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2009/05/29 (Fri) The Phantom 【Phantom】 NYC 2009

【The Phantom … Howard Mcgillin】

舞台:「ピーターパン」(国内ツアー、フック船長)、「Bounce」(ワールド・プレミア、Helen Hayesノミネート)、「蜘蛛女のキス」、「She Loves Me」、「秘密の花園」、「エニシング・ゴーズ」(トニー賞、ドラマ・ディスク賞ノミネート)、「The Mystery of Edwin Drood」(トニー賞、ドラマ・ディスク賞)、「Sunday in the Park with George」、「ラ・ボエーム」(NYシェイクスピア・フェスティバルにて、ドラマ・ディスク賞ノミネート)
ロンドン:「Anything Goes」(マック、メイベル)、
TV:「サウス・パーク」、「All Good Things」


phantom-howard.jpg

「Earlさんの 次に好きかも ハワード・ファントム」(一句)

さすがの老練ファントム、芸は完成し尽くして、安定の技・業・ワザ。
いつ誰が見ても満足度の高いパフォーマンスなんだろうなぁ。
そういう意味では、変化や成長が興味深かったEarlさんとは愉しむ方向性が違うっちゃ違う。
でもファントムの色みは、アールさんと似通っていたと思う。

どちらもすらっとした長身のファントム。そして面長(ウマ顔)。
手や顔が骨っぽい。笑うと優しい。

単に自分の好みじゃんか。←

キャッツのネコに絡まれてこの笑顔。
どの役者でも、ファントムメイクでの笑顔に弱いっす…。

NYC_Phantom_Cats_big.jpg

いやでもファントムのビジュアルも結構重要なのです。
正統派オペラの上手さでもお腹がプーさんだったらイヤだし、MotNではクリスと重なった時に頭1つ分以上は飛び出ていて欲しいんだもの。

要は似てます、2人。
Earlさんが年取ったら、ハワードさんみたいになるんじゃない?
よい年の取り方をしてる人だなぁーと思うので、アールさんも是非。(是非?)

ちなみに素。ろっ…老眼鏡かな?

howard-bust.jpg

いやぁーでも向こうのオジサマはやっぱりカッコイイよね。
この年でも「オッサン」じゃないもん。「オジサマ」だもん♪

アランの7歳年下です。
そんな人がファントムという役を演じる事実だけですでに、どんだけ私の中でクリティカル・ヒットしたことか(笑)
皆様分かっていただけると思います。えぇ。

ハワード・ファントムは、アールさんほど演技に細かいアレンジはないけれど、所作は余裕の美しさ。
勤続年数(?)に応じて余裕がありすぎて、ファントムのギリギリ感を削いでいたとも言えるけど。
カチカチしたブリティッシュにはないニャーニャーした発声は、米国英語で歌うから?
あとアールさんに感じた意地悪さ、英国人ならではのシニカルさは薄い気がする。

代わりに「私のクリスティーヌを持っていくなら仁義を通せ」的な真っ直ぐさ、そして娘を嫁にやるパパの寂しさ(笑)を感じました。
ラウルの俳優がディズニーに出てくる王子くらい分かりやすいビジュアルとキャラクター作りだし、ハワードさんの年齢も年齢だから、余計ファントムの“物悲しさ”が際立つのね。

あっちなみに知ってはいたけど、3重唱なし&抱っこなし。
まぁね、疲れちゃうんだろうけどね(笑)、あった方が好きな演出ではあります。
ファントム「まだオレは男だぜー」という主張が感じられるようで。

歌声はハワードさんもパワフルだけど、演技など全体も含めてみれば、やっぱりLondon Phantomsが熱いかなと思います。みんな若いせいかな。
その分不安定感やアンバランスさも持ち合わせているのだけど、それがそれぞれのファントムの個性になっている。

まぁそれはそれとして、王道ストレートな完成度の高いファントムだったHowardさんですが、さすがにもうそろそろ引退みたいです…。
Earlさんの時みたいに引退公演を無理して観に行くことはないと思うので、これが最初で最後のHowardファントムになると思うのですが、最後にすれ違えてよかった、

パパ・ファントム

21周年記念。
phantom-trio.jpg

ちなみにロンドン
ケーキのクオリティがこうもNY版と違うのはなぜ?
ラウルが排除されているところにも注目。
721032.jpg

ブロードウェイのファントムチラシには、ことごとくロンドン・ファントムの写真が使われていて、

もっとHowardファントムのビジュアルを残してあげてー!

