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2006/08/31 (Thu) 【Where the Truth Lies】(秘密のかけら)

出演:ケヴィン・ベーコン、コリン・ファース、アリソン・ローマン、ソニヤ・ベネット、レイチェル・ブランチャード
監督:アトム・エゴヤン
製作年:2005
製作国:カナダ、イギリス、アメリカ
himitsukakera.jpg

あーうん、これは多分、本で読んだほうが面白かったね。

コリン・ファンだったら間違いなく楽しいとは思うが。

これがアランだったら、内容がどんなんでも“あのシーン”一発でお宝作品に思えるだろうから(笑)

構えて作ってる割には、あんまり深くないというか。
いろいろと強引で、あんまり感情移入できなくて。
なんか中途半端な気がする。

それはコリンコメディアンというところで、まずミスキャストな気がするせい?
それを言うならベーコンにも違和感は感じていたのだけど。
もしかしてこのツーショットが間違ってる?

「映画」
というよりも、「2時間ドラマ」と言う方がしっくりくる作品でした。

…という作品を最近もうひとつ見ましたが、そっちの方がまだ決定的な見どころを備えていたかなと思います。

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2006/08/28 (Mon) 【Lunes de Fiel】(赤い航路)

出演:ピーター・コヨーテ、エマニュエル・セニエ、ヒュー・グラント、クリスティン・スコット・トーマス
監督:ロマン・ポランスキー
製作年:1992
製作国:フランス、イギリス
lunefiel.jpg

仏語と英語、どちらがオリジナル・タイトルか分からなかったのですが…。
英語タイトルは『Bitter Moon』
そして英ポスターは、内容をオブラートに包みすぎです。
逆にフランス版あからさま過ぎます。
お国柄がはっきり出すぎてて面白い(笑)

おヒュー、ポランスキー、パリ。

3拍子そろっていて、なぜ今まで見なかったのか?
何度も自問しております。自責の念にすら駆られます。
答えは「DVDでも出てるって知らなかったから」なんだけど。

かわいいよぅー!ヒューがカワイイよーう!(感涙)←そこで泣く。

だってもう…『アメリカン・ドリームズ』日本公開中止になってしまうし。
同い年くらいのはずなのに、一足ブレークが早かったために、いまやジョニー・デップすべてを持っていかれた感があるし。
もう不憫で不憫で。
↑余計なお世話。つーかそんな私もジョニーを好きでゴメンなのだが(笑)、ヒューも好きよんv
てか実はヒューの方が好きよん。
演技はジョニーの方が上手いけど、人柄としては真面目とも不良とも割り切れないヒューの方が、興味深いから。

ファンにサインしてあげてる時に、「私も大勢いるファンのうちの1人なのね」って話しかけられて、「うん、そうだよ」と、あっさり返しても憎まれないヒューが好きです。
ラブアクのプレミアで、(一般的な知名度ではやはり)天下のヒューを前に「アラン・リックマンのサインが欲しいのだけど」と話しかけたアラン・ファン
周りの群集はいっせいに引いたらしいのですが、そこであっさりアランを探しに行っちゃうヒューが好きです。
結局見つからなかったみたいだけど。
(っていうか、この出来事はアラン・ファンとしては多少複雑な…苦笑。でもきっと、「ヒューなら聞けそう」って思いがあったんだろね・笑)

あらあら、いつの間にかヒューの話ばっかり

映画はですねー…すごいエログロ

これでもか!って見せ付けてくるから、ちょっとウケちゃったくらい。

一方で、SMプレイM車椅子の男性で、しかも一生歩けなくしたのもSの少女の仕業って、何かものすごいシュールな気がするんですが。
SMも行くとこまで行くとそうなるのか…。

でも私はやっぱりこの監督と合うのか、結構引き込まれましたが。
『オリバー・ツイスト』とか『戦場のピアニスト』とか撮っておきながら、こういう作品も撮っちゃう危うさに惹かれる。


ヒュー初期出演作品だから、何かあるだろうとは思っていたが、いやはや。
といってもヒューは観客と同じ目線=聞き役なので、あられもない姿を見せることはありません。(ちっ)

ピーター・コヨーテエマニュエル・セニエが、好き勝手やってます。
そんな露骨な性生活を、ただただ聞かされて、挙句の果てには襲われそうになったり、コケにされたりで、踏んだりけったりのおヒューなんですが、抵抗力が蚊の鳴くように弱いところがまた可愛かったり。
卑猥な話に当てつけられて、キョドッてる様子が愛おしい。
ヒューがやられっぱなし。そんなヒューにやられっぱなし。

あとあとラブアクの首相役で、ちょこっと披露したダンス。
あれはわざと下手に踊ってるのかと思いましたが、今回クラブで踊ってる様子を見る限り、この人本気でダンス下手かもしれません疑惑(笑)
身体めちゃくちゃ硬そう。
でもやっぱり水を滴らせると、イイオトコなんですけどね。(この頃からヒューのずぶ濡れシーンが定番だったかは知りませんが)

でも今回一番びっくりしたのがアレですよ。
主人公の少女はダンサーなのですが、彼女の通っているダンス学校が、自分がパリ滞在中にバレエレッスンに通っていた、マレ地区の某ダンス学校と同じだったことです。
中庭のカフェとか階段下のチラシ置き場が一掃されて、随分すっきりして見えましたが、普段はもっと明るくてごちゃごちゃしてる。
ちらっと映る窓の中で、あたいも踊り子の1人でした。
こういうのって、嬉しい♪

てかフランス関係の作品の時にいつも使うこのテンプレも、実はパリの自分の居住空間にユカリのあるものだったりします。
この写真はサン・ジェルマン・デ・プレ駅ホームの写真で、この駅は学校(ダンスじゃなくて勉強の方)の最寄り駅でした。
光を放ってるショーケースの中で、入れ替わりで展示をやってます。
一時は日本のマンガ特集だったことも。
電車待ちの良い暇つぶし。

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2006/08/27 (Sun) 【King Arthur】(キング・アーサー)

出演:クライブ・オーウェン、キーラ・ナイトリー、ヨアン・グリフィズ、ステラン・スカルスガルド
監督:アントワーン・フークア
製作:ジェリー・ブラッカイマー
製作年:2004
製作国:アメリカ
arthur.jpg

ジェリー・ブラッカイマー作品としてオーソドックスな、エンターテイメント史劇です。

でもそれはそれとして楽しめた。
監督が良かったのかな?
ジェリーさん自身は賛否両論だけど、やっぱり監督によって面白さは違ってくる。

ストーリーキャラクターの性格はとても分かりやすいし、アドベンチャー・アクションとして良く出来てると思うので、そこは置いといてキャスト語りに没頭します(笑)

クライブ・オーウェンってやっぱり、他のイギリス人俳優にない魅力があると思う。

ヒュー・グラントコリン・ファースジュード・ロウユアン・マクレガーポール・ベタニーアラン・リックマンも、何となく同じ空気をまとっていて。
シニカル繊細で落ち着いてて、どこか草食

たとえどんなに女にだらしがなかろうと(一部ですが)、ライオンというよりシマウマって感じ。
年に関係なく、どこか少年ぽさを残していたり。
「女性なしでは生きられません」って感じも少なからずします。(ヒュージュード・ロウのそれと、ユアンアランのそれでは、多少意味が違いますがね・笑)

一方クライブは、肉食くさい
男くさい。
泥臭い。
人間くさい。


そこがセクシー
あんまりイギリス人で、こういう魅力を持ちえる人はいないと思うんだ。
それがアーサー王像に、私の中ではぴったりマッチしたよ。
キーラとのラブシーンは、想像しにくいけどね。(ぼそっ)

今回キーラちゃん真っ青で怖かった。
プリンセス既成イメージにとらわれるのを、本人すごく嫌がっているとは思うんだけど、時々「力みすぎでは?」と思うことが。
エリザベス・スワンドミノと、振り幅が激しすぎるような気がする。

『プライドと偏見』の現代版みたいな、『ベッカムに恋して』ジュールズラブアクジュリエットみたいな、フツーの英国女子をもちっと見たいな~とか、勝手なことを望んでおります。
演じる身としては、まだ若いし普段の自分そのままってことだし、つまらないのかな?

