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2016/02/24 (Wed) 【BOYHOOD】(6才のボクが、大人になるまで。)

出演:パトリシア・アークエット、エラー・コルトレーン、ローレライ・リンクレイター、イーサン・ホーク、マルコ・ペレラ
監督:リチャード・リンクレイター
製作年:2014
製作国:アメリカ

BOYHOOD.jpg

ビフォア~シリーズのリンクレイター監督作品、かつイーサン・ホークも出ているので、見ている間も同シリーズと混同してしまいそうになりますが、別作品です。

ただ本作も「時間」をテーマにしているところはビフォア~シリーズと共通しています。
6歳の少年エラー・コルトレーンを主演に据え、彼の12年間の成長と家族の変遷を、実際に12年間かけて撮影して描く意欲作です。
ドキュメンタリーではなく、あくまでドラマなのですが、俳優が作中の年月同様に成長ないしは年をとっていき、外見も変わっていくのが新鮮です。
リンクレイター監督自身の愛娘も出演しているので、娘の成長記録として撮影された片鱗も無きにしも非ず(笑)

上映時間が165分と長いうえに、淡々と家族の変遷を描いているため、エンターテイメントとしては起承転結がハッキリしているわけではない。
それでも引き込まれて飽きずに見ていられるのが、本当に不思議なんですよね、この監督の作品は。

ビフォア~シリーズは会話が粋だから長回しでも飽きないというのはありますが、本作は展開も静かで長い。
それでも、コルトレーン少年がどのように成長していくのかは単純に興味深い。
またアメリカでこの12年間に実際に起こった社会的、政治的、歴史的な出来事が、いち家庭にはどのように干渉してくるのかというポイントにリアリティがあって、既知の出来事へも新たな視点をもって再度開眼できるのが魅力かもしれません。

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2016/02/23 (Tue) 【DAWN OF THE PLANET OF THE APES】(猿の惑星:新世紀 ライジング)

出演:アンディ・サーキス、ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセル、トビー・ケベル
監督:マット・リーヴス
製作年:2014
製作国:アメリカ

DAWN OF THE PLANET OF THE APES

『猿の惑星』をリブートした『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の10年後を描いた続編。

猿は森の奥で文明的なコミュニティを築いて平和に暮らし、人間たちはウィルスによりその90%が死滅し、荒れ果てた都市の一角で身を潜めて暮らしていた。
しかし人間のコミュニティの電力が底をつき、水力発電を実現するために、猿たちの暮らす森へ侵入したところから、トラブルが生じ……。

大型電力を礎にした文明を一度築いてしまった人間たちが、猿のような焚火生活には戻れず、資源を求めて戦争のきっかけを作ってしまうストーリーには何となく納得ですね。

ジェームズ・フランコに代わり今回の主役はジェイソン・クラーク
モンスター系映画で、モンスターと心を通わせるキャラクターの第一人者みたいになってます。
『ジュラシック・ワールド』でも、そんなんやったわ。

今回のシリーズは、猿と人間が戦う意味や、猿それぞれのキャラクターの描き方が濃やかで引き込まれます。
特に本作で印象的だったのは、猿も人間も、指導者的存在が戦いを避けるために仲間を説得する点。
今後シリーズが進んで行けば全面対決をする日も来るかもしれませんが、この丁寧な描写はなくさないでほしいです。

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2016/02/21 (Sun) 【ONE CHANCE】(ワンチャンス)

出演:ジェームズ・コーデン、アレクサンドロ、ローチ、マッケンジー・クルック、ヴァレリア・ビレロ、コルム・ミーニイ、ジュリー・ウォルターズ
監督:デヴィッド・フランケル
製作年:2013
製作国:イギリス、アメリカ

ONE CHANCE


イギリスの国民的オーディション番組に出演し、携帯電話ショップの販売員からオペラ歌手へと転身したポール・ポッツの半生を描く。

ポール・ポッツの存在は知っていましたが、よもやここまでドラマティックな人生を歩んでいたとは思いもよりませんでした。

その体型と歯並びの悪さから、小さい頃いじめられていたあたりは、まぁそういうこともあっただろうなと。
夢を叶えるためにヴェネツィア留学するも、憧れのパヴァロッティ「一生歌手になるのは無理」と烙印を押されてしまうのも納得。
ここで才能を見出されていたら、普通にオペラ歌手になっていて、今よりむしろ注目されていないかもしれないものね。
その後の病気と事故と借金が想定外。
才能を試したいというより、むしろ賞金目当てでオーディションに挑戦していたんですね。