と叫びたいです。
RaminファントムEarlファントムがチラシの中で入り混じっているし、まさかNYで懐かしのEarlファントムに会うとは驚き!(笑)

Brochureパンフも、以前お土産でもらったのと変わってなかったような…。
やっぱり本場ロンドンの方が、色々とお金かけてるのかなぁー。セットは古いけどぉー。

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2009/05/24 (Sun) The Phantom 【Christine】 NYC 2009

【Christine Daaé … Marni Raab】

舞台:「オペラ座の怪人」でブロードウェイ・デビュー。上海、ソウル、台北、香港で上演した世界ツアー版のクリスティーヌ(オリジナル・キャスト)。「キャッツ」(ハンブルグ公演)
地方公演:「マイ・フェア・レディ」(イライザ)、「回転木馬」(ジュリー)


raab-christine.jpg

遠目で見ると可愛い印象でしたが、素写真は意外と年いってそう…?
なんというか、申し訳ないほどクリスティーヌの印象が薄いんですね~これが(笑)

歌も他のクリス役者に比べ、飛びぬけて上手いと言うわけでもなく。
ものすごく若くてピチピチしたアニメキャラだったりするとありえる、「ファントムの中の人は普通にオジサンだけど、素で若い娘に戸惑ってたらいいのになv」っていう変態的な楽しみ方も出来ないし。
EarlさんLeilaはどんな会話してたのかなv的なね。
ジェラルド・バトラーエミー・ロッサムでもいいよ。
楽しみ方が完全に間違ってるけどね。(あれ、でも意外と間違ってなかったりして?)

ポワントではなくバレエシューズで踊ってました。明らかに踊れなさそうな人だし。
登場後すぐ、あれよあれよとアンサンブルに紛れていっちゃって、その後探し出せなかったのが自分的にショック。
女優さんの顔を見慣れてないせいだよね。きっとそうだよね。
それとも周りのバレエ・ダンサーたちがそんなに上手くなかったとか??

実はNY版を先に観ていた友人と一緒にロンドン版を観たとき、「ロンドン版の方がバレエ上手いよ」と言われていたのだ。
確かにプリマはロンドンの方が上手いと思ったけど、アンサンブルはレベルの違いを個人的には感じられなかったり。
まぁ私が間違ってるんだけども……その友人はプロでやっているので。

話がずれましたが、ロンドン版と違う!と思うところは全て、ラウルファントムなどの相手役俳優から誘引されている部分のみで、彼女自身の工夫の賜物とかキャラクターがあまり滲み出ていないように思いました。

PoNRとかMotNとか、ファントムしか見てなかった気がする…(笑)

が、クリスティーヌってそんなものかもね。
所作の美しさは追求して欲しいけど、さりげなくあって欲しいです。
基本、感情でぶつかってって欲しい。


【Monsieur Reyer/Hairdresser … Geoff Packard】
舞台:本作でブロードウェイ・デビュー、「Wicked」(国内ツアー)、「オペラ座の怪人」(国内ツアー)
TV:「Guiding Light」


こういう人好きですね~(笑)
主役でもなく、とくべつ味のある脇役として書かれてもいないのに、地味に良い仕事をしている役者さん。

芝居が細かかったです。
Romeの発音にこだわるシーンで、ピアンジの歌にあわせて指揮しながら自分も口パクで歌ってみて、Romeまできたところで、「ん、まぁ許容範囲か」とでもいうようにうなずく。
ロンドン版に比べるとかな~り若い役者さんが演じているのですが、将来的にはアンドレもやれそうだと思います、この方。

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2009/05/19 (Tue) The Phantom 【Girys】 NYC 2009

