2016/02/20 (Sat) K-BALLET 15 Anniversary Spring Tour 2014 【ロミオとジュリエット】

【THEATRE】Bunkamuraオーチャードホール

【CAST】(29.June.2014 Matinee)

ロミオ … 熊川哲也
ジュリエット … ロベルタ・マルケス

マキューシオ … 伊坂文月
ティボルト … 遅沢佑介
ベンヴォ―リオ … 井澤諒

ロザライン … 白石あゆ美

パリス … 宮尾俊太郎

キャピュレット卿 … スチュアート・キャシディ
キャピュレット夫人 … 酒井麻子

乳母 … 前田由美子

僧ロレンス … ブレンデン・ブラント―リック
僧ジョン … 笹本学


ROMEOJULIET_KBALLET2014.jpg

第九で衝撃を受けて以来のクマテツ。
古典での彼を見るのも、楽しみにしていました。
映像で「ドン・キホーテ」なんかを見ると、素晴らしすぎるので。

ドンキほど派手な音楽や踊りではないので、彼の魅力を100%引き出す演目ではなかったかもしれません。
情熱的というよりは静かに愛情を示す作品だし、何より主人公2人の若さが悲しい作品でもあるので、大人の落ち着きを持った2人が演じると、安定感がありすぎて、フレッシュさに欠けるような気がしました。

あと、ダンサーにはやっぱりキャラクターというものがあって、キャラと違う役はそれなりにしっくりこないものだなぁと。
キャラに合っている堂々とした役か、クマテツはクマテツを演じているのが似合う!(笑)

でもやっぱりピルエットやジャンプをすると、迸るものがあるのはさすがです。
彼とマチアス・エイマンは、女性ダンサーとのパ・ド・ドゥよりも、ソロでそのダンスを存分に堪能したいタイプ!
男性ダンサーに対して、こういう想いを抱けるのは、彼ら2人くらいかもしれない。

演出はパリ・オペラ座版に似た質素で可憐な美しさを全面に押し出していますが、個人的にはレニングラード国立バレエ来日公演の重厚感ある演出や衣装が忘れられず、今でもナンバー1です。

K-Balletの演目は、古典よりもオリジナル作品の方が、熊川さんの描く世界観がより堪能出来て面白いかもしれないなぁ。

それにしても熊川さんが主演だと、普段ダブルで主演張っているK-Balletダンサー陣が全員脇役に回るから、いち公演としてのキャストは全体的に豪華になりますね!

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2015/08/01 (Sat) K-Ballet Company 15th Anniversary【ラ・バヤデール La Bayadère】

【Bunkamura オーチャードホール】

【CAST】(23.MAR.2014)


ニキヤ … 神戸里奈
ソロル … 伊坂文月
ガムザッティ … 中村春奈
ハイ・ブラーミン(大僧正) … スチュアート・キャシディ

ラジャ … ブレンデン・ブラトーリック
ブロンズ・アイドル … 福田昴平
マグダヴェヤ(苦行僧) … 酒匂麗
ソロルの友人 … ニコライ・ヴィユウジャーニン

アイヤ(乳母) … 西成雅衣
太鼓の踊り … 吉田恵、松岡恵美、杉野慧
影のソリスト … 井平麻美、日向智子、浅野真由香


芸術監督・演出・再振付 … 熊川哲也
原振付 … マリウス・プティパ
指揮 … 井田勝大
演奏 … シアターオーケストラトーキョー


+++++++++++++++++++++++++

前回のレニングラード版といい、『バヤデール』(レニングラード版は『バヤデルカ』)を見る時って、必ず招待だなぁ。
この作品はあまり馴染みがないし、自発的に見るほど好みではないのですが、違うプロダクションやバレエ団で観ること自体は、興味深かかったです。

ただ、熊川さんは出演していないので、前回のぺレンルジマトフのように、軸のぶれない決定的なスターダンサーがいません。
その点、インパクトやダイナミックさには欠けましたが、役名を見るに、オーソドックスに作られた公演のようなので、ダンサーというよりも、作品そのものやストーリーを楽しむことが出来ました。

ブロンズ・アイドルの動きなど、何となくコミカルさのある作品よね、全般的に。
別に笑いを狙っているワケではないだろうに。
この役が評判だった熊川さんでも、ぜひ一度は観てみたいなぁ。
もう二度とチャンスはないのかもしれないけど。