なんか、ホントもう実話だからしょうがないんですけど、劇場公開映画の尺をもってしても内容がとっちらかるくらいイベントフルな人生に、「成功してよかったね」としか言いようがありません。

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2016/02/15 (Mon) 【BILLY ELLIOT THE MUSICAL】(ビリー・エリオット ミュージカルライブ)

出演:エリオット・ハンナ、ルーシー・ヘンシャル、デカ・ウォームズリー、アン・エメリー、ザーク・アトキンソン、リアム・ムーア
監督:スティーヴン・ダルドリー
製作年:2014
製作国:イギリス

BILLY ELLIOT THE MUSICAL


なんと!あのミュージカル『ビリー・エリオット』がライブ映像となって、全世界の映画館に!
監督は映画版『リトル・ダンサー』のスティーヴン・ダルドリー。
舞台版の感想は、前文のタイトルクリックで飛んだ先で暑苦しいほど書いておりますので、そちらをご参照あれ。

基本的には同じ作品ですが、日本語の一言一句が分かるという素晴らしさ!
作品の舞台設定上、方言が強く入るので、ノン・ネイティヴには嬉しいです。
気持ちが入り込みやすい舞台なので、この作品で英語を苦に感じたことはありませんが、一言一句が分かるとより心に響きやすいのも事実です。

そんなわけで、この舞台作品の鑑賞はロンドン、ニューヨーク、今回の映画版で3回目ですが、毎回泣くし、なんなら今回がもっとも涙の量は多かったかもしれません。

ビデオ撮影に合わせて、キャストも一級の人々が集められたのか、素晴らしかった!
ウィルキンソン先生のルーシー・ヘンシャルなんて、テッパンキャストも♪
また、少年ビリーと一緒に踊る大人のビリー役に、なんと初代ビリーを演じたリアム・ムーア君が!
新旧のビリー共演という粋な演出です!

リアム君は初演当時キービジュアルにも使われていて、トリプル・キャストの中でもプリンシパル扱いだったように記憶していますが、ロイヤル・バレエ学校で学び、本当にバレエ・ダンサーになっていたのですね。
オリキャスの頃にちょうど初めてこの作品を観たので、何だか感慨深いです。

この日はスペシャル・カーテンコールで、初代の3人だけでなく、これまでビリーを演じてきた25人の俳優が勢ぞろいしました。
私が見たジョージ・マグワイア君も大人になっていましたが、当時は一番背が高くて骨っぽさのある大人の体つきだったのに、現在では一番背が低くて子供っぽかったのも、逆に時の流れを感じましたね~。
顔は優しいけど、ダンサーとして体を作っているリアム君が一番逞しかった。

イギリスはナショナル・シアター・ライブやロイヤル・オペラ・ハウス公演など、商魂たくましく色んな作品を映画化して全世界公開してくれますが、今のところストプレとバレエ・オペラが中心なので、今後は他のミュージカル作品もしてほしいなぁと思います。
四季と東宝が権利を買ってても、映画上映なら大丈夫でしょ?(現にラミンのファントムは上映されたしね!)

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2016/02/14 (Sun) 【ABOUT TIME】(アバウト・タイム ~愛おしい時間について~)

出演:ドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス、ビル・ナイ、トム・ホランダー、マーゴット・ロビー、リンゼイ・ダンカン
監督:リチャード・カーティス
製作年:2013
製作国:イギリス

ABOUT TIME


『ラブ・アクチュアリー』リチャード・カーティス監督が贈る、タイム・トラベル・ロマンス。
見た人が、「人生観が変わった」と言っていたので、内容にもかなりの期待を持って鑑賞。

そもそも、カーティス監督周辺の“The英国ラブコメ”を作り上げた人々が大好き。
リチャード・カーティス、ビル・ナイ、リンゼイ・ダンカンなどの名前を見ると、どうしてもアランを思い出して切なくなってしまいますね……。

タイム・トラベルの能力を持つ家系に生まれた主人公が、人生が上手くいくように、何度もタイム・トラベルを重ねて人生の失敗や選択をやり直すというあらすじは、他でも良く見ます。
でもそれをこんなにも温かく、ハッピーに描いた作品はなかったのではないでしょうか。
だいたいはサスペンス色が強かったりするものですが、この作品はあくまでロマコメ、ヒューマン・ドラマのラッピングを崩していません。

