2007/06/30 (Sat) 【Children of Men】(トゥモロー・ワールド)

出演:クライブ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン、キウェテル・イジョフォー、チャーリー・ハナム、パム・フェリス、ダニー・ヒューストン
監督:アルフォンソ・クアロン
製作年:2006
製作国:アメリカ、イギリス
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“Tomorrow World”だとピンと来ないけど、“Children of Men”なら核心を突いてる。
子は地球の宝――地球のため人類のためと言われてもイマイチ親身になれないことでも、「子供のため」と考えれば世界は1つになれる……かも?という祈念を込めた作品。

出産シーン、胎児が出てくるところがリアルすぎて引きました。
リアルな情景にひいたのではなくて、「コレを撮るために何をどうしたんだろう?」って考えて、一瞬ひいた。

準主役のジュリアン・ムーアがあんなに早く消えたのは予想外で、マイケル・ケインファンキー爺だったことは想定外。
ジュリアン・ムーアは、彼女がこの役をやる必要性があまり感じられず…。
マイケル・ケインといえば、何を置いても「執事」の人だったもので。(こっちは嬉しい裏切り)
もひとりキャストで触れておきたいのは、キウェテル・イジョフォー
最近本当によく見る。しかも作品選びのセンスが良い感じ。

クアロン監督の作品て、評判がいつも良いから、観る前に期待しすぎてしまうのが難かも。
他に観たのは『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』くらいのものだけど…。

その時も思ったのは、映像に秀でた監督だなってこと。
今回も“空飛ぶブタ”とか、シーンによって同じ作品とは思えないほどの「世界観の違い」がアートだなと思いました。
その分ストーリー・テリング“あえてしっかりやりたくない”という思いが感じられて。
今回みたいな前衛的な作品にはそれなりにハマるけど、ハリポタみたいな1巻ごとにしっかり起承転結のある作品にはだからあまり向かなかったのか~と納得。

こういう(素直に感情移入させない)作品て、映画が溢れている時代には埋もれてしまうのが損だけど、いつかまた日の目を見るかもしれないとも思う。
人が「考えること」に時間を割ける時代が来れば、ね。(もう来ないかもね…)

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2007/06/27 (Wed) 【CAPOTE】(カポーティ)

出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリフトン・コリンズ・Jr、クリス・クーパー、ブルース・グリーンウッド、マーク・ぺルグリノ
監督:ベネット・ミラー
製作年:2005
製作国:アメリカ
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ただいま読中の「冷血」
中途半端なタイミングで映画を観ることになってしまいましたが…。
これは映画観てからだと、本の印象がかなり変わりそう。

「冷血」という本は、なかなか本筋に突っ込んでいかない“じれったさ”があるけれど、この映画では事件そのものはさらりと。
やはり焦点は、カポーティと加害者との、複雑な思惑の絡む交流に当てられていて。

「冷血」では、加害者の1人・ペリー“興味深い特殊な人物”として描かれていたのに対し、劇中ではカポーティがそう彼のことを称しているだけで、本人にそこまで狂気は感じない。

というのも、カポーティの方がペリーの数倍、特殊で残酷に見えるから。
「同じ家で育ち、私は表口から、彼は裏口から出て行った」(うろ覚え)という表現がカポーティの口から出ていたけど、もし同じように“普通じゃない”性質を持っているとしたら、表口から出て行った方が、より複雑な人格を持ち合わせていそうな気がする。

それを自覚したうえで、社会にも解けこんでいく頭の良さを持ち合わせているわけでしょ。
自分と同じ匂いを持つ者には鋭く反応するし。

作品自体は薄味かなと思いましたが、唯一濃かったのは、そんなカポを演じたシーモア・ホフマンです。
ジーパンシャツリュックで、ハリウッドの高級ホテルをウロウロしちゃうようなホフマンさんですが、そんなオタクっぽさが十二分に生かされたカポ役
『M:i:Ⅲ』の時も思いましたが、人をイラつかせる語り口が上手い。