そしてヨアン・グリフィズ
この人がなぜ『ファンタスティック・フォー』への出演を承諾してしまったのか、未だに不思議。
だってあの役、能力の特徴的にカッコよくないというか、笑えるんだもん。
ジェシカ・アルバの隣だと、実際より老けて見えるし。
そして今回騎馬姿を見て、「何だよー普通に若いしカッコよいじゃないかー!」と悶えました。
髪の毛の量は多い方が、大抵若く見えるもんね。
そんなファンタスティックは続き物…。また伸びるヨアン

ところでいきなり本筋の映画に戻りますが。
映像特典で別バージョンエンディングを見たのです。

不採用バージョンの方が、断然ステキなラストに思えたんですが?

これは絶対ジェリちゃんの差し金だよー!
アメリカ人に受けさせようと思って、また安易に結婚式のシーンなど持ってきおって。
それまではそれなりに楽しんでいたのに、あのラスト・シーンは興ざめだった。
不採用ver.の方が、劇中のシーンが生きてくるのに!セリフも良いし。
てか監督特典映像の解説で、不採用シーンに対して否定的な発言をしないし、きっとジェリちゃんに言われて泣く泣く諦めたのだと踏んでおります。

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2006/08/26 (Sat) 【Melinda and Melinda】(メリンダとメリンダ)

出演:ラダ・ミッチェル、クロエ・セヴィニー、ジョニー・リー・ミラー、ウィル・フェレル、キウェテル・イジョフォー、アマンダ・ピート
監督:ウディ・アレン
製作年:2004
製作国:アメリカ
melinda.jpg

このポスターって、世界共通なのかな?
ポスターにも関わらずウディにこんだけ存在感あるのは、ウディ映画は必ず売れるフランスだけ?
フランス人はウディ好き。
本作公開時のポスターの量も、半端なかったです。


冒頭のディナー・シーンで後方に映っている男性が、ジュード・ロウに見えて仕方ない。

ラブアクキーラの花婿を演じていたキウェテル・イジョフォー、最近いろんな所で見ます。
売れっ子なんだなぁ…『キンキー・ブーツ』でも面白そうな役やってるし。
イギリス人俳優として、今までなかったポジションを確立している気がします。
“暴力的でないサミュエル.L.ジャクソン”とか言われてるらしい。
紳士的なところとかデンゼル・ワシントンに近いのかなーと思うのだが、演じてる役の幅広さ(特にキンキー)は、やっぱり新しい感じ。

悲劇喜劇1作品の中で見せてしまう、というアイディアが面白い。
しかもメリンダは実在の人物でなく、ディナーの席で喜劇作家悲劇作家「人生は喜劇/悲劇だ」という議論を戦わせるうえで使われる、架空の人物にしか過ぎないところがまた良い。
本当にアイディアの人だなぁ>ウディ

アイディアは確かに面白いけど、悲劇版メリンダ喜劇版メリンダ、それぞれの置かれた状況をもっと近くしたら、さらに面白かったんじゃないかと思うのに。

友人役とか脇役の俳優全く同じ人で構成して。
もちろん役の職業やら性格やら、住んでるフラットやらは違えても遜色無いと思うけど。

あぁでもそれじゃ、「今は悲劇/喜劇どっちのメリンダを見せているか」が観客に伝わりにくくなるのかな?
でもその方が面白いと思うー。
要はメリンダ自身が人生をどう捉えるか、の問題でしょ?
だったら全く同じ状況を作ってあげて、それに対して“悲劇的なメリンダ”“喜劇的なメリンダ”リアクションの違いを見るほうが、際立ったかなと思うのだけど。

でもそうなると、『ラン・ローラ・ラン』『バタフライ・エフェクト』みたく、「もしも」作品になってしまう気はする。
「もしもメリンダがこうだったら…」みたいな。

そうではなく「人生は悲劇か喜劇か」が主題だから、ウィル・フェレルのような、“誰の目から見てもコメディアン”「喜劇メリンダ」に出演させたのかな。

ちなみに私は、人生は「喜劇」だと思います。しかも、あんまり笑えないやつ

ちなみに三谷幸喜は、こう定義してました。

成功した喜劇>失敗した悲劇>失敗した喜劇>成功した悲劇

の順で笑えると。
失敗した喜劇は、ほぼ悲劇ってことか。

出演者にとっては「悲劇」だけど、観客(誰だか知らないけど)から見ると「喜劇」だと思うので、上の式では真ん中の2つのどっちかな~と言うところ。

やっぱ「失敗した喜劇」よりは、「失敗した悲劇」に近いかな。

悲劇なのに笑えるっていう。

誰かに笑われてるのかと思うと、何か真剣に生きてるのがバカみたいに感じられてきましたが、いかがでしょうか。

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2006/08/23 (Wed) 【Lola Rennt】(ラン・ローラ・ラン)

出演:フランカ・ポテンテ、モーリッツ・ブライブトロイ、ファイノ・フェルヒ
監督:トム・ティクヴァ
製作年:1998
製作国:ドイツ
lolarennt.jpg

『パフューム』の予習。

ものすごい既視感

こりゃ、『バタフライ・エフェクト』原型だ…。

先にこっち見とけば良かったなぁ。
そうすれば感動するくらい面白く感じられたかも…?!
『バタフライ・エフェクト』の方が後手なだけ、作りが進化してるのよね。
少なくともストーリーに限っては。

ノリは、こっちの方が確かに良いけど。

でもさ、こういう「もしも」を見せる作品って、ほぼ100%の確率で「最後まで見たい!」と観客に思わせる力がある。

だって気になるじゃん。
実際には起こりえないと分かっていながら、誰しも一度が「もしもあの時こうだったら!」と思うはずだもん。

ゆえに、とてもオイシイ主題だと思うんだ。
そして製作者としては思う存分、「見せ方」にコダワれる主題でもある。
文章で書くより映像で見せる方が映えるテーマなんだよね。
『バタフライ・エフェクト』も見せ方を工夫していたし。

『ラン・ローラ・ラン』もそれを承知した上で、よりのびのびと、ポップに表現している気がした。

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2006/08/22 (Tue) 【Before Sunset】(ビフォア・サンセット)

出演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:リチャード・リンクレイター、イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー
製作年:2004
製作国:アメリカ

sunset.jpg


と、言うわけで(笑)

『ビフォア・サンライズ』の続きです。
81分という短さが、大変いさぎよい。

アメリカ製作ってのが不思議なくらい、撮影地はもちろんのこと、雰囲気や構成もヨーロッパ的だよなぁ、このシリーズ。

そんなわけで主人公の2人はイーサンジュリーで変わらず、しかし再会の舞台に選ばれたのはパリです。ひゃっほう!

