2010/04/27 (Tue) The Misanthrope 【KEIRA KNIGHTLEY】 20.FEB.2010

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キーラはやっぱり細かった!
人気公演だし当日券でTryしたため後方席だったので、あまり実物を見ている気がしなくて、映画でも観ているような心持ちでした。

くしゃっとした笑い顔や唇を突き出した澄ました表情など、よくする表情もいっぱい出てたし、特に大声だとやっぱり声が震えるし、あぁキーラは何を演じてもキーラだと(笑)
ただ今回は役柄がそもそも気の強い女優だし、キャラクターに合っていたと思います。
彼女、舞台経験を積めるならということで、他の役者と同程度の週給11万円でこの仕事を引き受けたそうな。

役柄も相まってオーラは抜群、あの美しいお顔(表情によって、また人によっては綺麗だと思わないみたいだし、言いたいことは分かるのですが、彼女のお澄まし顔は美しいと思う)が目の前に来たらどうしよーと思ったら、何だか出待ちが怖くなって、オリバー(ソーントン)君の出待ちにそそくさ行ってしまったという(笑)
メイクオンのままのオリバー君もかなりの美貌でしたが。ノリもうそ臭かったけど。

たぶんアランの舞台をいずれ観ることがあっても、同じ精神状態になる気がする…。
なんか会うの怖いっていうか、好きすぎて目の前に出来ない感じが初めて分かった。
キーラは女性だし、また意味合いは違うんだけども…。
いや今まで出待ちをした俳優さんがそこまで好きでないというわけではないです、決して(笑)

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実は映画の仕事をしていた時に、キーラの出演作品の宣伝に2作関わったことがあって、ひとつはその仕事を始めるきっかけだったし、もうひとつは、初めて自分が中心になってやった作品だったから、なんだか思い入れが強い。
もちろん向こうは全く私のことなんて知らないし、プロモ計画の中に“来日”がなかったから、本人に会う機会もなし。(1作目では実際来日はしていますが、公開に合わせてではなく、まだ製作段階だったと思う)

でも彼女がプロモーションでメディアに露出してるものは、その時期(特に2作目の頃)わりと隈なく読んだし、年が近かったこともあって憧れる気持ちが強くなったんだろうね。
すでに人気はあるのに貪欲に役を取りにオーディションに出かけていったり、イギリスの大御所女優に「演技の才能もないギスギスの女優がもてはやされてる」なんて言われながらも、硬派にやり応えのある作品に出続けていたり。
しかもちゃんとイギリスを意識した作品が多くて、アメリカンな軽いガールズ・ムービーじゃなかったってところも好感度大。
才能の有無はこの際別にしても、自分の人生をちゃんと自分自身で方向づけていっている姿が素敵だと思います。かっこいいボーイフレンドもいるしね(笑)

彼女自身の実際のところは全然知らないので、実は超やな人だったりするかもしれないけど(笑)、いつかリベンジして会いたいな。

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2010/04/26 (Mon) The Misanthrope 【CAST】 20.FEB.2010

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もちろんキーラ目当てで観に行ったわけですが、他にも意外な役者が出ていました。

ロンドン・ローカルでしか知名度はないだろう、ケリー・プライス(写真一番左)。
子供っぽいジェニファーマーシアに対し、一方引いた客観的な立場から俯瞰している大人な女性記者役。
ピカデリー劇場で上演していた「ガイズ・アンド・ドールズ」で、アダム・クーパースカイ役(ネイサン役は故パトリック・スウェイジ)の時にサラ・ブラウン役を演じていました。
この頃のレビューを探してみたのだけど、ちょうどサーバメモリー消失時にかかっていたようで見つからず。
ケリーのサラは面白くて可愛らしくて、歌も上手かったです。
今回歌はありませんが、綺麗どころの敏腕記者役という、どこか天然なサラとは180度違うキャラクターを演じているし、マンマのソフィーシカゴのロキシーどちらも演じられるところにも、振り幅の大きさを感じます。

