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2007/01/05 (Fri) 2006年見た映画 BEST10+α!

去年の結果は→2005年見た映画ベスト5!

2005年の結果は、「その世界そのものにはまってしまったもの」ゆえに「何度でもリピートできる作品」というのがキーになって選んだ感がありますが、今回は素直に、鑑賞後の衝撃や余韻で選んだもの。
自分のツボとかがあまり関係ないので、他人に勧める時に逆に自信が持てる作品群かもしれません。


1位『戦場のアリア』
人間て、こういう生き物だったはずだよね。愚かだけど、記号化はされてない。
フレンチ×スコッチ×ジャーマントリオコントが愛らしかったです。
日本人も含めてだけど、ホント面白いよね、国によってキャラが違ってくる現象って。


2位『約束の旅路』
今年観た映画ではほとんど泣いてないのですが、この作品には瞳を濡らしました。あざとく狙っているわけでは、まったく無いのにね。
唸りとも叫びとも取れぬラストシーンが圧巻。
母の愛は大地を超え、時をも越える。


3位『マッチポイント』
最近は芸術というよりメディアの一端であるような使われ方も多い“映画”
でも映画とは本来こういうものかも…と、この作品を観て思いました。
最初に見た時が一番衝撃を受け、2回目以降にはその衝撃は二度と味わえないかもしれない。
でもだからこそ、公開された当年の上位に入れておきたい作品。


4位『Snow Cake(原題)』
ふと気が緩むと、本作と『パフューム』をワンツーフィニッシュにしてしまいそうになる自分ですが、ここは公平に冷静に(笑)
でもまぁ正直、今年観た中でもっともリピートしたい作品は本作です。
飽きるまで観続けたい。そして永遠に飽きない気がする…(笑)


5位『DEATH NOTE デス・ノート[前編]』
「邦高洋低」と言われた2006年。
確かにアメリカで受けるような映画(特に惰性で作られたようなアクション映画)には、食傷気味になっていたのも事実。
ジブリキタノとは違う意味だけど、これもまた日本らしい雰囲気を持った作品ではあると思う。
とかいってL役の松ケンにハマっただけだったりして…だったりしてー…。


6位『プロデューサーズ』『プラダを着た悪魔』
今目の前にある自分の生活を円滑にしてくれる、気持ちを晴れやかにしてくれる、努力するためのエネルギーをくれる映画というものがあります。そういう映画もまた偉大なり。
『プラダを着た悪魔』メリル・ストリープには(本人が望むなら)何か賞とって欲しい。


8位『輝く夜明けに向かって』
ラスト5分にすべてが詰まっている。それを見せるための101分。


9位『パフューム』
今の私に響いたかどうかと言われると、上位作品にあったものが無かったからこの順位なだけで、作品としての出来や質は大変高いです。


10位『嫌われ松子の一生』
やっぱり中島ワールドが好き。似た色合いの『さくらん』も見たくて見たくて…。
まーげてぇ、のばぁして、お星様に届こう♪…この歌泣けるのですが…。
舞台化するんだっけ?したんだっけ?そういう話が出ただけだっけ?
うまく作れば、ドラマティックな舞台になると思います。


正直6位以降は順不同って感じですが…。
次点は『DEATH NOTE デスノート the Last name』、『ブラウン夫人のひめごと』、『GOAL!』など。
今年は去年に比べ盲目的にハマった!ていう作品は無かったですが、1、2、3、8位など、余韻まで強烈な作品は多かった。

<番外>
去年でいう『プライドと偏見』に当たる作品たち。
個人的に思い入れが深くて、ランキングでの位置を決めかねる、またはランキングには入らなくても、他とは別に明記しておきたい作品。

『ナイロビの蜂』…個人的にはちょっと苦い思いも残ったりしたけど、作品に罪は無い。

『M:i:Ⅲ』…初夏はこれ一色。トムはどこまで行くんだろう。

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2007/01/04 (Thu) 2006年劇場鑑賞ムービーリスト

最後の作品を無理にでも書き終えたので、2006年1月~12月まで劇場で鑑賞した作品をここで総括。
キリの良いことに、ちょうど50本
感想をアップしている順番は前後していますが、鑑賞順に素直なのが今回のリスト。

飛行機内で観た作品&欧州現地で見た作品は、たとえ日本公開が2007年以降であっても、2006年観たものとして入れています。
これは試写もしかり。

ちなみに一昨年2005年のリストはこんな↓感じ。上のルールに倣ってるので、2006年公開のも入ってるです。こちらのリストで原題になってるものも、時を経て劇場公開orDVDリリースされたものが結構ありますね~。

2005年に見た映画 vol.1
2005年に見た映画 vol.2

2006年初期公開DVDで観たものについては迷ったのですが、DVD作品の劇場公開日をあまり明確に把握してないうえに調べるのが面倒くさいので(ナニ!?)、除外しました。

この後にアップする個人的なランキングに入れたい作品はもちろん、それ以外でも良かった作品は赤字&感想ページリンク有りです。


【1月】
・レジェンド・オブ・ゾロ (濃い、濃い、KOI!)