イーサンが9年前のジュリーとの出会いを本に書き、ヨーロッパをプロモツアー中、ジュリーが本の存在を知ってサイン会の会場へ。
そこで2人は再会するのです。

実は前作で、「半年後の今日、ここウィーンでまた会おう」と2人は約束したのですが、叶わなかったのでした。
イーサンがインタビューで、「約束どおりに再会を果たして、短い周期で2人が一緒に過ごせるようになってしまうとツマラナイ」と言っていた。確かに。

運命にまかせて、それでもなお会えるのがいいんだよねー。
というか、そのために運命を変えようとする力を発揮しちゃうところが良い。約束で会えてしまうよりも。

ほのかに再会を期待して、本を書いてしまうほどのエネルギー。
2人の刹那の出会いは、そんなエネルギーを9年間もの間、注ぎ続けてきたんだなぁ。

ジェシーの方は、9年の間に結婚して子供もいるのですが、セリーヌという不思議で気まぐれな友人の存在は心に秘めていて、完璧に非日常に留めている。
ロスト・イン・トランスレーションでも感じたけど、もう2度と会わないかもしれないけど心が通い合う体験って、その儚さゆえの切なさにそそられる。

今回の脚本は主演の2人も参加していて、前作より一層セリフが多くなってます。
自分たちが演じるのに、セリフ覚えるのむちゃくちゃ大変だよね、これ?(笑)
ほぼ全ての場面が長回しだし。

パリの街を散歩しながらおしゃべりしてるので、観客としては背景の変化も会話も楽しめるけど、普通にワンシーンで15分あったりするからね。並大抵じゃない。

ジュリー・デルピーマシンガン・トークがさらに加速しており、会話劇そのものになってきています。

彼女自身の哲学が、かなり投影されていて、息継ぎまでが長いのなんのって。
世界の現状や死や恋愛に対する彼女の価値観が滔々と語られるのですが、本当に友人の話を聞いているみたい。
脚本として練られているとはいえ、これだけ自分の価値観を語れる人は確かにいることを考えると「言葉は武器だ」と実感した。

彼女のジェスチャーで、指をふらふらさせて「ストップ!って言ってね」「ストップ!」「ファ●キュー!」ていう遊びが面白い。(←実際見ないと分かりにくい)

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2006/08/21 (Mon) 【Before Sunrise】(ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス))

出演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー
監督:リチャード・リンクレイター
製作年:1995
製作国:アメリカ

sunrise.jpg


好きな映画の話をしていた時に、相手が挙げた作品。
映画のセンスは信頼できる相手だっただけに、素直に見てみる。

あっホントにいい。

列車の中で偶然出会った若い男女。
会話のつきない2人は、途中下車してウィーンの街を一晩中歩き回る。

取り立ててストーリーがあるわけでもなく、しいて言えば時間の流れがあるくらい。
「夜が更けて、夜が明ける」…物語の牽引役は、時そのもの。
登場人物は、ほぼジェシー(イーサン)とセリーヌ(ジュリー)のみで、2人の会話だけで進んでいく。

その会話が絶妙なんです。
まずセリフを言っているように聞こえない。
物語の始まりが「列車で偶然出会って意気投合した2人」だなんて、陳腐と言えば陳腐な設定。
でも2人の掛け合いがあまりに自然なので、斜に構えるヒマもなく引き込まれていく。
実際人間ってこんなに当てどなく息つく暇もなくしゃべり続けられるもの?とも思うけど、ジュリー演じるセリーヌ仏英バイリンガルということで、納得。

実際私の周りにも2ヶ国語を完璧に操れる本当のバイリンガル(しゃべれと言われればしゃべれるけど、到底ネイティブには及ばない私みたいなレベルではなく)の友達は何人かいるけれど、彼らはホンットーに頭の回転が速い

自分も外国語で話している時はニューロンたちの意思疎通(笑)がいつもより活発なのを感じるけど、普段から2ヶ国語でものを考えている彼らは、何語で話していようが100倍増しな回転の速さ
話題が次から次へ転がっていくし、一つの主題に対するネタも無尽蔵。
しかもたいていが外国育ちなので、自分の意見というものをはっきり持っている。
ちゃんと意識を研ぎ澄ませながら会話をしていないと、流れをぶったぎっちゃう恐れもある。

話を終えた後は、甘いものが食べたくなるくらい(笑)
バイリンじゃない子相手でも、それくらい会話が弾むことはあるけどね、もちろん。

んなわけで、ジュリー・デルピーの立て板に水のようなマシンガン・トークも、かなり集中しながら聞いている自分がいました。
彼女は、フランス人らしい訛りが本当に少ない、綺麗な英語を話します。
発音も、母音に少しフラ語が残るものの、ほぼ完璧でびっくりしちゃった。
『ダ・ヴィンチ・コード』ソフィー・ヌヴー役、アメリよりも彼女の方が合ってるんじゃ?
…と思ったら、やはり一応候補には挙がってたのね。

しかも私は彼女の(37歳)の姿しか知らなかったのですが、11年前の姿がめちゃくちゃかわいい!
撮影当時で26歳
キュート透明感があって、しかもフランス女ときたら、これはもう男性陣はコロっといっちゃうでしょう!
私でさえ、いきかけた(笑)
いいなぁ。また憧れの女性に出会ってしまった。

イーサン・ホークは、あんまり何とも思わない、しいて言えばあんまりカッコよくないかなと思っていたのだけど(笑)、相手と上手い会話のキャッチ・ボールをしつつ、気を引かれつつ引きたい様が微笑ましかった。

翌朝には、ほぼ永遠の別れが来ることを知りながら、だからこそたった一晩の偶然の出会いを最高のものにしたいと思う。
何てロマンチックなんだー!
でも舞台がウィーンなら可能かも!?

ちなみにこの2人、9年後に『ビフォア・サンセット』という作品の中で再会します。
タイトルも対になっていて面白い。

印象に残ったセリフ…「神は人の中に存在するのではなく、人と人の間に存在する」

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2006/08/20 (Sun) 【Der Himmel Uber Berlin】(ベルリン 天使の詩)

出演:ブルーノ・ガンツ、ソルヴェーグ・ドマルタン、オットー・ザンダー、ピーター・フォーク
監督:ヴィム・ヴェンダース
製作年:1987
製作国:西ドイツ/フランス
berlin.jpg

製作国が「西ドイツ」。
そういう時代に撮られた作品なんだなぁ。

友人が大好きな監督なので、私も体験したくなったのです。

なるほどね。

のような映画だ。

表現のひとつとして映画に引用される「詩」ではない。
「詩」が、映像と言う表現を選んだ。そんな感じ。

私はこういう映画を初めて観たと思います。
「ミュージック(ミュージカル)・ムービー」とは違った意味で、こんなにリズミカル雄弁な映画は、初めて。

今も、自分の中の子供を殺さないように密かに頑張っている。
劇中に語られている“なぜ?”を、常に持ち続けられるように。
全てを悟れる理性的な大人にも、子供のまま大人になっちゃったようなアダルト・チルドレンになりたいわけでもなく。

内なる子供を育てられる大人になりたいと思う。

何か決定的な悩みがあるときに、完璧な現実逃避に走ってもつまらない。
「地球ってどっから出来たんだろう?」って考えて、悩みを相対的に小さく丸めちゃうくらいが、ちょうどいい。

「大は小を兼ねる」実現計画。

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2006/08/19 (Sat) 【ED WOOD】(エド・ウッド)

出演:ジョニー・デップ、マーティン・ランドー、サラ・ジェシカ・パーカー、パトリシア・アークエット、ビル・マーレイ
監督:ティム・バートン
製作年:1994
製作国:アメリカ
ed.jpg

オープニングから“いかにも”な、おティムらしい作りにほくそ笑む。

ていうかこのジョニーさん、ワンカの役作りとかぶるよう…な…こほんっ。

いや、さすがおティムの作品だけあって、とてもジョニーらしいキャラだったと思うけど。

チャリチョコおティムじゃん。いやん。

“史上最低の監督”と呼ばれたエド・ウッドの伝記的映画。

でもそこはおティム
伝記なのに、ファンタジーユーモア全開。
ちゃんと彼のレンズを通した、彼の作品になってしまっている。
これがおティムの創作ではなく、誰かさんの伝記であることの方に違和感を覚えるくらいだ。
ジョニー演じるエドほど、実際本人がイッチャッタ目つきをしていたのか分かりませんが。

でもそこに、たっぷりチョコレートとろとろコーティングして生クリームちょこんと乗せたくらいのエド・ウッドに対するおティムの愛情を感じます。
永遠に「映画」というに生きている(生きたいと望んでいる)ところが、自身と重なったのかな?

