2012/11/25 (Sun) The Rocky Horror Show 【いのうえひでのり演出版】

【サンシャイン劇場】
パルコ作品なのだから、渋谷パルコ劇場あたりでやってくれると助かるのだが、この作品に限っては、ゴミゴミした池袋の「こんなところに劇場あったん?!」という本会場が似合っている気もする。でもやっぱり渋谷の方が助かる。

RHS_JPposter.jpg


【CAST】(28.JAN.2012 Soiree)

フランク・フルター … 古田新太

リフラフ … 岡本健一

ジャネット … 笹本玲奈

ブラッド … 中村倫也

マゼンタ … グリフィス・ちか

コロンビア … ニーコ

エディ … ROLLY

スコット博士 … 右近健一

ロッキー … 辛源

ファントムたち … 飯野めぐみ、生尾佳子、JuNGLE、皆本麻帆

ナレーター … 藤木孝

演出:いのうえひでのり


RHS_Japan.png

カルト作品ではあるものの、個人的には作品に思い入れのない状態で鑑賞。
むしろ映画も鑑賞前なので、知識ゼロで見ました。
古田新太の強烈ビジュアルだけに惹かれて……。

会場には、メイドの恰好はまだしも、オペ執刀医みたいな人とかいて、コスプレ三昧の状況に戸惑う。
これからどんな世界に連れて行かれてしまうのか私は。

始まってみると、ジャネットとブラッドのバカップルシーンが展開され、セットのクラシカル感や曲調のコンサバっぷりに、ちょっと拍子抜け。
それでも館に入ったあたりから、ちょっとずつティム・バートン的ゴシックの雰囲気も漂い始め、フランク・フルターの登場により、完全にオチる!やばい!!

ワタシの求めていたエグイ、濃い、泥臭い古田新太がここに!
さっきからフルターって叩くと「古田―」と変換されてしまうくらい、お似合いのキャラです!
(うちのPCがおバカなだけなのだが)

しかも古田さん、歌上手いなんて知らなかったー!
いや、正確に言うと上手かったかどうかは定かではないのだけど、雰囲気で歌い倒して自分のものにしてらっしゃった(これ超大事!)
声が出てないとか音程が破壊的とか、パッと浮かぶ悪印象が残ってないから、やはり上手かったのだと思う。

キャラ作りも素晴らしすぎる。この毒々しさは、バター顔には出せませんぜ。
だって、ティム・カリーにしてもオリバー君にしても、肢体は綺麗じゃないですか。
おネエキャラにより、むしろおばさん化している古田さん、コルセットと網タイツが悲鳴を上げてますからね。
衣装に全然負けてないカラダ。(ある意味で)

正直フルターな古田さんしかほぼ見ていませんでしたが、ローリーも、もはや役ではなくローリーとしてそこに存在しており、曲の締めに鳴らしたギターがサザエさんのテーマ曲にいつのまにか変わっていて、それに合わせて古田さんもロックボイスで乗っかって歌うというロッキーでホラーな一幕も。

「よおきぃ~なぁ、さざぁ~えさぁぁぁぁぁ~~~ん!!」

こういうミスマッチなネタは、日本人のセンスにしか出来ないと思うの。
欧米人はちゃんと関係あるネタを絡めて笑わせるロジックなジョークなんだけど(面白い事言えるオレって超頭いいだろ?的な)、ロッキー・ホラー・ショーでサザエさんて、ワケわかんなくて素敵w

ロッキー役の辛源さんはお初でしたが、韓国(?)の方だそうで、外国人キャストのオーラと存在感あり。
周囲の日本人キャストがちゃっちく見える。(フルターのぞく。存在感という意味では、もはや誰も勝てぬ)
そして声も良かった。

これが作品としてRHSとの初めての出会いだったので、ストーリーだけで言ったらBW版「アダムス・ファミリー」並みの駄作だけど、何だかむしろストーリーの取りとめのなさが哲学的に感じられて来たり(きっと錯覚)、「で、結局この催しはいったい何だったのだ?」と終演後に茫然としてみたり、「タイム・ワープ」でスペースも大して無い客席で何となく小回りにステップを踏んでみたりしたのが楽しかったりして、結論としては再演があったら是非見に行きたくなっているのが、RHSマジックなのだと思った。
きっと観客との掛け合いも激しくて、水も米も降るだろう英語版でも見てみたい。

stagephoto_baseRHS.jpg

オリバー君のフルターはビジュアル系なので、これでおネエキャラが入ったら、一部の人々に本気で惚れられそうなキュートなクィーンになりそうです。
他のキャストはUKのテレビの有名人みたいで、知らない人ばっかりだった。
オリバー君には美男子ロッキーを演じてもらって、フルターには大御所のJOJアールさん辺りを持ってきてくれれば、すごく美味しそうな舞台になるのになぁ……。

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    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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