2013/03/17 (Sun) 【CARNAGE】(おとなのけんか)

出演:ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリー
監督:ロマン・ポランスキー
製作年:2011
製作国:フランス、ドイツ、ポーランド

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ヤスミナ・レザの大ヒット舞台劇がついに映画化されました。
ブロードウェイでは、マーシャ・ゲイ・ハーデンルーシー・リューが出演していましたが、私が見たのはオリジナルとなるロンドン・プロダクション、レイフ・ファインズ主演の「God of Carnage」でした。
大竹しのぶさん主演の日本版もめちゃくちゃ見たかったのですが、チケット手に入らずで泣く泣くあきらめた…。

セリフの応酬劇なので、英国版では理解が浅かったところを、やっと今回の映画版で補完できたのが良かったです。
ただ一方で、やっぱりこれはもう一度舞台で観たい!とも心底思いました。
舞台版では観客が沸いていましたが、映画版だとクスリ笑い程度なのよね~。
上手い俳優で生で観たら、相当面白いに違いないと思うのです。
すべて分かった今、やっぱりレイフのはまり役ではなかったんだろうな、と改めて思ったりもしますが(苦笑)

ジョン・C・ライリー以外は、正統派で真面目な顔立ちの俳優ばかりですが(ってライリーに失礼)、そんな彼らが徐々に形相も体裁も崩して怒鳴りあう姿は痛快です。
熱くなる中で少しずつ論点がずれていき、本音というか本性がむき出しになる様は、脚本の妙ですね。
脚本はフランスっていうところにまた変な納得感があったりして。

当の子供たちは、親同士の話し合いの結果を待たずに仲直りしてそうです。
あぁそれにしても、もう一度舞台で観たいなぁ。
フランス語版で観てみても面白いかも(笑)


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2013/03/16 (Sat) 【HUGO】(ヒューゴの不思議な発明)

出演:ベン・キングスレー、ジュード・ロウ、エイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ、レイ・ウィンストン、エミリー・モーティマー、ヘレン・マクローリー、クリストファー・リー、マイケル・スタールバーグ、フランシス・ド・ラ・トゥール、リチャード・グリフィス、サシャ・バロン・コーエン
監督:マーティン・スコセッシ
製作年:2011
製作国:アメリカ

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『ディパーテッド』などハードボイルド作品の多いマーティン・スコセッシが壮大なファンタジーを作り出したことに、世間がびっくらこいた作品。
ジョルジュ・メリエスへのオマージュがテーマという事が分かれば、納得なのですが。

これはパリの北駅でしょうか。
舞台は駅構内のみにも関わらず、世界観が壮大で、奥行きのある作品です。
映像の細かいところまでこだわりを感じられるような、精緻な画面作りでした。
多分、実際のこの時代のパリの駅なんて、こんなに綺麗ではないんでしょうけど、物語要素があえて色濃い本作において、パリの風景が果たした役割は大きく、夢を感じられる作品でした。
この環境においてこそ、メリエスの美術は生まれたのだろうという、力強い説得力があります。

映像がとにかく美しいので、映画館で3Dでみても良かったなぁなんて、今さら思っても遅いのですけどね。
アメリカ作品ながら、英国俳優陣を集めて生まれる独特の雰囲気と重厚感も功を奏しています。


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2013/03/10 (Sun) 【NEW YEAR'S EVE】(ニューイヤーズイヴ)

出演:ハル・ベリー、ジェシカ・ビール、ジョン・ボン・ジョヴィ、アビゲイル・ブレスリン、ロバート・デ・ニーロ、ジョシュ・デュアメル、ザック・エフロン、キャサリン・ハイグル、アシュトン・カッチャー、セス・マイヤーズ、リア・ミシェル、サラ・ジェシカ・パーカー、ミシェル・ファイファー、ヒラリー・スワンク
監督:ゲイリー・マーシャル
製作年:2011
製作国:アメリカ

New Years Eve

『バレンタインデー』ゲイリー・マーシャル監督のアンサンブル・ムービーふたたび。
年間イベントのすべてにおいてアンサンブル・ムービーを作るつもりなのではないかとすら思う。
次は何だろうな~『ハロウィーン』とか?(ほっこりラブストーリーになるのだろうか)
クリスマスは、ラブアクへの対抗意識から、あえて作らない気がする。