そして個人的に脇役陣が、細に至るまでナイス・キャスティングだと思うのです。
特にビル・マーレイサラ・ジェシカ・パーカー
サラがあんなに可愛く見えたのは、初めて。
ビル・マーレイも、愛らしかったし。

基本的におティム自身が「人は可愛いものですね」な精神に基づいているから、登場人物もみんな愛らしく見えるのかもしれない。
ブラック・ユーモアが得意とはいえ、とても人間肯定的なものを感じるもの。
大体において「ブラック・ユーモア」という表現方法も、世の中のネガティブな人間や要素に対する、おティムなりの愛情表現とも取れる。
「そういう表現を採れば、本当の悪人にならない!」ってね。

エドベラ・ルゴシの関係にも、人と人との結びつきっていうものを信じていることが感じられる。
もしかして、(どっちがどっちとは言わないけど)おティムジョニーの関係が、劇中の2人の友情にも映し出されているのかしら?なんて。

あとは、ジョニーは意外と女装が似合わない。本当に意外だな~。
それとも、あの違和感はわざと出したのかな?
別に女になりたいわけではなく、女性服を着るのがスキってだけだもんね。

モヘアに安らぎを求めるのは分かるわ~。

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2006/08/18 (Fri) 【Rien à faire】(ありふれた愛のおはなし)

出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、パトリック・デリゾラ、セルジ・ロペス、フローレンス・トマシン
監督:マリオン・ヴェルヌー
製作年:1999
製作国:フランス
rienafaire.jpg

労働者の夫を持つ、求職中の平凡な主婦。
キャリアの妻を持つが、本人は失業中の現代家庭の夫。
そんな2人がある日スーパーマーケットで出会い、「就職活動」という共通の話題を糧に、逢い引きを続けるが…。

「就職活動」っていう共通話題は、やっぱり強いっすねー。
時期によっては誰とでもこの話題だったりするけど、ネタがつきないもん。

ってそういうことじゃなくて(笑)
「ジュ・テーム・シネマ・フェスティバル」、第3章。
1章、2章のペースを崩さず、この作品が一番フランス映画らしいかな、という気もします。

この2人、労働に忙しい家人は話し相手には不相応なので、惹かれあうのは自然なこと。
少なくとも、良い友達にはなれる。
でもそこは男と女だから…(笑)

人生には、誰でも多分、こういう時間があるものなんじゃないかな。
何ものにも追われず、日常のつかの間にポンと咲く非日常
その期間だけ、違う流れ方をする時間。
忙しくなってくると時たま思い出す程度になるけれど、死ぬ間際くらいには、そのことばっかり考えちゃうような思い出。
そういうものを沢山持っている人は、魅力的だと思う。

秘密って楽しい。
秘密を明かさずに、秘密のことを話すときは、とりわけ。

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2006/08/17 (Thu) 【Superman Returns】(スーパーマン リターンズ)

出演:ブランドン・ラウス、ケヴィン・スペイシー、ケイト・ボスワース、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ、ステファン・ベンダー、マーロン・ブランド
監督:ブライアン・シンガー
製作年:2006
製作国:アメリカ
supermanearth.jpg

ちょっと珍しいアングル。

てっきりスーパーマンJr.と共にお揃いのスーツで、並んでお空を飛ぶところが見られると思ったのに!

だって途中までそういう展開っぽかったじゃないか。
Jr.役のステファン君が、容姿が可愛い上に演技の仕草まで愛らしくて、もうさらって行こうかと思った。食べちゃおうかと思った。がぉ。

「ハゲてる」って…

キミは正しい!正しすぎる!(笑)
そんなJr.君の登場と、その能力を潜在させたまま大っぴらにはしなかった所が、次作を予感させます。
出来ればいっちょ、次も同じ男の子でお願いしますよ。

最近でもアメコミもの、また昔流行ったヒーローものが続々リメイクされていますが、『バットマン ビギンズ』『スパイダーマン』シリーズと、どこか現代風で映像もカッコよく撮られていたりするんですよね。
ストーリーもそれなりにすっきり整理されていて、見やすいし。

でもこの『スーパーマン リターンズ』の場合、どこか古臭い。
オープニングの電光掲示板みたいなクレジットもダサいし、スーパーマンの活躍に一般ピープルは拍手喝采だし、スーパーマンを陥れる敵役の執念やトリックも浅い。
ロマンスは少し冗長で、スーパーマンが人を助けるシーンはバラエティに欠ける。(いつも持ち上げてます、この人)
1枚岩な人間が多すぎて、ストーリーもあってないようなもの。
CGも、お金は沢山かけただろうけど、どこか安っぽく見える。
素材が現代化しただけ、ふざけたコスチュームが余計ふざけて見える。

つまり何が言いたいかと言うと、技術や映画自体の進化によって現代風にカッコよく見せられる能力はあるのに、あえて80年代の雰囲気で作品を再構築しているような印象なのだ。
アメリカ人にとって“スーパーマン”というのはそれだけ特別で、「元祖ヒーロー」ということの現われなのかなと思う。
エンドクレジットでクリストファー・リーブ夫妻に作品を捧げた(正直ココが一番泣けた)ことからしても、かつてのスーパーマンにかなり敬意を払った作りだった気がする。

よく考えたら、バットマンスパイダーマンも元はと言えば人間で、本当の意味で超人的なヒーローと言ったら、やっぱりスーパーマン

人間と他の動物との融合でもなく、ただただ“スーパー”“マン”なわけだから、指先からクモの糸で空中ブランコ♪みたいな活躍のバラエティの豊かさもない。
身体自体が超人だから、バットマンみたくあれこれとアイテムを用意する必要もなく。
自然、設定ストーリーシンプルになってくるのはしょうがないのかな。
スパイダーマンピーターほど感情移入出来る(普段の)間抜けっぷり(存在感薄いだけで、間抜けっていうのとも違う気が)もないし、バットマンのエピソードほど感情移入できるバックグラウンドもない。
元が宇宙人でなく人間である…という設定って、思ったより重要なのかも。

でも主演のブランドン・ラウスは、もう彼しかいない!ってほどスーパーマニッシュでした。
他のキャストに比べて格段がっしりした体格に、蝋人形のようなお顔
何となく、「普段もこの人、クラーク・ケントそのままなんじゃ?」と思わせます。

そしてそして悪役なんだか道化役なんだか良く分からなくなっているケヴィンさん。
彼がいなかったら、正直寝ていたかも…。
コミカルな演技が、アメコミ仕様でさらに大げさに。見ごたえありました。
レックスの計画には突っ込みどころ満載にも関わらず、面白く見せたのはスゴイ!
かつらコレクションにあのおどろおどろしい効果音…笑っちった(笑)

右手でも左手でも飛べる。(両手がデフォルト?むしろ手を突き出す必要も本当は無いんだよね)
supermanleft.jpg

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2006/08/16 (Wed) 【X-MEN: The Last Stand】(X-MEN:ファイナル・ディシジョン)

出演:パトリック・スチュアート、ヒュー・ジャックマン、イアン・マッケラン、ハリー・ベリー、ファムケ・ヤンセン、ケルシー・グラマー、アンナ・パキン、エレン・ペイジ
監督:ブレット・ラトナー
製作年:2006
製作国:アメリカ
x-men.jpg

9月9日公開。

ファイナルって言ったのにー!