ラウルフレディ・マーキュリーみたいになってます。

rebecca-meg-ryan-raoul.jpg

【Madame Giry … Rebecca Judd】

舞台:「The Secret Garden」(Claire役)、「Sweeney Todd」(Mrs.Lovettスタンバイ)、「ガイズ・アンド・ドールズ」(Sarah Brown役)、「グリース」(Rizzo役)

マダムがその厳しさで笑いを取っていたのが、ロンドン版との違いでしょうか。
ロンドン版、特にHeather Jacksonさんは、本当に厳しいオバちゃま(失礼!)なので、観客すら怒られた気分になるのか、笑える空気ではないんですよね~。
私も初めてHeather版マダムを見たときは、映画のミランダ・リチャードスンとのギャップに「本気で恐いし!」と戦きました。
NY版は「Think of Me」の後、バレエ・ダンサー達に向かっての「あんたたちは面汚し!」で笑いが。

ルフェーブルが新支配人たちを紹介しようとするも、騒がしくてマダムに助けを求め、マダムが杖の一突きで静粛を取り戻す場面。
ロンドンでは空振りが多いというか「ポクっ」と地味な音で、初見の観客にはマダムが静粛を取り戻したと気付きにくいと思うんですが、NYは杖に仕掛けがあるのか、レベッカさんが上手いのか、会場中にしっかり響き渡る「ドンっ!」
ただマダムの神通力を示すシーンとも取れるけど、演出側としては笑いも期待してると思うので、このシーンのあるべき姿を見た気がしました。

アメリカ版は「えっ今の何だったの?」と観客を惑わす中途半端さが、一切排除されているように感じる。
観客に分かりやすく「シーン」の真意を伝えようとしている。
その割りに「ストーリー」がイマイチ伝わってないっぽいのが、不思議なんだよね~(笑)

ポイントポイントは絶対逃さないアメリカ演出ですが、全然ストーリーに関係ないところで印象派なロンドン版。
まさに上の写真のシーンですが、去り際、照明が消える直前のHeatherさんの所作は、暗転した時にハッキリ印象が残るよう、工夫されているなぁと感心します。
絵的な美しさ、俳優としての所作のこだわりが感じられる。
アメリカ版はそういうところは、なぁなぁで進んでいくような。
ラウルが湖に飛び込むシーンも、ロンドン版のラウルsは、どうしたらカッコよく見えるか研究している気がします(笑)


【Meg Giry …Polly Baird】

アメリカン・バレエ・スクール卒。17歳の時「オペラ座の怪人」でブロードウェイ・デビュー。ナショナル・ツアーでメグを演じる。

あまりロンドン版と差がない役です。
どこの文化の人がやっても、同じような印象になる役なのね。

クリスティーヌの楽屋でマダムに「あなたダンサーでしょ」と怒られた後、「Rehearsal, always rehearsal」と一人ごちていたのが、ロンドン版と目立って違う箇所でしょうか。
ロンドン版では、最も大げさにリアクションする役者でも表情のみの演技で終わるこのシーン。
日本版もメグのセリフが入ります。
日本版にセリフが入ったのは初演女優さんのアドリブによるものらしいので、その方はブロードウェイ版を観て研究したのでしょうね~。

メグの役に限らず、他にもつぶやき程度で、London版では言ってないセリフがちょこちょこあった気がする。
逆にNY版で言っていないのにロンドンでは言っているというものはなかったかな。
アラン・リックマンコリン・ファースがよくインタビューで「脚本を重視する」と言っているけれど、ここにも英国演劇界の脚本崇拝主義が窺えて、ちょっと面白い。

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2009/05/18 (Mon) The Phantom 【Raoul】 NYC 2009

【Raoul, Vicomte de Chagny …Ryan Silverman】

舞台:「Music in the Air」(Karl)、「Encores!」、「Cry Baby」(Cry Baby u/s)、「The Most Happy Fella」(Al)、New York City Opera、「West Side Story」(ロンドン公演、シカゴ公演、International Tour、Tony役)、「マンマ・ミーア!」(ラスベガス公演、スカイ役)
ツアー:「オペラ座の怪人」(ラウル)、「ウィキッド」(フィエロu/s)


raoul-ryan.jpg

おー!デカラウル THE パート2!