バレエって、なんでもない存在(花とか雪とか、なんちゃらの精とか)にやたら長い時間が与えられて、主人公たちの心情を投影したようなダンスをしますが、本作が一番、「あっそれが躍っちゃう?」感は大きいかもしれない。

好きな作品かって言われると、個人的にはそこまでではないです。
展開の意外さや女性同士の醜い争い、人でなしの王子など、諸々昼メロの世界なので、イギリス・イタリア・フランスの美しい悲劇に慣れた身体には、バレエで観るのに慣れていないやり取りが多いのかもしれない。

女が女を、明確な凶器でもって殺そうとする場面て、他の作品ではあまり見ないですよね。
「白鳥の湖」では共感できる王子の心の揺れにも、本作では「あんた、それはアカン」と冷静に突っ込んでしまいます。
ただ、恋にまつわる男女の泥くささが、本作の魅力といえば魅力。(まぁ、あえてバレエで見たいかと言われると……)

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2015/05/02 (Sat) パリ・オペラ座バレエ日本公演2013「天井桟敷の人々」

“Les Enfants du Paradis”
Ballets de l’Opéra national de Paris
Tournée au Japon 2013


振付:ジョゼ・マルティネス
音楽:マルク=オリヴィエ・デュパン
翻案:フランソワ・ルシヨン/ジョゼ・マルティネス
衣装:アニエス・ルテステュ


【Les danseurs】(2013.6.1 PM1 :00)
ガランス…イザベル・シアラヴォラ
バチスト…マチュー・ガニオ
フレデリック・ルメートル…アレッシオ・カルボネ
ラスネール…バンジャマン・ペッシュ
ナタリー…レティシア・ピュジョル
エルミーヌ夫人…カロリーヌ・バンス
モントレー伯爵…クリストフ・デュケンヌ






ブリジット・ルフェーブル芸術監督下でパリ・オペラ座バレエ団が2008年に初演した(そして見逃して臍をかむ思いだった)「天井桟敷の人々」が、なんと来日で世界3回目の上演を果たしてくれました!

最近までエトワールだったジョゼ・マルティネスが振付、現エトワールのルテステュが衣装を担当し、ダンサー達で力を合わせて作り上げた感の高い作品です。
いや、もちろんどんな振付家だって元はダンサーなのですが、振付家や衣装デザイナーとしてより、断然エトワールとして名高い方々が裏方を務めているのが貴重よね。

読み応えのあるパンフのインタビューによると、ルテステュもガランス役にオファーを受けたそうですが、初演時は衣装作成でそれどころではなかったそう。そりゃそうだろう(笑)
代わりにガランスに抜擢されたのが、まだ当時プルミエール・ダンスーズだったイザベルだったようです。

今でこそナタリー・ポートマンの夫であるバンジャマン・ミルピエが芸術監督に就任しましたが、ブリジット・ルフェーブルもこの頃は後任を探していたのかもしれません。
引退間近のダンサーたちに、舞台を「作り上げる」ということを積極的に学ばせているような向きがありました。
「エトワール・ガラ2010<Aプロ>」「エトワール・ガラ2010<Bプロ>1」「エトワール・ガラ2010<Bプロ>2」でもその心意気は強く感じられたし、「自分たちで作品を作っていくんだ!」という創作魂こそが、パリ・オペラ座の色あせない革命的な魅力を支えているのだろうなぁ。

なんだかこの雰囲気含め、ハウスというか、ファミリーとしてのパリ・オペラ座が好きです、改めて。

今回の作品は、同名の映画を初めて舞台化した作品。
19世紀パリ・フュナンビュール座を舞台に、美貌の女芸人ガランスと、パントマイム役者バチストとの悲恋を全2幕で描きます。
全2幕といっても、開演前には会場中のあちこちで大道芸が行われ、インターバルではロビーで劇中劇が演じられるので、全3幕のボリュームといっても過言ではない。
何なら上演終了後にサイン会なども催されていたし、サイン会を待っている間に表玄関から他のダンサーもみんな出てくるから、個人的には全4幕の充実感です(笑)

開演前の大道芸。



インターバルでも小ネタ・パントマイム。
ある程度は振りもついているけど、半分は自由演技な気も。




こちらは、インターバル中に大階段を使って『オテロ』を上演。
観客の中に、さり気なくダンサーたちも交じっています!