嘘つきぃーーー!!!!ぷりっ。

そこまで深い思い入れも無く、の鑑賞もDVDで済ませ、でも普通に面白いなーと思っていた。
倫理観に触れるテーマとも言えるけど、映画で見る限りは何も考えずに楽しめる極上エンターテイメント

ジェットコースター・ムービーという名は、パイレーツよりこっちにふさわしいよね。
文字通りエピソードはポンポン飛んでくし、重要人物が簡単にドンドコいなくなってくし(笑)

2の最後とかちょっと忘れちゃってて、ところどころ設定が抜けていたのも気にならないくらい。
っていうのも、製作(編集)の時点で、すでに設定の取りこぼしが多々あったからだろうけど。

願わくば、も劇場で見ていたかったな。
そういう映画だもの。

でも何かもう、ヒュー・ジャックマンって別に主役じゃないんじゃん!(笑)
何でポスターで一番目立ってるの?
全員そろってキャラが立ちすぎて誰が主役とは言えないし、それでもあえて言うとしたらパトリック・スチュアートイアン・マッケランファムケ・ヤンセン(ジーン役)だし、つまりはポスター間違ってるやん(笑)
まぁの主要キャラで一番登場してるけどさ。
で主役っぽかったアンナ・パキンや、H・ベリーに至っては、存在感80%減。(当社比)

しかも副題に「ファイナル・ディシジョン」とか付いてたり、最終章とか言ってるから、これで全て終わるのね~すっきり!とか思ってたら…何だよー(笑)

思わせぶりな終わり方でした。

作ればお客入る類の映画でしょうし、製作側だって何匹でも柳の下のどじょうをすくいたいはず。
逆に、本当にあの意味深な終わり方ならば、カッコいいのかもしれないが。
原作はどうなんでしょうね?

イアンおじいちゃんのラストシーンもだけど、ホントのラストシーンの人物が…
誰だか判別出来なかったのが悔すぃー。誰アレ?気になる…

さりげなくキュアが助かっていたので、あれは利用するはず。
キュアミュータントの能力を無くさせる力を持っているのに、自分自身のミュータント性は消えない
てことは体内に抗体があるはず。
それを利用して、ミュータント撲滅に乗り出す人間たちに対抗していくのでは?
ってシリーズが続く前提で言ってるけど(笑)
いや、続きますよねーあれは。

イアンおじいちゃん、何であんな変てこなヘルメットが違和感なく装着できちゃうんだろう?
ガンダルフの100倍絵になってないのに、そういうモノだと受け入れさせる、あの威厳
そこも含めて役者魂なのだろうか?
もちろんヘルメットより何より“役者サー・イアン”を感じたのは、ラストシーン、老人ホームに普通に馴染みながらの一人チェスだけども。

エレン・ペイジなんて、何気にこんなアメコミも出てるのね。
『ハード・キャンディ』が見たいけど、劇場で持ちこたえる勇気が無いのでDVDで見よう(苦笑)

個人的に好きなキャラはミスティーク
様々な人物に変身する様子も好きだし、元の姿もないすばでー♪
いや~女の復讐に対する執念は侮るべからずだよ、イアンさん。
あっさりした裏切りっぷり可愛いくらいだ。
mystique.jpg

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2006/08/14 (Mon) 【Miami Vice】(マイアミ・バイス)

出演:コリン・ファレル、ジェイミー・フォックス、コン・リー、ルイス・トサル、ナオミ・ハリス、ジョン・オーティス、ジャスティン・セロー
監督:マイケル・マン
製作年:2006
製作国:アメリカ
miamivice.jpg

9月2日公開。

ジャパン・プレミアでした。
が、来日予定の俳優がキャンセルになってしまったので、特筆することがまったくありません。
眞鍋かをりさんにチョイ悪オヤジさん(名前忘れた。ジローラモではない)に襟川クロさん出演でしたが、チョイ悪オヤジさん以外は試写会でよく見かける顔ぶれですし…。

しかも…ご、ごめんなさい。
最初の方、ちょっと寝ちゃったかも。てへ。

オリジナルのTVシリーズも知らないので、それと比べてどうとも言えないし。
かといって、アクション映画として楽しめたかと言われるとエンターテインメント性は中途半端だった気がするし。
ではストーリーはどうかというと『コラテラル』ラスト付近の方が面白かったし。
漢のかっちょ良さに関しても、『コラテラル』ロボット・トムや、あたふたジェイミー・フォックスの描き方の方が、キャラが魅力的に見えた気がする…。

マイケルさんは、こういうのが好きなのね!っていうのは良く分かりましたが。

ただ少なくとも、この作品で2時間越えは、冗長すぎるんじゃないだろか?
もっと短くしても、何の支障もないはず。

コリンは、おもちゃを我慢しろと言われた3歳児みたいな顔をしているね。今にも泣き出しそう。

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2006/08/12 (Sat) 【Match Point】(マッチポイント)

出演:ジョナサン・リース・マイヤーズ、スカーレット・ヨハンスン、エミリー・モーティマー、マシュー・グード
監督:ウディ・アレン
製作年:2006
製作国:イギリス/アメリカ/ルクセンブルク
matchpoint.jpg

フランスのポスターにしては珍しく、夢がないな。
日本の公式イメージの方が良い。

明日8月19日公開。

シンデレラ・ボーイの話。
ただしこのお話は、「お姫様は王子様と結婚し、幸せに暮らし…」から始まる。

はい、面白すぎる。やられた。ウディにやられた。

こういう意味(=本来の意味)で“面白い”作品を、久々に観た気がします。
最近見た作品群……結構濃いラインナップですが、その中でもピカイチ

それは周りの観客も同様だったようで、上映終了後に「なるほどね」と溜め息が吐き出され、クレジット終了後には拍手が起きました。
そんな盛大な拍手でもないですが、日本の劇場では初めて遭遇したかも。

まず小説家としてのウディ・アレン

ラスト30分くらい、画面から目が離せず、手に汗握ります!
ストーリーに凝らないラブストーリーだと思いこんで(なぜか)見ていたので、こんなにドンデン返しの畳み掛けが来るとは予想外。
というか、こういう種類のドンデン返しもまた中々見かけない。
“結末を予想することにあまり意味のない”ドンデン返しと言いますか。

しかもね、このラストの畳み掛けに関しては、映像で見るからこそ面白いのがまたスゴイ。
小説じゃ、上手く面白く見せにくいんじゃないだろうか。

それに加え、タイトルの『マッチポイント』とその概念がラストで身を結ぶ、このオチ具合も見事。
オチが2重だったのも天晴れ。
途中で1箇所、「あぁここに(タイトルを)落とし込んだのか」っていう場面があるのだが、それだけじゃ終わらなかった。

ストーリーそのものの練りこみに唸った1作でした。

ただ、同じようなストーリー展開に覚えがあります。
映画だか小説だったか忘れましたが…本作を見て何か思い当たった方は、教えてください(笑)