でもマイケルみたいな、スラっとした小顔のモデルタイプではないの。
CHICAGOのダンサーにいそうなムキムキのマッチョ・ラウル
背がデカイだけならまだしも、筋肉もモリっと付いちゃって首も詰まってるし、スーパーマンみたいだよ~。

ちょっとね、私の中のラウルとはイメージが違うかな(笑)
私の中のラウルは、流行りの草食系だから。ライアンはガッツリ肉食系だから。
素写真も、綺麗な顔なのに好みではない…。

ryan-bustshot.jpg

でも芝居と歌はかなり安定していました。
声量はある一方で、ファントムとのバランスも損なわれていなかったし。
それぞれの力量が一定レベルを超えていて、なおかつ役者同士のバランスもしっかり取れているからこそ、この完成度を保っているのでしょうね。
ロンドンはたまに、力量はあっても全体のバランスが無視されたまま、改善されずにOnstageなことあるからね。
まぁマイケルだけどね(笑)

ロンドンラウルsにあってRyanにないのは、フレッシュさでしょうか。
声が太くて年季が入っているので、ファントムやっても似合いそうなのね。
青年らしい一生懸命さや若さが足りなくて、ちょっと余裕が感じられちゃう。
ほら、マイケルファントム泣かせな大音量も、一生懸命さの表れとも取れるワケでして(笑)
David Shannon以外のロンドンラウルは、若さや可愛い未熟さが際立っていて、暴走してる感じがたまらんの。

ライアンは、「ファントムなんて余裕だし。火なんて熱くないし。オレ空だって飛べるし!」っていうスーパーマンが変身した後の綽々とした感じが、あんまり可愛くない。<っていうかスーパーマンじゃないから!

まぁそれもこれも、ファントムを演じる俳優に合わせた成熟度で、ラウル俳優も選ばれているからだろうけど。
今ロンドンのキャストは、主役からしてどんどん若返っているものね。
ロンドンを拠点に活動していたら、ライアンは今頃ファントムだったかも。

でも演技はやっぱり自然。
「Think of Me」クリスティーヌの楽屋を訪ねる際の、マネージャー陣への切り出し方とか、ワインボトルの奪い方が、豊かな演技だった。

あとカーテンコールは、とってもアメリカン。
ロンドンではラウルがクリスの手にキス。
ニューヨークでは、2人がホッペにキスし合い。
もしフランス「オペラ座の怪人」が上演されたら、ラウルクリスはカテコでディープキスをする気がします。

あと直接ラウルというキャラクターには関係ないのですが、メモ。
マスカレードで、ラウルが催眠術にかかったメグたちに行く手を阻まれて惑わされている時、シンバル猿の軍団が「イヒヒヒヒ!ウヒヒヒヒ!」と、これ見よがしに不気味に笑っていたのが印象的。
ここはロンドンでも取り入れればいいのにーと思いました。

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2009/05/13 (Wed) The Phantom 【Managers】 NYC 2009

Monsieur Firmin …David Cryer(左)
舞台:13年以上ブロードウェイで活躍し続けてきたベテランである。「エヴィータ」(ペロン役。1000公演以上演じる)、「アリ」(アリ役)、「Come Summer」
映画:「アルカトラズからの脱出」、「アメリカン・ジゴロ」
TV:「ダラス」、「ワンダー・ウーマン」、「マジシャン」、「Spenser: For Hire」、「Law & Order」

Monsieur André …George Lee Andrews(右)
舞台:「A Little Night Music」、「Sondheim:A Musical Tribute」
CD:「Starting Here, Starting Now」(オリジナル・キャスト)

NYC_andre_firman.jpg

アンドレフィルマンもどっちもおじいちゃんで、時たま見分けがつかなかったり(笑)
たいていはアンドレが目に見えて若いことが多いんですけれども。
ヴィジュアルで差をつけてきて、ひと目で分かりやすくなってることも多いんですけれども。
背丈も同じくらいだし、髪型もどっちもモジャモジャしてるし、声も似てるし歌もどっちも上手いし。