【2月】
・フライト・プラン (予告編が面白すぎ。ピーターさんはどっちつかずに見せるのが上手い)
・ジャーヘッド (『フルメタル・ジャケット』のイラク版)
・有頂天ホテル (みんなカワイイ!三谷幸喜が一番カワイイ!)
・ナイト・オブ・ザ・スカイ (パリ上空をもっと飛べば良いのに)
・神話/MYTH (ジャッキー・ワールド初体験)

【3月】
ナイロビの蜂 (トゥルカナ湖をこの目で見たい)
プロデューサーズ1 (拍手を抑えるのに必死)
・ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン (50セントを見直す)
・インサイド・マン (タイトル通りのオチ。クライブの顔が7割がた見えないのがミソ)

【4月】
・ナニー・マクフィーの魔法のステッキ (エマトンの前歯はネタ…?)
・V フォー・ヴェンデッタ (破壊されていくロンドンが悲しかった)
RENT/レント (DVDを観てメイキングの方に感動。イディナがモテモテ)

【5月】
戦場のアリア(ダニエル・ブリュ―ルが大人になった!)
プラハ!(ガールズパワー全開!映画の構成と歴史のシンクロに感服)
GOAL!(続編製作がちょっとトラブってるとか…?)
・夢駆ける馬ドリーマー(今年はダコタちゃんと動物がよく交流しましたね)
・ダ・ヴィンチ・コード(ローズラインを踏みに行ってしまいました)
・ブロークン・フラワーズ(ビル・マーレイの間の取り方は天才)

【6月】
M:i:Ⅲ(このタイトル、正式名称を追求すると意外にややこしい。アルファベットは半角、「:」は全角とか。リンク先はトム関係記事がついてきます)
・ユナイテッド93(ラストの画が目に焼きついて離れない)

【7月】
・ポセイドン(The特徴のない男・ジョシュがみどころ)
DEATH NOTE デス・ノート[前編] (L役の松ケンが今アツい。前後編あわせてリンク)
・ワイルド・スピードX3 TOKYODRIFT(勘違いジャパニーズ炸裂★)
・パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト(帰ってきたボッさん)

【8月】
・この胸のときめきを(子供がTrop Mignon)
・ブラック・ダリア(フィオナ・ショウさん、今年ロンドンで舞台に立ちますね!やた!観れるかも!? 観るぞ!)
・X-MEN ファイナル・ディシジョン(戦うおじいちゃんたち。スピン・オフに期待)
・ワールド・トレード・センター(身体が、耳が、痛かった映画)
ブラウン夫人のひめごと(ニコライがカッコいい。作品としても面白い)
マッチポイント(ウディ爺に度肝を抜かれる)
・マイアミ・バイス(テレビシリーズを見よという反省点)
・スーパーマン・リターンズ(ハゲと口に出してしまう子供に罪なし)
・ありふれた愛のお話(フランスらしい映画)
・サッド・ムービー(お涙頂戴、お金も頂戴?)

【9月】
・ナチョ・リブレ(ジャック・ブラックはもっとはっちゃけても良い!)

【10月】
・カーズ(アニメは特に好んで見ないけど、意外に面白かった)
嫌われ松子の一生 (最高!サントラ早く借りてこなきゃ!…ここらへんからFC2の障害で記事落ち発生。こちらももうありませんでした凹)
・The Break-Up(原題)(DVDスルーするっぽい…)
・もしも昨日が選べたら(正統派アメリカンコメディ)
・Just My Luck(原題)(正統派アメリカンラブコメディ)
パフューム(アランの娘にしてください)
プラダを着た悪魔(女性の仕事とプライベートの両立について考える。これも記事落ちでリンク出来ず…)
Snow Cake(原題)(必見!アランファンひっけん!DVDマスト買い!)
・不都合な真実(ゴアおじさんの教育テレビ)