結局は今の幸せも不幸も自分の選択の結果であり、その選択はやり直せるものではなく唯一無二なのだから、不器用で汚い部分も含めて、人生は丸ごと愛さなければならないのだ、というメッセージ。
それを押しつけがましくなく、さりげなく実感させてくれるところに、カーティス監督の人柄を感じます。

エマ・トンプソンがどこかのインタビューで語っていた、「リチャード・カーティスは肯定の人」というのを体現した作品。
皮肉と否定に満ちたヒュー・グラントと仲良しなのが、本当に不思議よね~(笑)

主人公が自分の選択に自信と確信を持って過ごし、しばらくタイム・トラベルをやめていたにも関わらず、久しぶりにその能力を使って戻った(時間の)旅先に、涙を止めることが出来ませんでした。
思い出しただけで、心と目頭がじんわりしてきます……。

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2016/02/05 (Fri) 【LA BELLE ET LA BETE】(美女と野獣)

出演:ヴァンサン・カッセル、レア・セドゥ、アンドレ・デュソリエ、イボンヌ・カッターフェルト
監督:クリストフ・ガンズ
製作年:2014
製作国:フランス、ドイツ

LA BELLE ET LA BETE


ディズニーの「美女と野獣」を映画化したものかと思いきや、原作に忠実で、ラストに行くほど知らない物語(笑)
しかもフランス語!そうだ、この作品の舞台はフランスだった!

ドレスも世界観もディズニー風ではありますが、重厚感にあふれ妥協していなかったので、美的な観点からはフランスが作って良かったと思います。
アメリカだと、もっとちゃっちくなりそう。

『アデル、ブルーは熱い色』の新進気鋭女優、レア・セドゥを美女役に据えて旬な空気は吹かせていましたが、ヴァンサン・カッセルの野獣は、王子に戻った瞬間に誰もが「おっさん……」と思ったのではないでしょうか。
や、ヴァンサン・カッセルが嫌いなわけでは決してないのです!(笑)
味のあるセクシーさが魅力の俳優ですが、ただ「王子ではない」と思っただけで……。

野獣の切なさや可愛らしさ、隠された優しさや怒りは、確かに大人の俳優が演じた方が深みが出ますが、せめてロマン・デュリスあたりでも良かったかも。
(王子に戻った後も野獣じゃん、という突っ込みはなしで)

ラストの方は、突然毛色が変わってパニック・ムービーの体を成してきたりと、とっ散らかった感はあったので、ディズニー版は上手く綺麗にストーリーをまとめているのだなと感じました。

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2016/01/31 (Sun) 【NOAH】(ノア 約束の舟)

出演:ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー、レイ・ウィンストン、エマ・ワトソン、アンソニー・ホプキンス、ローガン・ラーマン
監督:ダーレン・アロノフスキー
製作年:2014
製作国:アメリカ

NOAH.jpg

フランス語でノアって「NOÉ」なんだ……。

『ブラック・スワン』ダーレン・アロノフスキー監督のヒューマン・アドベンチャー。
ここで“ファンタジー・アドベンチャー”って書いたら、反感を買うんだろうか。

良く知っている物語を、あえて今のCG技術を使って映像化する試みは興味深いし、その企画に向いている逸話だと思います。

ノアの困惑と苦渋の決断は、伝説として聞いている分にはリアルに想像しなかったけれど、確かに突然、生類全体の今後を一任されちゃったら、そら困るよねっていうのが手に取るよう。

啓示の内容を守りきるために残酷にもなり得るあたり、企業生命を延ばしてより多くの雇用を生み出すために、目の前のリストラには非情になる中間管理職って感じで、リアルでした。(連想がリアルすぎ?)
スケールはもちろん違うけど、きっと普通にサラリーマンしていても、こういう状況は有り得るよね。

何が人間らしさなのかという答えのない問いは、時代と場所に関わらず存在していて、そんな普遍性が投影されているあたり、伝説の伝説たる所以なのだろうなぁ。

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nana

  • Author:nana
  • Would be always grateful that we somehow existed at the same time in a world's long history.
    My life has so much expanded after knowing you.
    Good bye, for a while and see you sometime.

    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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