まぁ、写真で見ると一目瞭然ですけどね(汗)
アンドレは、たまにモノクルをかけてました。
眼窩に直接レンズをはめる、彫りの深い顔にのみ許されるあのめがねです。

この2人には、アメリカの演技に対する姿勢が歴然と出ていたと思う。
舞台然としたイギリスに比べ、自然な演技。
映像文化の国なんだなぁと改めて感じ入ります。

コメディ向きの演技なので、脚本で用意されたお笑いシーンはくまなく活用されていたなぁ。
アンドレ「バレエ!」のくだりも、かなり間を取っていたし。
またお客さんもガッハガッハ気持ちよく笑うしね~(笑)

基本的にはロンドン版初見のリチャードさんの安定感(歌唱力、存在感ともに)を2人とも持っていて、そこに後のSam HillerJamesさんの演技を柔らかくして足した印象です。
この2人のおかげでしょうか、舞台全体のテンポがよく、不自然な間が一切といって良いほどなかった。

流れとしてはアメリカの方が見やすくて、ただ一瞬一瞬を切り取ると絵になるのはイギリス版なんだよね。
これはマダム・ジリーにも感じたのだけど。
っていうのを舞台写真が如実に語っていたので、見比べてみてください。
上の写真と、Sam Hiller & James Barronバージョンを。

アメリカ版は何気ない会話の一瞬を切り取ったかのようなナチュラルさ、イギリス版はこの1枚が多くを物語っている雄弁さ。不思議だね~スゴイよね~(笑)

アメリカはシチュエーションを演じることに、イギリスはキャラクターを演じることに、それぞれ重点が置かれているからでしょうか。
すっごいツマンナイ映画でも、「この役なんか味あるな」と思うとイギリスの俳優さんが演じていたりすることも多い。
キャラクター俳優の多産国たる所以が、ちょっぴり分かった気がします。
逆に米俳優のシットコムの華麗さにも惚れるけどね~。

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2009/05/10 (Sun) The Phantom 【Carla and Piangi】 NYC 2009

NYC_carlotta_piangi.jpg


【Carlotta Giudicelli …Janet Saia】(Under Study)
舞台:「回転木馬」(Mrs.Mullin)、「キャッツ」(グリザベラ)、「42nd Street」(ロレーヌ)、「Martin Guerre」(カトリーヌ)

Under Studyでしたが、最近ロンドンでもパワフルさが十分なカルロッタに出会っていないので、遜色はありませんでした。
現ロンドン・カルロッタと同じく、細身の綺麗なお姉さん。
1stは写真のように、たっぷりしたオバちゃまタイプ。

演技も今のロンドン・キャストによく似て、細かく大げさで分かりやすい。
むしろアンドレの誘い方はロンドンよりもあからさまで、投げキッスしたり、スカーフはアンドレの首絞めそうだったり(恐)、色目使いもハンパない。

結構それが普通に色っぽくて、カーラとピアンジのコンビはレミゼでいうところのテナルディエ夫妻なのに、あんまりヨゴレてない、みたいな(笑)

「She’s Mad」で笑いを取ってるところ、久しぶりに見た気がします。
イル・ムートであからさまにドン・アッティリオのキスを避ける演技は分かりやすく作っていてさすがでしたが、クリスティーヌとの絡みは何だか適当でした。もっとメリハリがあっても良いかも。

たぷたぷした体型ゆえに動くだけで笑いを取るカルロッタは多いですが、綺麗なお姉さんタイプでも笑ってもらえるのは、アメリカならでは?


【Ubaldo Piangi …Evan Harrington】
舞台:「アベニューQ」でブロードウェイ・デビュー、「The Music Man」(National Tour)、「Into The Woods」、「The Full Monty」、「Sweeney Todd」、「The Pirates of Penzance」、「Oliver!」(Mr.Bumble)、「Titanic」(Hartley)

今回のキャストで唯一、歌が残念だった。
一番の難所「ハンニバル」の高音のばしで音がかすれちゃったり、力任せに出している感じで、細かい調整が出来ていないような。若いからかしら。
この役はやはり、ロンドンのRohanが一番安定感があります。