このひとつ前に観たバレエ作品が、K-Balletの「第九」で、身体能力を極限まで生かし、演出も相まって観客にグイグイ迫ってくるようなバレエだったので、本作の表現技法は真逆を行くのが大変興味深かったです。

パリ・オペラ座の「天井桟敷の人々」は、もはやお芝居。
派手な技は繰り出されず、丁寧に感情を表現する様が印象的でした。
熊川哲也からはパワーが迸るのを感じ、マチュー・ガニオからは悲しみや痛みが迸るのを感じた。
表情ももちろんですが、身体全体でガランスを恋焦がれて、四肢で打ちひしがれている。
動く芸術であるバレエにおいて、極限まで動きを抑えて表現するという境地に至った所が、パリ・オペラ座らしいです。

クラシックとコンテンポラリーを融合させた全幕作品は近年よく見ますが、さらにパントマイムと役者(もはやダンサーというより役者)の演技を魅せた点や、ロビーや客席での観客へのアプローチで新しい試みを取り入れた点が印象的な作品でした。
インターバルは長めにとられており、衣装を着けたダンサーたちがロビーを歩き回っています。



幕間のステージ上では、練習風景の再現が…。見るものが多すぎて、体が一つじゃ足りない!
ガルニエ宮はロビーにも階層があるから、ますます全部見るのは大変そう!
でも雰囲気は、日本の劇場とは比べものにならないだろうから、やはりパリで見たかった!



マチュー・ガニオのサイン会は主催者側も机を設けてしっかりやるところ、人気の高さを伺わせます。
この公演、普通に表玄関からダンサー陣が出てきて、しかもその辺でウロウロしていたりするので、何気に見る機会の多いバンジャマン・ペッシュにもサインもらっちゃいました。

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2015/04/04 (Sat) 【Michael Jackson the IMMORTAL - WORLD TOUR】

By CIRQUE DU SOLEIL
会場:さいたまスーパーアリーナ
日時:2013年5月12日




脚本・演出:ジェイミー・キング
アーティスティック・ディレクター:リュック・トランブレー、ニーランティ・ヴァディヴェル




シルク・ド・ソレイユが、マイケル亡き後に追悼を込めて贈る、マイケルの曲とダンスで構成されたサーカス&ダンス&アクロバティック・ショー。
チケットが余ったからと、友人に誘われて急に観ることになりました。

マイケルのツアーダンサーを実際に務めたことのあるジェイミー・キングが脚本・演出を担当している本公演のコピーは、「彼が、そこにいる」でしたが、実際にはマイケルの不在感がより強くなる舞台でした。

これだけの技術を持ち合わせたダンサー、アクロバティック・ダンサー、演出家が集まっても、マイケル一人の持つダンス、エンターテイメント性、カリスマ性には到底追いつかないのだと。
その偉大さと、マイケル本人のステージを観ることが出来なかった後悔をひどく感じる結果になりました。

松葉づえで器用に踊る片足のダンサーや、壮観なアクロバット、ドラマティックでアクティブな楽器演奏、そして壮大な演出……会場が合っていなかったせいもあるかもしれませんが、お金がかかっているだろうにも関わらず、ただ一人、その人がいないことをより感じてしまう。

演出そのものも驚きを感じさせるものはなく、アイディアのピースを、単に連ねた場面構成に感じました。
流れやうねりから生み出されるエネルギーに乏しく、ともすれば少しクサく、感傷的に過ぎて説教くさい気もしたかな。
映像にも関わらず、マイケル本人のツアーリハに密着した『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の方が、スリリングで見応えがあり、新しさと驚きに満ちていました。

音楽はマイケル本人の歌声を使い、シルク版リミックスだったのは良かったです。
これで本人の歌声でなかったら、結構つらい。

稀代のスターの代わりは、どれだけのプロフェッショナルが集まったところで、務められないものなんだなぁ。


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2014/01/01 (Wed) K-Ballet Company <Spring 2013> ベートーヴェン 第九

【Bunkamura オーチャードホール】

K-ballet_no9_2013.jpg


【CAST】(13.APR.2013)