『バレンタインデー』は二番煎じ感が強すぎて、そこそこという印象が否めなかったけど、本作は少し進化したのではないでしょうか。
実際に年末のタイムズスクエアで撮影したらしく、年末年始のリアルなパヤパヤ感がにじみ出ているのが良かった。

ニューヨークが舞台の晴れやかな作品でサラ・ジェシカを持ってくるなんてベタだけど、ある種の観客層は惹きつけられたと思う。
最初は母親役で分相応だと思っていたけれど、彼女に訪れる乙女すぎる結末に愕然。
いや、「Sex and the City」的には正しいんだけどね。
この年で、こんなにシャープな顔立ちにも関わらず、これだけブリッ子できるのは、ひとつの才能かもしれないとすら思う……いや、嫌いじゃないんですけど。

ミシェル・ファイファーザック・エフロンのエピソードが、趣が他とは少し違っていて良かった。
親子愛や恋人同士、友人同士の愛が屈託もなく描かれる中、親子ほど年の離れたこのカップルには、真の隣人愛が描かれている気がして……。
ザック・エフロンにこんな包容力が表現できるとは。見直しました。

ボンジョヴィ好きな人は、そこも楽しんでくださいv

個人的には、「GLEE」のスター、リア・ミシェルの歌声が聞けて良かった!
彼女はレミゼ・ムービーのエポニーヌ役の候補の一人で、結果的にサマンサ・バークスに役は奪われたようですが、歌いあげっぷりが堂々としすぎててエポっぽくないので納得ですw


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2013/03/09 (Sat) 【EXTREMELY LOUD AND INCREDIBLY CLOSE】(ものうごくうるさくて、ありえないほど近い)

出演:トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン、マックス・フォン・シドー、ヴァイオラ・デイヴィス、ジョン・グッドマン、ジェフリー・ライト
監督:スティーヴン・ダルドリー
製作年:2011
製作国:アメリカ

Extremely Loud And Incredibly Close

これは原作が読みたい!
911関連の映画は、『ワールド・トレード・センター』『ユナイテッド93』などがありますが、その2作とは完全に異なる観点と質感で、911を捉えています。
事件そのものではなく、その事件が残した余韻を描いているのが新しい。

『リトル・ダンサー』『愛を読むひと』スティーヴン・ダルドリー監督が、父の死と真正面から向き合う少年の繊細な心の動きを、一瞬たりとも逃すことなく、映像の中に閉じ込めています。
心情であり、目に見えない“切なさ”や“哀しさ”というものを、映像に表すのが上手い監督ですね。
監督名にあまり注目していませんでしたが、彼の語り方、描き方は好きかもれない。
実は未見の『めぐりあう時間たち』も、今度観てみよう。

起こっている出来事そのものは激しく破壊的で悲しいにも関わらず、そのさなかにある人物のみずみずしい心が、苦しみながらも真っ直ぐに対処していく姿に、最後には清々しい気分になるのが不思議。

主人公の父(トム・ハンクス)の死の要因が911でなくても物語は成立するのですが、町全体が悲しみを共有する中でこそ、見知らぬ少年を手助けする土壌が生まれたとも言える。
悲しみを与えるのも人ならば、それを救うのも人なのだなぁ。


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2013/03/03 (Sun) 【MY WEEK WITH MARILYN】(マリリン 7日間の恋)

出演:ミシェル・ウィリアムス、ケネス・ブラナー、エディ・レッドメイン、ドミニク・クーパー、ジュリア・オーモンド、ゾーイ・ワナメイカー、ダグレイ・スコット、エマ・ワトソン、ジュディ・デンチ
監督:サイモン・カーティス
製作年:2011
製作国:イギリス、アメリカ

My Week with Marilyn

セックス・シンボルのマリリン・モンローが、演技派への脱皮を図るべくローレンス・オリヴィエ監督『王子と踊り子』へ出演するために、英国での撮影に訪れた1週間を描いた作品。