そして監督としてのウディ・アレン
前述したラスト展開の濃さに比べると、途中経過に時間割きすぎなのかもしれませんが、私は全てのシーンを面白く見られました。

クリスジョナサン演じる主人公)がイギリス上流階級に溶け込む手腕の狡猾さなんて、細かく見ていると奥が深いのだ。
小鹿のフリしてですから。せくしー・びーすと?(笑)

もちろん舞台がロンドンなので、その時点で見る価値を感じる方も(特にこのブログのお客様には)多いのでは?
例えば、Break a leg!っぽい場所としては、こんな所が出てきます。(写真はロンドン滞在中に撮ったモノ)

ロイヤル・コート劇場。
PICT0536.jpg

女優志望のノラ(スカーレット)が、クリス(ジョナサン)付き添いの元、オーディションを受けに来る劇場です。
アラン・リックマン監督の『My name is Rachel Corrie』の上演劇場なので、ちょうど女性の一人芝居ということもあり、「ノラMNiRCのオーディションを受けに来た」という脳内設定で見ていました(笑)

クリスが外でノラを待っている時、ずっと背後に劇場が映っているのですが、偶然か意図してか、向かって左側MNiRCの広告がある辺りが映りません…多分。
もしかしたら映ってたかも?これから観る方はぜひ確認を(笑)

そしてココ。
PICT0639.jpg

幻の(笑)『Woman in White(白い服の女)』byロイド・ウェバー
エミリー・モーティマー演じる妻に「あなたウェバーは嫌いじゃなかった?」と言われつつも、観劇に行くクリス

翌日に「昨日の舞台は良かった」とか言ってますが、ストーリー上、彼には舞台を見る気持ちの余裕なんて無かったハズ。なんで、真偽のほどは分かりません(笑)
でも本当にちょろっとですが、劇中の曲も流れますヨ♪

さて、キャストさんたち。

ジョナサン・リース・マイヤーズ。
主演映画でよくよく見ると、タイプじゃないことが判明したので、太字はやめました(笑)
ただ、クセがなく役と合っていたし、しかも上手く演じていたので、俳優としては良かったです。
男の原罪というか、本性というか、上手く表していました。
クリス愚か且つ運の強い男だったのか、それとも自分の強運を見越して全てを成し遂げたのか、その判断を観客に委ねる、ギリギリのラインの演技が上手かったと思う。

スカーレット・ヨハンソン。
監督に惚れ込まれると、女優は輝くんですね~。
色気はもちろんのこと、狡猾さ浅はかさの両面を持つ女性として、普段あまり見せない声を荒げる演技も見られた…つまりとにかく、色んな表情を撮られていたゆえに、輝いていたと思う。
時近くして、彼女が主演に名を連ねる映画をもう1本観たのですが、本作での彼女の方が、断然美しかったですよ。

エミリー・モーティマーは、『Dearフランキー』のお母さん役だった女優さん。
こういう女って男性から見るとウザいんだろうなーっていうのが、見てて痛かったです…気をつけよっと。(笑)


この作品全体、そして“マッチポイント”という概念のテーマは「運」
この作品を観ると、「世の中ってこういうもんなのかもね、やっぱ」と思う反面、「本当の運の良さって何なんだろう?」とも考えちゃう。
クリスは強運だし、最後の最後に出てくるセリフもそれを反映していてピリ辛く面白いんだけど。

でもクリスが今回の件で学ばず、もう1回しくじったら、今度はどうなるんだろうとか。
人生の最後の最後でもし全てがばれたら、それは初期にばれてることより、どっちが辛いんだろうとか。
どっちが強運と言えるんだろう?とかね。

「辛い体験を通して人は成長する」というのは、もしかしたら運の悪さに対する単なる慰めなのかも(笑)
全てが要領よく進んでしまう人とか、ここぞと言う時に上手くいく人(失敗する人)、生まれつき何かを持ってる人…いるもんね、実際(笑)

運が良いと見るか、悪いと見るかって、実はすべて当人の人生観にかかっているのかも。
自分の望みどおり全て上手くいくこと「運の良さ」と見る人もいれば、世の中の吸いも甘いも見られることに運の良さを見出す人もいるかも…(ただ後者は、最終的に成功した場合だけかな・笑)

観た後に、その映画のテーマについて、こんだけ考えさせられるのも傑作の証拠だと思う。
観てオイシイ、観た後もオイシイスルメのような映画ですな。

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2006/08/11 (Fri) 【24 Heures de la Vie d'une Femme】(ブラウン夫人のひめごと)

出演:アニエス・ジャウィ、ミシェル・セロー、ベレニス・べジョ、ニコライ・コスター=ワルドー、クレマン・ヴァン・デン・ヴェルグ、フランシス・バーバー
監督:ローラン・ブニーク
製作年:2006
製作国:フランス
24heures.jpg

フランス語原題が『ある女の24時間』という意味になるのですが、まさにその通り。

しかも実は、主人公ルイを軸とした3世代の男女が、24時間というつかの間を共有する話になっている。

現代において、カジノで出会う老紳士ルイとティーンの少女オリビア
その老紳士がまだ少年だった頃、たった24時間の駆け落ちをした母親テニス講師
そしてルイ少年に思い出を語って聞かせるブラウン夫人が、若かりし頃おぼれたギャンブル中毒の青年との24時間の恋

その全てがリンクし、同時進行で語られる。
人生においては刹那とも言える24時間に、男と女が触れ合って散る火花とその終息。

刹那の恋には、常に罪の意識がつきまとっている。
裏切り欲望や、独り善がりなどなど…。
そんな、人間のダークサイドを身をもって知る体験をすれば、そりゃ一皮むけるに違いない。

こんな経験、しておきたいものです。
できれば老紳士ルイと出会うオリビア的な立場で。←美味しいめの役どころ選ぶ辺りが姑息。

作品としては、フランス映画の中ではかなり好きな方です。
ベスト3には入りました。
『この胸のときめきを』と他一作品とともに「ジュ・テーム・シネマ・フェスティバル」で上映中の本作ですが、このフェスティバルの作品選考のセンスそのものに、光るものを感じます。

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2006/08/10 (Thu) 【Errance】(この胸のときめきを)

出演:レティシア・カスタ、ブノワ・マジメル、ヤン・ゴヴァン
監督:ダミアン・オドゥール
製作年:2002
製作国:フランス
errance.jpg

もうね~写真にも写ってる男の子が、可愛くて可愛くてしょうがないの!
こういう子を産むには、何を食べればいいんでしょね?(←元が手遅れ)

しっかり者で、フランス人らしいヒステリックも持ち合わせながら、ナチュラルな美しさ輝くレティシア・カスタと、日本までやって来るフランス映画にはやたらと出てるブノワ・マジメルが夫婦を演じています。

マジメル演じるジャックは本当にどうしようもない男。
でも女って、何故かそういう男ともきっぱり手を切れないのよね(って経験まったくありませんが・笑)

そんな2人がくっついたり離れたりを繰り返しながら(子はかすがい?)、数年間ダラダラと関係を続け、ラストに男が死ぬ。

もうさ、フランス映画ってストーリー書いちゃダメよね。かならず1文で終わっちゃうから(笑)
でもね、その一文を2時間かけて、飽きさせずに見せられるところがスゴイのであって。

それでまぁ、最後になってやっぱり何だかんだ言って情が移っていたらしい女は、男の死を感じて一目散に走るのですが。

海のシーンが、全般的に好きです。
男女のぶつかり合いはあれ、概ね見心地の良い映画。
浮気相手の女にアクセサリーを返しに行った時のリアクションも、笑えたし!
詰めの甘いジャックめ(笑)