【11月】
DEATH NOTE デスノート the Last name(藤原くん1人シェイクスピアの巻)
・シャーロットのおくりもの(ミニぶたブームは私の周囲のすごい狭い範囲に到来しました)

【12月】
約束の旅路(ある意味で超大作)
・ドリーム・ガールズ(ジェニファー・ハドソンGG賞受賞!)
輝く夜明けに向かって(良心の詰まった映画)


<2006年見逃して痛い作品>
『007/カジノロワイヤル(2006)』『敬愛なるベートーヴェン』ですね…。この2つはDVDじゃなくて、劇場で観たい!
まだ間に合うかしら。

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2007/01/03 (Wed) 【Snow Cake】(原題)

出演:アラン・リックマン、シガーニー・ウィーヴァー、キャリー=アン・モス、エミリー・ハンプシャイア
監督:マーク・エヴァンス
製作年:2006
製作国:イギリス、カナダ
SCPosterdeutsch.jpg

ドイツのポスターが一番好きなのでドイツ版を。
やっと書き終わった本作の感想(?)、長いです。筆力無いから。
あと、ネタバレ回避のため本文を読まない方も、一番最後のオマケだけは読んでくだせぇ!(笑)


海外でも小規模公開でしたが、日本はDVDスルーでしょうか?
日本版DVDの製作すらスルーされそうで怖ひ…。
まぁ今の時代、どうにかすれば観られない映像作品なんてないので、アランファンは是非観てください!(笑)

出演者がかなりプロモーションを頑張っていて、それでも各国の公開は危うかったと言うべきか、その頑張りがあったからこそベルリン映画祭のオープニングを飾れたというべきか…。
とにかくちょっと苦戦した感が、イギリス公式サイトの手作り感あふれる様子からも窺えます…。

そんな本作は、ひいき目が入ってることは否めませんが、でも悪くないですよ。

…ちなみに贔屓目を全開にしますと、この映画、最高っすよ!!!!(笑)
リックマニア的に見どころがありすぎて、もう何から語ればよいか分からないほど。
世間的には「シガーニー・ウィーヴァーの映画」という位置づけっぽいですが、アランが狂言回しなので、登場比率としてはダントツ。
トレイラーやスチールでもかなり出てますが、色んな表情や仕草のアランが楽しめるうえ、あんなことこんなことをしちゃうアランが堪能できる、かなりオイシイ作品となっております。
最初のショットがアランの寝顔@飛行機ですから…。そんでもって締めも朝日を受けるアラン
アランで始まりアランで終わる映画。誰の差し金でしょう♪

アランアランうるさいんだよ!って怒鳴られても、まだ語るよ(笑)

あと彼の萌えポイントとして「うんざり」っていうのがありますが、この作品では何度もうんざりしちゃうアランさん。
わが道を行くヒッチハイク娘に舌戦でしてやられたのもそうですが、本当のうんざりはそこから。
交通事故でヒッチハイク娘の命を奪ってしまい(そのシーンは結構ビクッと来る)、その母親(シガーニー)を訪ねていったところ彼女は自閉症で、自分の思うとおりに事が運ばないと癇癪を起こす。

キッチンには立ち入り禁止区域あり、ワードゲームのルールは彼女自身、マットは常にまっすぐ、同室のベッドで寝るのは禁止(手を出したら銃で撃つという条件付きで後に許可)などなど…。
ラジオいんたぶアランさんが演技の化学反応について語った時、例に挙げていた「道を渡る」シーンでは、笑えるくらいピシャリと叩かれていたし(笑)

でも、どことなく影を背負うアレックス(アラン)が、マイペースなリンダ(シガーニー)の奔放な行動に癒されているのも事実で、邪気の無いピュアな笑顔と涙アランから引き出してくれています。

「オーガズムって知ってる?」「あぁ……、まぁ……覚えがないことはないけど……」と、無邪気なシガーニーの過激な言動にタジタジの英国紳士なアランという構図に、劇場ではたくさん笑いが起きていました。

映画全体として、小作品ならではの味わいが良いことは良いんですが、ちょっと惜しいなと思う点も。

先述の通り、アランとシガーニーのやり取りはなかなか笑えて面白いのですが、キャリー=アン・モスの存在にイマイチ説得力がないような。
アランと彼女の役どころが、かなり唐突に接近しすぎるんですよね。
シガーニーアランの関係の純度を保つため、またアランが心情を吐露する相手として絶対必要な役どころではあるのですが、もう少し自然な成り行きがあっても良かったんじゃないかなと