最近のRohanがRoutine的にやっている(笑)象オチは、かなり大げさかつ丁寧で、大きな笑いを引き出していました。
逆に「Amateurs!」なんて、Rohanほど趣向を凝らした言い方でもないのに笑いが……
アメリカの観客は、一度「笑いを取る役目」っていう烙印を押したら、後はもう何やっても笑いますね(笑)

そういえば象さん、ロンドンより大きくて表情が可笑しかった。愛嬌があって可愛い。
裏向いた時のカードゲーム、台座が高くて天井は低く、体格のよい舞台俳優さんとしては、何だかやりにくそうでした。

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2009/05/08 (Fri) The Phantom 【STAGE】 NYC 2009

PICT1512.jpg

劇場内の照明は、ファントムマスクに並ぶ本作のアイコンを意識したようなミニチュア・シャンデリア
開演のお知らせもブザーではなく、このシャンデリアがチカチカ点滅します。
そう、まるでファントムの仕業みたいに。
こういう細かい演出は、さすがディズニーランドを作った国だなぁと感心(笑)

ロンドンと違って皆写真とりまくりな上にスタッフも何も言わないので便乗。
PICT1506.jpg

劇場は、Her Majesty’sよりは大きめ、座席も少しゆったりめ。
シャンデリアも心なしか大きくて、セットが新しい感じ。
最近ロンドンも衣装が新しくなりましたが、ブロードウェイも一緒に新調したのか、それともこの色合いで最初から通してきたのか、Londonと同じ鮮やかさでした。
そういえば、マスカレードのメグの衣装やら、Londonと少しデザイン違う?っていうものも。

オケと録音のズレも気になりませんでした。
これもロンドンと同じタイミングで直されたのか、元々ハイクオリティだったのか……
オーケストラが違うだけでこんなに音の印象が変わるもんかな~というくらい、音楽的に重点を置いているところがそれぞれ違うと思います。(ちなみに日本はLondon寄り)

ブロードウェイ版はとにかく、シンセサイザーとギターが強い。
特にタイトル・ナンバーは、映画版でもそこまで目立たない鳴きのギターが、歌声と張るくらい際立っている。
歌の印象は若干弱くなりますが、ギターメロディの切なさが強調されるため、全体のアンサンブルとしては聴き心地が良かったです。
ロックミュージカルなんだなーと改めて思う。
ただし1幕最後など、クラシック楽器のみでメリハリをつけるところは、ちょっと尻すぼみで弱かったかも。

まぁ一番の違いはやはり、お客さんのノリですかね~…。
アメリカもイギリスも、「オペラ座の怪人」という演目には観光客が多いはずで、ということはそんなにリアクションに違いが出るとも思えないんだけど、違うんだよねぇ、これが(笑)

PICT1511.jpg

シャンデリアが上がっただけで拍手が起きた時は、正直ビックリしました!
舞台装置スタッフが、これほど報われた瞬間もないでしょう(笑)
マスカレードの始まり、階段が照明でキラキラしているシーンでも、その美しさに拍手が起きました。
何かもう反応が全て素直なので、今は見慣れてるけど、初めての時はどこに感動したっけ?っていうのを追体験できました。

ちなみに「All I Ask of You」ラウルクリスティーヌがキスしたところで、ヒューヒューと歓声があがり、ここでも拍手起きたからね。
Dirty Dancingのセックスシーンか!っていう……でもあの歓声でちょっとラウルは演技がノってました(笑)

さらにいうとクライマックスの、クリスによるファントムへのキスでも歓声と拍手起きちゃいました(苦笑)
ラウルのキスと意味違うから!そんなおめでたいキスじゃないから!そこは違うから!って心の中で叫んでしまいましたが(笑)

なんか…特別ノリがよいお客さんだったんですかねぇ。
それとも、いつもこんな感じなんですかねぇ。
その割りにカーテンコールは1、2回であっさり終わるんだよねぇ。ふしぎだよねぇ。

国旗なめキャスト・ボード。
PICT1509.jpg

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nana

  • Author:nana
  • Would be always grateful that we somehow existed at the same time in a world's long history.
    My life has so much expanded after knowing you.
    Good bye, for a while and see you sometime.

    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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