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主人公アルセストを演じたダミアン・ルイスはどこかで見た顔!
でも出演作品で鑑賞したのは『アレックス・ライダー』のみ、しかも彼の見覚えなし。
『ドリーム・キャッチャー』の予告編でおったまげた顔してるのが印象に残ってるのかも。
この人、ヘレン・マクローリーさんの旦那なんですよね。
『ハリー・ポッター』ナルシッサ・マルフォイ役の女優さんで、シエナ・ミラー出演の舞台「As You Like It」で見たのが印象に残っています。
夫婦そろって舞台俳優、しかも、濃い。

そして本公演では何といっても、マーシア役のタラ・フィッツジェラルドが大絶賛されていました。
キーラを呼び水にしておいて、批評では実力派女優が絶賛されるという、よくあるパターン(笑)
ハスキーな声といい、ヘレン・マクローリーさんと存在がかぶった、私の中で。
声質や存在感に貫禄があるので、繊細なキーラとやり合うにはバランス的にどうなんだろうと思いましたが、言い倒されてシュンとする演技に可愛げがあったので上手く収まっていました。

あとはキャラクター俳優ティム・マクマランが面白かったです。
メジャーな映画への出演も多い俳優さんですが、原作以上に道化師役を汗をカキカキ見事に演じていました。

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2010/04/25 (Sun) The Misanthrope 【STAGE】 20.FEB.2010

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しっかり原作本の和訳も読み、予習バッチリの鑑賞。
いつもこうだったらいいのにね…(苦笑)

純粋で世間知らずなアルセストは、欺瞞に満ちた浅薄な社交界や世間をいつも批判しているが、その社交界の花である若い未亡人に恋心を寄せてしまう…というストーリー。

良識の無い者が自分の正しいと思うことを頑なに論じていても、良識の在る者から見れば、その姿は頑固で滑稽なだけである、という喜劇です。
もし若い頃に観ていたら納得は出来なかったかもしれないけれど、今はモリエールの普遍性に脱帽。
たとえばアーティストのように自分を通すことが仕事のような人間でも、良識や欺瞞や世間というものをよくよく理解したうえでやっていないと、そもそもその存在意義はないと言えるもんね?
So what?と冷ややかな目で見られるのがオチだと思います。

会場はコメディ・フランセーズ……ではなく(笑)ロンドン・ウェストエンドのコメディ劇場
キーラ・ナイトリーのウェストエンド・デビューということで話題だった期間限定公演です。

モリエール「人間嫌い」を、現代のロンドンに設定を置き換えて演出した試みは大成功。
後半であえて中世の格好を主人公以外の登場人物にさせてアルセストの疎外感を表現したのも含め、アダプテーションが面白い公演でした。
演出家は、ダニエル・ラドクリフ出演の舞台「エクウス」と同じシーア・シャロック
映画スターのオーラを生かしつつ、その足を舞台に落ち着かせるのが上手い女性演出家です。

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“社交界の花で八方美人のセリメーヌ夫人”“ハリウッドのスター女優”へと、“人間嫌いで厭世家のアルセスト”“イギリス人の脚本家”に……というように、絶妙かつ巧みに各役どころが現代のショービズ界に置き換えられています。脚本はマーティン・クリンプ
いつも批判を繰り返している世界の、アルセストもその一部であるということが、ショービズという特殊な世界を舞台にすることで余計際立っていたと思う。

そしてラストが原作と違いました。
原作では、アルセストの友人フィラント(本バージョンではドミニク・ローワン演じるジョン)が、去り行くアルセストに対し、それでも彼の“人間ぎらい”を直そう、俗世間に染めようという思いを感じさせるセリフ、「さあ、ぼくたちはどんなことをしても、アルセストの計画をぶち壊そうじゃありませんか」