「あなたは美しい」とか初ディナーで言ってる側から、もうすぐにベッドインしちゃう。
何でそこまで行動が早かったかというと、彼が彼女に対してある勘違いをしてたから。
イギリスで実息子を亡くしトラウマを抱えてた様子とかから、SEXはご無沙汰してて、見知らぬ土地で解放されて、勘違いから「彼女が相手なら」と思ってしてしまって、それをきっかけに仲良くなったんだろうけど…。

いいんだけどさ、なーんか無理やりな気がするんだよね。
英国紳士なキャラ設定が違和感を持たせるのか?
で、その後セフレ以上恋人未満な関係を続けて、何度も逢瀬を重ねる様子も…アラン好きとしてはオイシイですが、本当に必要なシーンなのか? 微妙なところではある。
そういう関係を持たなくても成立しそうだし、むしろシガーニーが相手でも別にいいじゃんって思うのね。(それはダメ?)

で、キャリー=アン・モスという美しくて若めのお姉さんがキャスティングされてることも考えると、そしてアレックスという役が、アランに当て書きされたことを考えると…

「狙ったんじゃないかな」

って思えてきちゃうわけです。ここを「狙う」気持ちは、ファンとしてすごく良く分かるだけに(笑)
普通の観客はそんなこと思わないだろうし、別にファンとしては狙って書かれても楽しいわけですが、作品としては勿体無いと思ったの。
物語自体は後味も良いし、張り詰めた雪国の空気も肌で感じられるし、好きなタイプのものだけに。

ふぅ。
アランの出演作品、特に主演作品って感想が書きにくい(笑)。
アランがどうだったかに偏りすぎて、焦点が絞りきれない。
ハリポタくらいの露出度だったら、まだ書きやすいのに。

最後に書き忘れたこと思い出した。
もう今は無くなってしまったBBSでも書いたことありますが、何作かを除いて、もはや出演映画を見ても、なかなか役としてアランを見ることができないんですね。本人には申し訳ないなぁと思いつつ、アランはアランと認識してしまう。(でも年を重ねるにつれ、演技の癖が色濃くなった印象も拭えない…)

でもこの作品に関しては、本人のイメージに近いキャラクターであったり、あるいはカナダの小さな町でノビノビ(たらふく?)リラックスした撮影だったせいか、劇中の役とアラン自身のクロスが良い方向へと導かれ、相乗効果を生み出していたと思う。

ちょっとクサいシーンもないことはないし、もう少し自然な展開の描き方も出来たかもしれないけど、but the film itself was so "dazzlious" and Alan was more than "dazzliest"!?


<オマケ>
意外なところで日本との繋がりが…。
いきなり日本語が流れてきたのも驚きですが、映画の雰囲気とのギャップにもびっくりだった、それは…

物語のキーアイテムとなり、劇中幾度も流れる「のってる音頭」
海外ファンの間でも話題になっていた「Notteru Ondo」

私自身は知らなかったのでネットで調べてみたら、やはりというか、ドリフターズ(笑)
これ↓だよね、きっと!?

ttp://www010.upp.so-net.ne.jp/igex/drif1.htm(個人ページぽいので頭にhで)

しかも「ミヨちゃん」のB面って……、B面かよ!(笑)

監督もしくは音楽担当班は一体どういう変遷を辿って、“シガーニー・ウィーヴァーがのってる音頭にノッてる”(&それを見つめるアラン)という、何かすんげーシュールな映像を撮るに至ったんでしょうか?

そこらへんの事情をつかんだ方は、是非ご一報を!

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2007/01/02 (Tue) 【Va, Vis et Deviens】(約束の旅路)

出演:ヤエル・アベカシス、ロシュディ・ゼム、シラク・M・サバハ
監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
製作年:2005
製作国:フランス
vavisdeviens.jpg

3月10日より公開。

原題は英語に直訳すると『Go, Live and Become』になるフランス語。
このタイトルがまさに映画の内容になぞらえて付けられていることが、実際見てみるとよく分かる。
1人の少年の半生を、「Go」パート、「Live」パート、「Become」パートの3部から構成したような作品。

丹精こめて、丁寧に作られた映画。「秀作」と呼ばれるにふさわしい作品だと思う。
140分と最近の映画にしては長尺だけど、1人の人間を通して見た時代や社会情勢というものは、やはり中身が濃くて見応えがある。