というわけで、マリリン・モンロー(顔が似ているわけではないのに、ミシェルの雰囲気はそっくり)が主役ながら、英国色の強い作品です。
脇役たちにも、ほのかなハリポタのかほり(笑)
個人的には、エマ・ワトソンと、レミゼ・ムービーでマリユス役だったエディ・レッドメインが出てるなぁと思って手に取りました。
別に好きなわけではないけれど、代表作である意味キャラものをやっているので、他の作品でどういう風に見えるのかが気になったのです。

エディは、微妙な距離感を保ちながらもマリリンに振り回される役で、ある意味エポニーヌ的立ち位置が皮肉?
エマはその賢い恋人役で、ちゃんとしたラブシーンも演じているのが新鮮でした。
もう子供じゃないのね~。

この作品、実在の人物が多く出てきながらも、どこまでが真実かは微妙なところなのですが、マリリンの奔放キャラ(実はあまり人となりは知らない)や、夫がアーサー・ミラーだったんだ!という発見は嬉しい。

『王子と踊り子』の本編も、この際だから見ておきたい。


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2013/03/02 (Sat) 【THE IRON LADY】(マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙)

出演:メリル・ストリープ、ジム・ブロードベント、オリヴィア・コールマン、ロジャー・アラム、スーザン・ブラウン、リチャード・E・グラント、マイケル・マロニー
監督:フィリダ・ロイド
製作年:2011
製作国:イギリス

The Iron Lady

メリル・ストリープにアカデミー賞主演女優賞をもたらした作品。
その受賞にも納得の、渾身の演技でした。
首相としての全盛期も、引退後に認知症に侵される姿も。

そんなメリルの演技となりきりっぷりは申し分ないのですが、映画全体としてはボンヤリした印象。
本作の監督は、『マンマ・ミーア!』の監督と聞いて、納得(笑)
メリルとどっぷりじゃないですか、この監督。

現在と首相任期中を交互に見せるのは良いのだけど、それによって何を伝えたいのかが曖昧。
全盛期と比べての凋落ぶりや、家族をないがしろにした後悔を見せたいのだとしたら、それはそれで短絡的だし。

一方で、元々は高すぎる声の出し方を威厳を持たせるために低くしたり、毎日が戦いだと男性官僚に言い放つ雄々しさだったりと、いち女性が一国の主に変貌するにあたって、意図的もしくは自然に身に着けていく凄みに説得力がありました。

そして、奔放なイギリス人女性を健気に愛するダンナ役で右に出るものはいない、ジム・ブロードベントに一票。
英国女性の、庶民的あるいは本心レベルでの理想の男性って、コリン・ファースではなく、ある意味ジム・ブロードベントなんじゃないかと、ブリジット・ジョーンズを見ても感じたり。

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2013/03/01 (Fri) 【IN TIME】(TIME/タイム)

出演:ジャスティン・ティンバレイク、アマンダ・セイフライド、アレックス・ペティファー、キリアン・マーフィ、ヴィンセント・カーシーザー、マット・ボマー
監督:アンドリュー・ニコル
製作年:2011
製作国:アメリカ

IN TIME

25歳で成長が止まり、残りの寿命をお金の代わりに使うという近代社会が舞台のSF。
この突飛な設定の引きが良すぎて、意外と内容は残念だったという声が多かった作品ですが、個人的には好きだったなぁ。

綺麗にまとまりすぎているのが評判の良くない原因なのかなぁとも思いますが、これ以外の終わり方も無いよなぁと。
これ以上となると、かなりヒネリの効いた、というか、捻くれたラストを用意しなければなりませんが、本作の情緒的な伏線のまとめ方も嫌いじゃなかったよ。

キリアン・マーフィは久しぶり。相変わらず表情がなくて怖いけど、役には合っている。
そして可憐なコゼットも可愛かったけど、おかっぱスタイリッシュなアマンダも可愛い~♪


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nana

  • Author:nana
  • Would be always grateful that we somehow existed at the same time in a world's long history.
    My life has so much expanded after knowing you.
    Good bye, for a while and see you sometime.

    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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