2012/01/07 (Sat) パンク・オペラ「時計仕掛けのオレンジ」 【STAGE】

clockwork_orange_shun.jpg

作品自体と小栗旬橋本さとしが好きなので見に行きました。(なんて明確!)
あと、「パンク・オペラってなに?」っていう純粋な疑問も後押しして。

あれはパンクだったのだろうか?オペラだったのだろうか?
そもそもパンクってなに?オペラってなに?
終始メッセージをガナっていたということで、パンクなんだろうな。
芝居が歌を挟んで進行したってことで、オペラなんだろうな。

…たぶん(笑)

オリジナル曲満載で頑張ってはいましたが、メロディは耳に残らず。
ミュージカルだと音楽が印象的かどうかは大事な要素ですが、パンクでオペラだから、まぁいいか。

本作の見どころは、やはり前衛的な演出かなと思います。
最近は、本作のようにプロジェクターを使った演出自体は珍しくありませんけどね。
使い方は、レミゼやファントム、「ウーマン・イン・ホワイト」のように背景としてではなく、歌詞やイメージ映像の反映など、薔薇サムや「ウィー・ウィル・ロック・ユー」に近いものがあります。
作品が作品だけに、ずっと見つめていると気持ち悪くなるので注意。
プロジェクターの動き方やサイズ、衣装やセットは、さすがにパンクで尖がっていました。

特に幕間に入る直前の拷問は、音楽や照明とも相まって、気分の悪い時には凝視できない感じだった。
幕間直前で拷問に入り、その後休憩中もずっと小栗君が舞台上の椅子に座らされて、拷問を受けている演出が新鮮でした。

映画をご覧になった方はご存知かと思いますが、まぶたを機械で開かれたまま、残虐な映像を見させられ続ける⇒自分が暴力行為をしようとすると、その刷り込みにより吐き気がする、という(拷問と言うより)治療行為です。
なので、誰が何をするわけでもないのですが、小栗君がずっと舞台上で呻き続けるという演出でした。

そんな小栗君含め、キャスト陣は自由な演出の舞台を楽しんでいる感じ。
歌える役者さんにはちょっと勿体ない作品ではありますが、例えば石川禅さんのような正統派の役者さんを本作で観るという意外性も面白かったです。
橋本さとしさんは純粋に楽しんじゃってたね(笑)

小栗旬君や高良健吾君は、元々若手で尖がっているイメージの役者さんだったので、作品には馴染んでいました。が、予想を超えることもなかった。

逆に武田真治さんが、同一人物とは思えないほど色々なキャラを演じ分けていて、今やこういう作品で、しっかり若手を支えちゃう良い役者さんなんだなーと思いました。
10年くらい前は、こういう方向に行くとは思えないくらい、普通にアイドル役者さんなイメージだったもんなぁ。

脇を固める若手は、やんちゃで可愛い大人が集まった感じです(笑)
正統派に弾けなきゃいけない小栗君や高良君を差し置いて、勝手に遊び回っていました。

ただ演出が前衛的だったわりに、最後ちょっと説教くさかったのが残念。
歌で締めるのですが、「選択こそが人生、生きている証」みたいなメッセージを、そのままに歌ってしまっているのです。もう少し、耳でなく肌で感じさせて欲しかったようにも思います。
「青春時代は一種の病気」というメッセージには納得ですが……ある意味躁うつ病に近いものがあるもんなー。

どうやらキューブリックの映画版と、バージェスの原作版で結末に違いがあり、さらにキューブリックの映画後に書かれた舞台戯曲版も存在する様子。
映画版に憤慨した原作者が書いた舞台戯曲では、最後舞台上にキューブリックのそっくりさんが登場し、舞台上から蹴り落とされるそうな(笑)
本公演は、広く知れ渡ったキューブリック版よりも、より原作に忠実だそうです。
まぁそれが好きかどうかは置いておいて、キューブリック版だけにただ魅せられていた自分にとっては、違うバージョンが存在する事実や、原作者と映画版監督との確執について知りえただけで、勉強になったなーと思います。

スポンサーサイト

時計じかけのオレンジ | trackback(0) | comment(0) |


2012/01/06 (Fri) パンク・オペラ「時計じかけのオレンジ」 【Intro.】

【赤坂ACTシアター】

clockwork_orange_AkasakaAct.jpg

【CAST】(2011.1.23 Matinee)

アレックス … 小栗 旬

ブロドスキー、ドリン、ブリー … 橋本さとし

アレキサンダー、囚人ドクター、ジョー、リックほか … 武田真治

ジョージー、囚人ペドフィルほか … 高良健吾

デルトイド、囚人ゾーファー、コメディアンほか … 山内圭哉
ディム、看守1、担当医 … ムロツヨシ
ピート、囚人ビッグユダヤ … 矢崎広

所長、父 … 桜木健一

牧師ほか … 石川禅

老婆、ブラノム、母ほか … キムラ緑子
老いた男、内務大臣ほか … 吉田鋼太郎

時計じかけのオレンジ | trackback(0) | comment(0) |


| TOP |

プロフィール

nana

  • Author:nana
  • Would be always grateful that we somehow existed at the same time in a world's long history.
    My life has so much expanded after knowing you.
    Good bye, for a while and see you sometime.

    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


    現在の閲覧者数:


    当ブログ内の写真・文章の無断転載を禁じます。

最近の記事

最近のコメント

フリーエリア

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する