途中経過がリアルだったなぁ。
うちの両親となんか微妙に重なったりもしてしまった…(苦笑)

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2006/08/09 (Wed) 【The Fast and the Furious: TOKYO DRIFT】(ワイルド・スピードX3 TOKYODRIFT)

出演:ルーカス・ブラック、バウ・ワウ、サン・カン、ナタリー・ケリー、ブライアン・ティー、北川景子、妻夫木聡
監督:ジャスティン・リン
製作年:2006
製作国:アメリカ
wildspeed.jpg

9月16日公開。

シリーズ前作をまったく見ていません。
興味もありません。
免許持ってないし、持ってないし。
アクセル踏んだとたん人轢いてそうだから免許取るな、と言われるし。
取る気もないし。

そんなわけで今回も、車のシーン「ふ~ん」程度にしか見てなかったんですが、他のシーンがある意味笑えました。
「笑える」といっても、“失笑”ですが。

ストーリーが全くない、本当にだけが撮りたかったような、こういう映画が日本を舞台にすると、どんなことになるか。

まず主人公の部屋は、4畳一間の畳部屋ですよね。
学食に、旅館の夕飯みたいな、竹籠に入った天ぷらが出てきますよね。
無駄に風俗シーンは多いですよね。
渋谷のスクランブル交差点で、人が居る時時速200kmのカーレースをしますよね。
銀座でも新宿でも、一般道路で200kmのレースも当然ですよね。
もちろん主人公のライバルである日本人役に、日本人俳優なんて使いませんよね。
片言の日本語を、日本人の振りしてしゃべってるので、字幕は付かないわ聞き取りにくいわですよね。

こんなに分かりやすいフェイク☆ジャパニーズな描写を、久々に見ました。
ある意味、「今度はどんな勘違いをするんだろう?♪」と面白く見られたんですけど。

妻夫木君は、主要キャストに名を連ねてるものの、カメオなので一瞬です。
北川景子ちゃんはティーン誌のモデルさんらしいのですが、どこに出てるかすら分かりませんでした。
登場シーンの長い日本人は、この2人よりむしろ、柴田理恵、KONISHIKI、千葉真一なのでは?

車が好きなら勧めます。
車が好きでなくても、ある意味面白いので、タダで見る機会があるなら勧めます。
車が好きではないのにお金払って見る人は、物好きと呼ばせてください。

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2006/08/08 (Tue) 【United 93】(ユナイテッド93)

出演:コーリイ・ジョンソン、デニー・ディロン、タラ・ヒューゴ、サイモン・ポーランド、デヴィッド・ラッシュ、ジョン・ロスマン、チップ・ジーン
監督:ポール・グリーン・グラス
製作年:2006
製作国:アメリカ
united93.jpg

まだ公開が先だからと感想を先延ばしにしていたら、いつのまにか明日に迫っていました。
本当なら、『笑いの大学』の後に来るべき作品だったのですが…

8月12日公開。

9.11から早5年…
今年は、あの事件を題材にした映画が続々公開。

『ユナイテッド93』はそのひとつ。


2001年9月11日4機の飛行機がハイジャックされた。
WTCに突入した2機ペンタゴンに突っ込んだ1機は、ターゲットに到達。
4機目のユナイテッド航空93便サンフランシスコ行きは、乗客たちがハイジャッカーに抵抗したため、ワシントンにあるターゲット(ホワイトハウス国会議事堂と推察される)に到達することなく、ペンシルヴァニア州の森に墜落した。

これはその4機目の物語。

そうはいっても、本当に機内の様子を知りえるのは実際には不可能なわけで、やっぱり「これはフィクションなんだ」っていう意識は持って見ないといけないと思う。
地上(管制塔、航空会社のオペレーションセンターなど)は、実際の職務についていた本人が演じているほどなので、現実に忠実だと思うけれど。

WTCに飛行機が突っ込んだ瞬間、それまで騒然としていた現場が水を打ったように静まり返り、人々が口を開けたまま唇に乗せる言葉が見つからず呆然としている様は、実際の現場を想起させる。
私だって、テレビであの瞬間を見たとき、言葉なんて紡げなかったもの。

93便生存者は皆無とはいえ、携帯電話から乗客の声を聞いた遺族はたくさん居るわけだから、そのシーンには説得力がある。
よく報道にも乗っている、「最後の言葉が“I love you”だった」というもの。
CAが、「もう明日からこんな仕事は辞める」と電話口で家族に言ったのが印象に残っているのだけど…そりゃそうだよなぁ。

どうやら米国でハイジャックテロに対する危機意識が薄まっていた時期に起きた事件らしく、地上スタッフが事態(ハイジャックであり、テロでもあったこと)を理解するのに、恐ろしく時間がかかっていて、それを非難する色の濃い作品でもある。

ラストには、組織や当局(の伝達体系の脆弱さ)を非難する趣旨のテロップが流れ、イスラム教徒にはかなり気を使って製作された感もある。
監督は遺族の全員に話を聞きに行き、映画化の承諾を求めて回ったらしい。
それでも内容に偏りを感じた人はいたみたいだけれど…
もっともっと中立的に、それこそ正統派なドキュメンタリー映画にしていたら、きっと上映許可は下りないんだろうな。

というのも。
ユナイテッド93は自ら墜落したのではなく、米軍に撃ち落された可能性も拭えないから。

乗客がテロリストに立ち向かっていったというのは、遺族が受け取った電話口の会話からしても事実らしい。
他の同時ハイジャック機が全てテロに使われたという情報を受けていた観客たちだから、「テロに使われるくらいなら、墜落させてでも阻止しよう」と思ったのも事実かもしれない。

でも実際、乗客たちがコックピットに侵入した形跡は残っていないらしいし(劇中ではラスト近くにコックピット突入)、何より93便の破片が、墜落現場から何kmも離れたところから見つかったりもしているらしい。

つまりテロ阻止のために、米軍ユナイテッド93を撃ち落した可能性もあるということ。

それ自体は別に攻められることじゃないとは思う。
その先の被害を考えたら…例えば自分が乗客として乗っていたとしたら、ものすごく怖いし、そんなこと納得も出来ないとは思うけど、その決定を理解することは出来るだろうと思うのね。

でもそれが美化されて、武勇伝になってしまったら、問題だと思う。

記憶記録にとどめる上では有意義だけど、両刃の剣でもある。
伝えられるままに受け取ることは、事実を葬り去ることと、実は表裏一体かもしれないから。

表面上は皆が知っているけれど、真相を知りえるのは難しい事件。
それをまるでドキュメンタリーであるかのように撮っただけに、見る側の思慮の幅広さと深さが求められる作品ではないかと思う。

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2006/08/07 (Mon) Perfume改め、パフューム。

PICT1351.jpg

やったね!

祝!『パフューム』日本公開(予定?)!

2007年陽春、配給はギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス

ヒューの『アメリカン・ドリームズ』の前例がありますから、まだまだ手放しで喜んじゃいけないのかもしれませんが、でも多国籍企業の日本支社ではなく、日本の配給会社なんだから、わざわざ自分たちで買ったんだから、これは大丈夫でしょー!!