一方本公演は、アルセストが完全に舞台から去った後、タラ・フィッツジェラルドキーラ演じる女優・ジェニファーの天敵マーシア役)のセリフで幕切れ。
しかも内容が「彼がいない方が、上手くやっていけるわ」というアルセストを突き放すようなセリフ。
これはこれで、ずっと見てきた劇のラストにグッと刺さる一言だし、現代らしいなと思います。
精神的引きこもりというレッテルを貼って、そんなのにいつまでも構ってらんないよと突き放す。

穿ってしまえば、擦れあいがまったく無くなる世界も、それはそれで怖いよね、でもそれを知らしめるには、正論をただ吐くだけじゃ全然足りないよねってことかな。
17世紀のモリエールも戯曲家として同じ思いをしたからこそ、ちょっと皮肉な喜劇を書いてチクリと刺したくなったのかも。

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2010/04/24 (Sat) The Misanthrope 【Intro.】 20.FEB.2010

【Comedy Theatre】

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【CAST】(20.FEB.2010)

John … Dominic Rowan
舞台:「As You Like It」(シェイクスピア・グローブ)、「三姉妹」、「プライベート・ライヴス」ほか
TV:『ベビー・ブーム』、『ラヴェンダー・リスト』、『ロスト・ワールド』ほか

Alceste … Damian Lewis
舞台:「Into the Woods」(ドンマー)、「シンベリン」、「から騒ぎ」、「The Devil is an Ass」(RSC)、「ハムレット」(BW、Tour、Open Air Theatre)
映画:『ドリーム・キャッチャー』、『アンフィニッシュ・ライフ』、『アレックス・ライダー』ほか
TV:『バンド・オブ・ブラザーズ』、『フォーサイト家~愛とプライド~』、『シェイクスピア21-から騒ぎ』ほか

Covington … Tim McMullan
舞台:「アルケミスト」、「リチャード3世」(NT)、「お気に召すまま」(グローブ)、「シンデレラ」(リリック・ハマースミス)、「Ubu Rex」ほか
映画:『クィーン』、『アインシュタイン』、『恋におちたシェイクスピア』、『オネーギン』、『フィフス・エレメント』、『ロビンスン・クルーソー』
TV:「分別と多感」、「アガサ・クリスティ」ほか

Jennifer … Keira Knightley
映画:『わたしを離さないで』、『London Boulevard』、『ある公爵夫人の生涯』、『The Edge of Love』、『つぐない』、『シルク』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『ドミノ』、『プライドと偏見』、『ジャケット』、『キング・アーサー』、『ラブ・アクチュアリー』、『ピュア』、『ベッカムに恋して』、『穴』、『スター・ウォーズ:ファントム・メナス』
TV:『A Village Affair』、『Treasure Seekers』、『Oliver!』ほか

Ellen … Kelly Price
舞台:「リトル・ナイト・ミュージック」(シャーロット・マルコム)、「シカゴ」(ロキシー・ハート)、「スーザンを探して」(ロベルタ・グラス)、「The Rise and Fall of Little Voice」、「ガイズ・アンド・ドールズ」(サラ・ブラウン)、「マンマ・ミーア!」(リサ、ソフィー)、「マチルダ」ワークショップ
TV:『A Bunch of Amateurs』、「マッシヴ」

Alexander … Nicholas Le Prevost
舞台:「ワーニャ伯父さん」、「ブラッド」、「マイ・フェア・レディー」(NT、Drury Lane)ほか

Julian … Chuk Iwuji
舞台:「The Observer」(NT)、「ヘンリー4世」、「The Histories」ほか
映画:『イグザム』にて映画デビュー
TV:「カジュアリティー」、「Three Kings」ほか

Messenger、Simon … James Hogg

Marcia … Tara FitzGerald
舞台:「A Dolls House」(ドンマー)、「ハムレット」(アルメイダ、BW)、「Our Song」(アポロ)、「And Then There Were None」(ギルグード)
映画:『ヒア・マイ・ソング』、『泉のセイレーン』、『マン・オブ・ノー・インポータンス』、『ウェールズの山』、『ブラス!』、『ダーク・ブルー』
TV:『ジェーン・エア』、『ミス・マープル』、『白い服の女』

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    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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