<1幕>Simple Symphony シンプル・シンフォニー

荒井祐子
西野隼人

日向智子、佐々部佳代、橋本直樹、伊坂文月

振付:熊川哲也
音楽:ベンジャミン・ブリテン

<2幕>Promenade Sentimentale プロムナード・センチメンタル

神戸里奈、白石あゆ美、宮尾俊太郎、遅沢佑介

中村春奈、柳原麻子、辻久美子、山田蘭、池本祥真、井澤諒、福田昴平、川村海生命

振付:リアム・スカーレット
音楽:クロード・ドビュッシー

<3部>Beethoven Symphony No.9 ベートーヴェン第九

≪第一楽章 大地の叫び≫
伊坂文月
橋本直樹、西野隼人
池本祥真、井澤諒

≪第二楽章 海からの創世≫
井上とも美、中村春奈、森絵里、湊まり恵、柳原麻子、荒蒔礼子、薄井友姫

≪第三楽章 生命の誕生≫
日向智子、ニコライ・ヴィユウジャーニン、國友千永、川村海生命、山田蘭、浜崎恵二朗

≪第四楽章 母なる星≫
熊川哲也

ソプラノ:森麻季
テノール:笛田博昭
メゾ・ソプラノ:牧野真由美
バリトン:与那城敬

*******

初のK-Ballet!
実は観たことなかったK-Ballet!

やはり一番見ているのはオペラ座のバレエなので、意外に今までチャンスがなかったのよね。
日本でバレエを見る時も、まずオペラ座バレエの来日公演から優先してチケット取っちゃうし、招待で観に行くときはロシアのバレエが多いしで。

でも一度は見ておきたい熊川哲也!
そして日本でバレエダンサーが、それだけを生業にしていけるシステムの元に構成され、世界の視点を取り入れて演出される舞台にも興味がありました。

一幕&二幕は、チュチュなどのクラシックな衣装ながら、暗めの照明とシンクロした色合いと少し変わった振付で、モダンな雰囲気を醸し出していました。
綺麗だな、丁寧に踊るな、とは思いましたが、外国人とのスタイルの違いはやはり感じてしまったかな。
踊るために筋肉は必要だけれど、特に男性陣はそのせいで重たくも見え、バランスが難しい。

あと、華と溢れるような感情表現、得意な技がダンサーによって顕著なことによる個性の強烈さは、海外(というかオペラ座)のダンサーに特有で、鑑賞する際の面白さに一役買っているんだろうな。
二幕の男性ダンサーはそれでも個性が垣間見えて、俳優業などでも有名な宮尾さんより、遅沢さんの踊りが個人的には軽快で好きでした。

そして三幕の目玉演目、ベートーヴェンの第九で、ついに熊川氏登場!
それも溜めにためて、最終幕の最終楽章で、キラ星のごとく派手に高速回転しながら登場なさいました。

いやぁー生きているうちに観られて良かった、いやむしろ「生きてて良かった」と思えるレベルの踊り、それが素直な感想です。

なんだか大変な衝撃を受けちゃったんですよね。
もちろんご本人の身体能力やテクニックもあるには違いないのですが、それを最大限に生かす、また巧い演出だったのですよ。

舞台に飛び出す時の勢いも、彼の高速連続ピルエットが続く中で幕が下りる幕切れも、最大限にダンサーの能力を生かすものだったなと。
現役の、しかもスター性のあるダンサーが芸術監督も手掛けると、こういう舞台が出来るんだなと。
オペラ座でも振付を行う年配のダンサーはいますが、芸術性、身体能力の追求に重点があって、全体演出と絡み合ったエンターテイメントの追求とはまた違うのよね……。

滞空時間の長いジャンプや、新体操かと見まごうようなダイナミックさ、自信の溢れるメリハリの効いたステップはさすがでした。

全力で飛んでいる感が出ていなければ、もっと良いなとは思いましたが。
全力で飛んじゃうと、音楽に遅れちゃうのと、ダンスとしての繊細さは削がれちゃうからね。
マチアス・エイマンの細かいステップみたいに、「ちょ、今さりげなくやったけど実はすごくね?」っていうのがカッコいい。
まぁ受けた衝撃としては、マチアスかそれ以上のものだったので、気迫や気合もやはり一役買っていたのかもしれません。

観客の心も彼が躍っている最中は前のめりになっているのを感じたし、その期待に応えることこそが存在し踊っている意義です!と言わんばかりのパフォーマンスがあり、幸福な等号が舞台と客席の間に引かれているのを実感しました。
誰もが得するこんな空間をプロデュースできてしまう力を持っている、やはりこれだけの評価に間違いはない、特別な人なんだなぁと恐れ入りました。

あっ第九は熊川さんですべてがぶっ飛んでしまいましたが、海や大地など自然の要素を題材にして、著名なソプラノ歌手の生歌も背景に、母なる地球讃頌に帰結する演出も、なかなか面白かったですよ。

