控えめ、本当に淡々としていて、・・・でも突然キレたり、とても冷酷だったりして引き篭もりのオタク的コワサさがある~笑。
今ファントムは名古屋なんですね~。オタク的怖さって分かるかも(笑)
色気や外見、表現の豊かさなどの要素は欧米ファントムに及びませんが、この方の声は本当に力強く迫力がありますよね。
声質と声量的には、他のファントムの追随を許さない気がします。
JOJも多分すごいと思うのですが、彼のバルジャン見た限り、声質は高井さんの方が好みかも。
> クリスの笠松さんも動きはまだどこかエレガントじゃないけど声は綺麗な方で、体系も顔も少女趣味の怪人好みにピッタリの可愛らしさを感じさせる
> ラウルの良太さんは演技も熱くスラッとして格好良かったです。
このお二人は未見ですが、可愛いクリスとカッコよいラウルがアジアで実現されるのは嬉しいですね!
> センターにあるペガサス像の後ろから身を乗り出して怪人は熱唱
> The Phantom of the Operaでは職台がスモークの中を床からでは無く横から出てきたな。
おっその話聞いたことがあります。前者が想像つきませんが…。
> そう言えばもうすぐEarlさんとJOJ、Matthew CammelleでThree Phantomsやるんですよね。
すごい3人ですね~確かに聴きたい!ネットに上がるのを期待しよう(笑)
> Earlさんなんか格好つけて歌ってましたけど笑
突き放した発言に愛を感じます(笑)
ただ歌っているように見えても、強弱や表現にたくさんの工夫があるから表情豊かなんだな~って、聴きこめば聴きこむほど見えてきますよね。
最初上手いなと思っても、飽きる歌い方の人もいますし。
2009/10/22 12:59 | nana [ 編集 ]
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