日本のポスターフランスのポスターはかなりコンセプトが違っているのだけど、どっちも本作の一面として正しいものを表現しているんだよね。(ちなみに日本のビジュアル・コンセプトはこんな感じ
フランスは主人公とその周りの人々の関係(どことなく日常の可笑しさ、コメディ要素も感じられる)に重点を置いているし、日本は社会状況とその中で生き抜くための「愛」に重きを置いている感じ。

この作品、私はラストに向けてボロボロ泣いてしまったのだけど、途中には声を出して笑えるシーンも散りばめられているし、とはいえラストの衝撃的なシーンはエンドロールが終わってからすら余韻が抜けきらない。
とにかく相当多くの要素が一つの映画に詰込まれていて、それでも破綻していない巧緻を極めた作品。

こういう映画で日本に入ってきていないものって、きっと沢山あるんだと思う。アメリカでも難しいかも。
映画産業って、俳優&監督のギャラや製作スタジオに関しては華々しいけれど、配給に関しては逆で、どこもいつ潰れてもオカシくない状況が普通だから(製作も兼ねている所は別)、なかなか全ての作品を日本に持ってくるのは難しいけれど、こういう作品が日の目を見るようなシステムを国単位で作って欲しいなぁ。
アメリカは映画大国だから色々整ってはいる一方で、あまりに産業化し過ぎている。フランスくらいのシステムが丁度良いと思うんだよね、良質の作品が観客の目にたくさん触れると言う意味では。

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2007/01/01 (Mon) 【DREAMGIRLS】(ドリームガールズ)

出演:ジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ、ダニー・グローヴァー、アニカ・ノニ・ローズ、ジェニファー・ハドソン、エディー・マーフィー、ジョン・リスゴー
監督:ビル・コンドン
製作年:2006
製作国:アメリカ
dreamgirls.jpg

2月17日公開。

「コーラスライン」マイケル・ベネット演出・振付で1981年にブロードウェイ開幕トニー賞13部門ノミネート、6部門受賞を果たしたミュージカルの映画化。

ビヨンセが10kg減量して役に臨んだとか、エディー・マーフィーが先頃亡くなったジェームス・ブラウンをモデルにした役を演じたとか、アカデミー賞候補の呼び声高いとか、ゴールデン・グローブ賞ノミネートとかで話題になってますが、一番スゴイのはエフィーを演じたジェニファー・ハドソンです。

「アメリカン・アイドル」出身のその歌声は、誰よりもパワフル。誰よりも伸びやか。誰よりも表情豊か。Scene Stealer=場面泥棒とはこのこと。
ビヨンセ自身も「もしかして私ったら、ジェニファーのせいで霞んじゃったかしら?」って心配してたそうですが、まぁどこの批評見ても、特に日本のものは、ジェニファーべた褒め(苦笑)

ビヨンセも悪くはなかったのだよ。やっぱりお人形さんみたいに美しかったし、最後のジェイミー・フォックスに向かってぶつけた「あんた何にも分かってないのよ!」って歌はド迫力だったし。

でもジェニファーは新人だから驚きを持って迎えられたせいもあるかな。あと芸能界ドロ沼の中で、一番目立つ役どころでもあったしね。
歌唱力は本当に申し分なくて、スクリーンがビンビン震えるほど、感情が客席になだれ込んでくるほど威勢&パンチのある歌声でした。

久々エディー・マーフィーもやけにノリノリだったし、ジェイミー・フォックスも控えめに歌っちゃったりして。
パフォーマンス的には、かなりレベルが高いのでは?
個人的には3人で「We are Dreamgirls♪」と明るく歌うシーンなどが好き。サントラが欲しい1品です。
ジャクソン5みたいなのとか、何かどっかで見たことあるような人々のパロディがいっぱい出てくるの。

あと意外なことに、本格的ミュージカル映画でした。つまり、ほぼ全編、歌
ストーリーはありがちですが、セリフ部分から歌への導入は違和感なく上手い演出だったと思います。
そんな本作の監督は『シカゴ』(レニー&キャサリン)の脚本家、ビル・コンドンっつーことで、違和感抹殺の上手さはなるほど納得。

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2006/12/31 (Sun) 【Catch a Fire】(輝く夜明けに向かって)

出演:ティム・ロビンス、デレク・ルーク、ボニー・へナ
監督:フィリップ・ノイス
製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、アンソニー・ミンゲラ、ロビン・スロヴォ
製作年:2006
製作国:フランス、イギリス、南アフリカ、アメリカ
catchafire.jpg