また機会があれば、ぜひ見に行きたいなと思います。
非常に刺激をもらえる作品であり、パフォーマンスでした。

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2011/12/18 (Sun) クリスマス・アダージョ 2011

【東京オペラシティ】
東京オペラシティの写真は撮らなかったけど、幕間に飲んだシャンパンに、ロゴが入っていたのでこちらで…。




【Performers】

指揮:西本智実
歌:リー・ミード
歌:イ・ソジョン
オーケストラ:シンフォニエッタ・クラコヴィア


【SET LIST】(2011. 12.18 14:00)

<第一部>

・ミュージカル「オペラ座の怪人」より
"Overture"
"Music of the Night"

・ミュージカル「レ・ミゼラブル」より
"I Dreamed a Dream"
"Empty Chairs at Empty Tables"

・マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
・プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」より間奏曲

・ミュージカル「アスペクツ・オブ・ラブ」より
"Love Changes Everything"

<第二部>

・ハチャトゥリアン:組曲「仮面舞踏会」よりワルツ

・映画「ティファニーで朝食を」より
"Moon River"

・ジャゾット:アルビノーニのアダージョ

・「ミス・サイゴン」より
"Why God Why?"
"I'd Give My Life for You"
"Last Night of the World"

・チャイコフスキー:バレエ組曲「くるみ割り人形」より「花のワルツ」

・「ウィンター・ワンダーランド」

<アンコール>
「きよしこの夜」


**********************


というわけで、せっかくリー・ミードが来日して、しかもミュージカル・ソングを歌ってくれるんだから、行かなきゃ!ということで行ってきました。

曲のラインナップや、「情熱大陸」で見て気になっていた西本さんの指揮、そしてクリスマスの時期にクリスマスらしい曲目のコンサートという、見に行く理由が沢山あるコンサートでした。

結構ギリギリで席を取ったので、3階で、ステージ横から見るような位置になってしまったのですが、これはこれで新鮮!
なぜなら、オーケストラ1人1人の行動が丸見えなのです。
普段はオーケストラではなく舞台を見に行くことが多いので、オケピに隠れちゃっている部分が全てあらわに。
むしろステージの最前線よりさらに後ろ側なので、指揮者の一挙手一投足、そして表情まで全て堪能できる。
西本さん個人のファンだったら、この席は……というか、オペラシティはステージ後ろにも席があるので、そちらの指揮者堪能席がオイシすぎるでしょう。

上からオーケストラを見ると、躍動感や一体感が強く感じられて、まるでひとつの生き物のようで、ずっと見ていても飽きませんでした。
休んでる楽器担当の人や、指揮者並みにノッてるティンパニとかが面白かったです。

ファントムのオーバーチュアから幕を開けたコンサートですが、曲アレンジがカッコよかった!
リーが、Youtubeにもあげちゃってくれてますが、テンポが通常より速くて攻撃的。
このアレンジの音源、CDで欲しいもの。
曲のリズムに乗って、いちいち動きのキレがカッコいい西本さんも、“眺め甲斐”のある指揮者です。

リーMotNはまだ荒削りでしたが、マリユスクリスの曲は、さすがに年にも似合っていて、パワフルで良かったです。
ジョゼフでも声を最大限伸ばした時の芯の強さに見どころがあると思いましたが、存分に声を届けていました。

ただ、まさかの「きよしこの夜」で、“出”のタイミングを忘れるという。
そしてそれをものともせず(出を忘れた事実すら忘れたかと思わせる)、何事もなかったようにワンフレーズ遅れて出ていました。
直前まで歌っていた共演のソジョンの歌声に聞きほれていた(?)のか、遅れても何だか本人はボっとしていて、西本さんが「アレ?」と振り向きーの、ソジョンからも小突かれて促されーので、やっと歌い始める始末(笑)
この肝の据わりっぷりが、1万人の中から主演に選ばれた所以?

ソジョンさんは、ブロードウェイの「ミス・サイゴン」キムを演じた方。
声質そのものが好みと言うわけではありませんでしたが、彼女の声も芯があり、出すところは惜しみなくパワーがありました。
アジア人は骨格のせいで西洋人のようには歌えないんだ、と無理やり今まで納得しようとしていましたが、韓国人の彼女にあそこまで歌われちゃうと、もう立場ないよねぇ。
何で日本人のミュージカル女優は、ああいう感じにならないのだろ?