あとは来日をがんばってください!(><)

※本来はPLブログの範疇にある記事ですが、持って来ました。
しかもトップにも置いてしまいました、あははん♪

ま、一応映画ネタだしね。

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2006/08/06 (Sun) 【Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest】(パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト)

出演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトリー、ビル・ナイ、ステラン・スカルスガルド、ジャック・ダヴェンポート、ケヴィン・マクナリー、ナオミ・ハリス、ジョナサン・プライス○○○○○・○○○○
監督:ゴア・ヴァービンスキー
製作年:2006
製作国:アメリカ
pirates.jpg

この監督本当に苦手なんです…(笑)
もうダラダラダラしてるのが嫌で嫌で。

でも本当に、実際ジョニー主演じゃなかったら、記録を塗り替えるほどのヒットなんて絶対しない作品でしょう(笑)
ジョニー以外の出演者だけでも(豪華だけど)、もたなかったと思う。

今回は周囲の評判がなかなか良いので、期待した…のがまずかったよね(笑)

期待せずに見るべきだコレは。
そして予告編でオイシイとこ出しすぎだコレは。

映画番組を好んで見てしまっているせいかもしれないけど、予告スチールで出てきたシーンばかりで構成されてる印象…
むしろ予告編のがオイシイトコどりだわ見せ方が上手いわで、面白かったりして…(元も子もない)

ほんでまたコメディーとかアメリカのシットコムとかも好きだから見慣れてしまっていて、自分の中の笑いの沸点高くなっていたのかも。
本作では、なかなか沸点に達せなかったです。
いやでもこういうのは、些細なことでも笑ったモン勝ちだけどね。

ラストに全く文句はない。
いや、むしろあのラスト嬉しい、私は♪
○○○○○ったら、もしや私のため?…
↑ほっといてください。エサを与えないでください。

ただとにかく、と、ベースとなる脚本そのものツマラナかったー…(笑)
主に外見面で完璧な世界観を楽しめること、普段あまり見ることのない大海白浜癒し効果は抜群だけども。

ジョニーが上手いから見ごたえあって、しかも彼が主役で出ずっぱりだから、3時間近くも見ていられるわけで。
そんなわけで、ジョニーはやっぱりすごく良かったんだけどね。
出演者にお金払いたい類の映画です。
お祭りムービー。ラブアクみたいな。(あれは内容も好きだけど)

ジョニー色物さんだけど、色物とか色物じゃないとか以前に人間超えてるビル・ナイ氏。
彼はアラン同様、仕草・しゃべり方に結構クセがあるので、映画に出てきても素の姿を拭いきれずに見ていることが多いのだけど、さすがに今回は綺麗さっぱり素が消えてましたね(笑)

いつも動きにクセのある手も、どこにあるんだか…という感じで。
でもこの役、背景を作りこんであるようなので、あんな姿だけど哀愁漂ってて嫌いじゃなかったです。

見てて気持ち悪いとかも無かったし。
前作の月光の下の骸骨もそうだけど、特殊メイクって「スゴイなー」と興味津々に見つめてしまう。
ロード・オブ・ザ・リングアラゴルンじゃなくてケルンじゃなくて…何だっけ?

オークウルク・ハイだ!(公式サイトで調べてきた)

誰だよケルンアラゴルンも方向性違いすぎだけど。

そう、オークウルク・ハイみたいなのも、怖いけど結構じっくり見てみたくなってしまったり。

出演者の豪華さとか、ファンタジー色が強いところとか同系統だよね。
シリーズ追うごとにファンが増えていったり。
ハリポタもか。
ハリポタやロード~の方が、奥深いけど。

でも何だかんだいって、も劇場に見に行くけどね~(笑)
キャストですでに見に行く価値あり…復活した“彼”に、キース・リチャーズまで出てくるっていうんだものさ。
楽しみだな~ヤシの木から落ちたりするのかな~やっぱり♪

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2006/08/05 (Sat) 【乱】

出演:仲代達矢、寺尾聡、根津甚八、隆大介、原田美枝子、宮崎美子、植木等、井川比佐志、ピーター、児玉謙次、野村武司
監督:黒澤明
衣装:ワダエミ
原作:ウィリアム・シェイクスピア『リア王』
製作年:1985
製作国:日本、フランス
ran.jpg

フランスが出資しとる…。

ちょっと昔の作品を見るときって、時代感覚ハンディがあるだろうからと、多かれ少なかれ構えてみてしまう。
それは時代劇だからというのではなく、純粋に、過去に作られた作品に限ったことだけど。
現代の時代劇ならば、現代的な感覚が回顧して作っているだろうから。

それで、その「構え」みたいなものが大抵いつも徒労に終わるのが、黒澤監督とキューブリックの作品なのです。
時代錯誤も全く感じず、退屈も覚えず、そのメッセージを身体で感じられるし、ストーリーにも入り込める。
表現の自由さには今の作品と変わらず驚かされるし、斬新さ現代作品を凌ぐほどの衝撃となる。
「作品を見た」ということそのものが、人生におけるひとつの点(ポイント)になるくらいの力を持っている。

この作品もまた然り。
ただ原作がシェイクスピアということで、そちらの才能に負う部分もかなりあると思うけれど。

メッセージも古ぼけていないしね。(ちょっと伝え方が説明的すぎた気がするけど…)

役者さんも、今テレビなんかでお馴染みの人がたくさん出ているけれど、外見が若いのでほとんど分からなかった…。
ひと目で分かったのはピーターくらい?
根津さんもちょっと時間かかっちゃったし。
ピーターが可愛い役どころでありつつも、あんまり演技が上手くない気がしたけど、まぁいいや。
今の池畑さんは、怒ると怖そうだから(笑)

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2006/08/04 (Fri) 【BLOW】(ブロウ)

出演:ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、ジョルディ・モリャ、フランカ・ポテンテ、レイチェル・グリフィス、レイ・リオッタ、イーサン・サプリー
監督:テッド・デミ
製作年:2001
製作国:アメリカ
blow.jpg

最初のシーンジョニーがあまりにもカッコよくなかったので、「大丈夫かな…」と心配していたら、後半に向けて話自体が面白くなってきて、のめり込んで見ていた。

1970年代に若くして伝説のドラッグ・ディーラーとなった男ジョージ・ユングの波瀾の半生を描いた本作。
でも人間ドラマに焦点を当てていたから、あまりヴァイオレントでグロいシーンはない。
役がジョニーらしくない気はしたけど、映画全体はジョニーらしい作品を選んだんだなーやっぱりと言う感じ。

ユング本人のインタビュー映像も特典で見たけれど、ウィット&ユーモアたっぷりで、ちょっとシニカルジョニーに通じるものがあると思う。
商品(モノ)は悪かったけれど、一大ビジネスを築き上げた人だけあって頭が良い。
愚かだけど、頭が良い。本当に賢いのとは、違うけど。

欠けていたものは年を経るにつれて補われ、人間としても丸くなった頃、娘に会うことが出来ないことで、それまでの過ちを痛感させられるのが悲しいね。
自業自得といえばそうだけど、娘が面会に来た幻覚を見て、その幻覚に後ろ髪引かれつつ去る背中が、切ない。

ユング本人も言っていた、「人生の価値観をどこにおくか」
彼は自分のやりたいことに情熱をかたむけて、人間関係を疎かにした。
犯罪とかそういうこと関係なく、ただ他人への思いやりを怠ることそのものが、結局は個人の崩壊に繋がった好例だと思う。

お金だけで繋がってる関係とか、利害関係で繋がってる関係とか、脆くて怖くてしょうがない。
お金は人間が作り出したものだもんね。

無償の愛で繋がるべき父娘関係を蔑ろにしてしまったのは、マリファナやコカイン密輸入の罪より重かったと言うべきなんだろう。

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nana

  • Author:nana
  • Would be always grateful that we somehow existed at the same time in a world's long history.
    My life has so much expanded after knowing you.
    Good bye, for a while and see you sometime.

    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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