1月27日(土)公開。

真面目で現場をまとめる立場ですらあった労働者が、テロ容疑者として拷問されたのち、テロリストへと変貌する――。

歌と絡めたセリフが多い。「Hot Stuff」や、タイトルの「Catch a Fire」も。
アンソニー・ミンゲラはクリエイターとして信頼しているところがあって、彼が名を連ねていると、それだけで観る気になってしまう。

そして彼のこれまでの作品に違わず、大変メッセージ性の強い作品。
そのパンチラインは、まじめな労働者からテロリストへと変貌するパトリック(デレク・ルーク)と、テロを憎む保安部大佐(ティム・ロビンス)の攻防戦にあるのではない、正直。
その部分はドラマとして事の流れを追うのに有用ではあるけれど、もっともメッセージ性が強かったのはラスト。実在のパトリックが登場して、最後に自分が下した決断について語る部分だ。

この決断については、実際に映画でドラマ部分と合わせて観て頂きたいところ。
「報復は報復を呼ぶ」――その無意味な連鎖を断ち切ることを、ただ平和な場所で声高に叫ぶのではなく、テロのど真ん中に頭のてっぺんまで浸かった人物が、個人のレベルで成し遂げた現実。

今まで『ホテル・ルワンダ』などアフリカの混沌そのものを描いた映画はあって、それらも意義のあるものだった。
ただ今回は最後に強烈なメッセージ性を打ち出しているところが新鮮で、本作をヒストリー・チャンネル的なものから“映画”という芸術へと昇華させていたと思う。

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2006/12/30 (Sat) 【Lords of Dogtown】(ロード・オブ・ドッグタウン)

出演:エミール・ハーシュ、ヴィクター・ラサック、ジョン・ロビンソン、ニッキー・リード、ヒース・レジャー、ジョニー・ノックスビル
監督:キャサリン・ハードウィック
製作年:2005
製作国:アメリカ、ドイツ
lodogtown.jpg

周囲の評判がよかったし、『エレファント』ジョン・ロビンソンも出ている。
しかも『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』(おススメ!)のハードウィック監督
見るっきゃない!

70年代若者文化に革命をもたらしたと言われる“Z-Boys”のオリジナル・メンバー3人の栄光と戸惑い、挫折を追った青春ドラマ。

ローラー付きスポーツのパフォーマンスを見るのは好きだけど、その周りを取り巻く文化にそこまで興味があるわけではない。それでもかなり面白かった。みんなの評判、正しい。
若者の危うさとパワーを瑞々しく、そして痛々しく捉えている。
「青春映画を撮らせるならハードウィック監督より他にない」、とまで言いきりたいほど。

個人的には軟弱なイメージのあったヒース・レジャーが、今まで見た彼の出演作品の中では最高に面白い役を演じている。こんなに男気あふれて、実際筋肉も隆々で(笑)、味のある役も出来たなんて!
最初の何分かは彼だと気づかなかったくらい。気づいてもイメージをかなり覆されるし、このヒースは見る価値あり。
主演の若手3人組はメディアに出すぎていなくて新鮮だし、物語に入り込む邪魔にならなくて良い感じ。
さらにメイキングで出てきた実物の“Z-Boys”と比べても、かなり雰囲気が出ている。

そう、この物語は実話。さらにドキュメンタリー版「DOGTOWN & Z-BOYS」にも忠実だという本作、ラストも予定調和なんかではなく、現実の厳しさを見せ付ける。
けれどそんな中でも、ある意味“不良少年”(スケボーという打ち込むべきものがあるので、この表現は適当ではないと思うけど)な3人組が仲間の1人に見せる思いやり、そしてその仲間の父親が“Z-Boys”に与えた思いやりが、現実の慈悲深さを感じさせるようで、現実の厳しさを凌駕していた。そうやって人は生きていって、そして死ぬことが出来るんだなと思った。

メイキングでは、3者3様の未来を歩む、すでにオジサンになった現在の“Z-Boys”(とその仲間たち)が撮影現場に集まってくる様子が映っている。なかにはその後監獄生活も経験し、かなり落ちぶれたらしい様子が窺えるメンバーも。
そんな彼も撮影現場で自分の青春時代に邂逅し、みるみる表情や身体にエネルギーが戻って明るくなっていく。
この映画があったからこそ再会できた仲間たち。
「やっぱり現実には救いもある」――そのことを本編でもメイキングでも感じさせてくれる作品だった。

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nana

  • Author:nana
  • Would be always grateful that we somehow existed at the same time in a world's long history.
    My life has so much expanded after knowing you.
    Good bye, for a while and see you sometime.

    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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