クラシックの間奏曲も馴染みのものが選曲されていて聞いていて楽しかったし、ウィンター・ワンダーランドではお茶目な演出もあり、「きよしこの夜」は一緒に歌わされ、2時間弱と尺は短かったですが、エンターテイメントとしてよくまとまったコンサートでした。

ところで今回初めて気づいたのですが、リー・ミードって、すでに妻子がいるのねー!
いつの間に!?てかJOSEPHの頃にはすでにいたのかしらん?

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2011/12/06 (Tue) 【Le Lac des Cygnes 】13 décembre 2010

パリ・オペラ座(バスティーユ)
ヌレエフ版「白鳥の湖」

【Opéra Bastille】

OB_LC1.jpg

Place Bastille


【Intreprètes】(13 DEC 2010 à 19h30)

Odette/Odile … Émilie Cozette

Le Prince Siegfried … Karl Paquette

Wolfgang, Le précepteur/Rothbert … Stéphane Phavorin

La Reine … Vanessa Legassy


2010年最後に見た演目がコレでした。あれからもう1年経ったのね…。
昨年暮れはやたらバレエを見に行く機会に恵まれ(国内で)、その締めは何故かひょっと本場に飛び、パリ・バスティーユでのヌレエフ版「白鳥の湖」でした。
12月のパリは寒かったなーしかし。

いや本当、クリスマス前のパリで、出たとこ勝負でバレエ見ようとするもんじゃないね。
チケット取れないの何のって!(笑)
寒空の下……ではないけれど、暖房も効いていないようなBOX OFFICEで延々並び、これもう無理じゃない?っていうところで、やっと1枚出ました。
もうこれが最後の1枚かってくらい待ったよ!
最高価格だったため、前に並んでいた人々が遠慮して私の元にやってきたチケット。

係員に、「65ユーロだよ?!いいの?!」って念押されたけど、あなた日本から来てココまで並んで、観ずに帰ることが出来ますか?!っていうか、日本で見るより断然安いから!
最低価格でチケットが出るのを待っている学生陣には申し訳なく思いつつも(余りチケットが出なかったら、そもそも売れないもんね)、チケット奪取で会場までダッシュ!(韻踏んだ)

ロシアバレエばかり見ていた時期だったので、まず改めてパリのバレエはスタイリッシュでモダンだなと思いました。
振り付けそのものはクラシックですが、舞台の作りや衣装が、シンプルで攻撃的。

「白鳥の湖」は、人生で初めてちゃんと舞台で見た演目ですが、それこそ小学生の時だったので、細かい演出までは覚えていません。
その後は有名なシーンだけ、DVDや、夏休みの子供向けバレエなんかで見るのみでした。

なので改めて、あぁこういう話だったか、と膝ポン。
ストーリーを追っていくだけでも面白かったので、正直ストーリーをしっかり伝えていてくれるだけで、キャストには満足でした。
久しぶりにパリ・バレエっていうのもあったしね!

エミリー・コゼットは、数年前パリでよく見ていた時から、名前に見覚えあり。
あの頃はまだ、ちょっと目立つその他大勢くらいのポジションだったので、今や堂々と主役を張っていることが感慨深い。
別に思い入れのあるダンサーってわけでもないのだが(笑)
バランス系は、実際吊られてますか?!ってくらい、人体の不思議を思わせる安定感。
一方で回転系は軸がブレ気味で、まだ技術を磨いている段階という印象も。
黒鳥よりも白鳥の似合うダンサーですね。

一方で王子役のカール・パケットは回転の軸が全くぶれず、ジャンプの着地が若干荒いくらい。
おそらく見たことのないダンサーさんだと思いますが、エミリーと合わせて「白鳥の湖」をラブ・ストーリーとして見るなら、天然で表現出来ている悲劇であり、美しさだなと感じました。

ただブラック・スワン的見地から見ると、物足りなさもあるかもしれませんが、そのあたりはステファヌが演じるロッドバルトがカバーしていました。
黒光りする羽根がたくさん付いた迫力ある衣装のせいもあるかもしれませんが、気迫とキレのある踊りがカッコよい!

「白鳥の湖」は尺の長いイメージがありましたが、自分側の気持ちの高ぶりもあって、あっと言う間に感じるくらいのめり込み、総じて満足度の高い公演でした。寒かったことを除けば……。

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nana

  • Author:nana
  • Would be always grateful that we somehow existed at the same time in a world's long history.
    My life has so much expanded after knowing you.
    Good bye, for a while and see you sometime.

    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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