『ティファニーで朝食を』って、本も映画もノータッチなのだけど、カポーティという人物に興味が出てきたので、今度コンタクトをしてみようと思った。
だって、あんなオサレっぽい物語と、人の処刑日延ばしてまで「冷血」書いたのが、同一人物だなんて。ねぇ。

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2007/06/25 (Mon) 【Final Destination 3】(ファイナル・デッドコースター)

出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ライアン・メリマン、クリスタル・ロウ、シャーラン・シモンズ
監督:ジェームズ・ウォン
製作年:2006
製作国:アメリカ
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このシリーズも2が一番だったかなぁ。
でもこれ、&3作目は監督一緒で、だけ違う。
なのでネタ切れっていうよりも、監督のカラーが好みかどうかかも。
個人的には、2の監督の方が、ジェームズ・ウォン(1&3監督)よりもセンスあるなって思う。

っていうのも、ウォン監督シリアス過ぎるんだよね。全体の色調が。
1はまだ初めだから間延びしてたし。3のラストはただのバッドエンドだし。

この作品って怖いしホラーだけど、改めて考えると非常にアホくさいので、そこを良く分かってスピーディーなコメディー仕立てにした2の監督は巧いなと。
2のラストとか、ある意味素晴らしいと思うし(笑)
あと、2は「必然」の作り方が上手かったかも。
一度安心させてから、最後にドカンと来る手法も、よく練られてた。
そう考えると、3は安心させずピンチにピンチを重ね……なので、逆に心の準備が出来て衝撃に耐えられたかも。

3は、日焼けサロン→棺おけのくだりは唸らされたものの、ジムにクマが居る必然性に非常に突っ込みたかったっす(笑)
また、飛行機がまるまる爆発した1は別として、2と3に言えることだけど、死ぬはずの人間が関わらなかった時点で、最初の大惨劇の事情が幾分変わってきちゃうケースもあるよね。
3で、ビデオカメラを落とすはずの人間が乗らなかったでしょ。
元々コースターにガタは来ていたけど、カメラも結構大きな要因だったから、色々変わってきそうじゃない?

って、そんな真面目に語る映画でもないんだけど(苦笑)、一方でファンが多いのも納得なんだなぁ、何となく。
これも続編できるのかしら?
ならば監督は2のデヴィッド・リチャード・エリスがいい。

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2007/06/23 (Sat) 【WICKED】(28.Feb.2007 Soirée) Elphaba

Kerry Ellis as Elphaba

舞台:「レ・ミゼラブル」(ファンティーヌ)、「ミス・サイゴン」(エレン)、「ウィー・ウィル・ロック・ユー!」(ミート役オリジナル・キャスト)、2001年版WE「マイ・フェア・レディ」のイライザ役アンダー・スタディとして、ジョナサン・プライスと共演。
CD:No One But You(Queen & Kerry Ellis)
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声が、もしかしたら今まで聞いたことのある声の中で一番好きなんじゃないかってくらい、超ツボなハスキーヴォイスでした!

経歴見て納得。QUEENと融合する声、ってことだもんね。
「We Will Rock You」のオリキャスで、CDも出してるし、(新生)Queenのコンサートにも出演しているみたいだし。

ハスキーの弱点だからしょうがないけど、高いキーDefying~ラストの雄たけびなんかでは、限界を超えて声が掠れてしまい、伸ばしきれていない部分は多々あった。
気迫がすべて――とも言える1幕ラストなので、ココで出し切れると観客がものごっつ割れて、その歓声や拍手が舞台の演出の一部を成すような現象が(そう、「現象」って言葉がぴったり!)起こる。

これは彼女ではなく私の問題だけど、このシーンて、初めて観た時が、一番感動が大きいと思うんだよね。
10月のIdina“初めてのもの”として強烈に印象に残っていたり、CDを聴きすぎていたり、海外の色んなElphabaをネットで見ちゃったりして(コレはダメね・苦笑)、今回はやっぱり自分自身冷めて見てしまった部分もあると思うの。

あっという間にDefying~シーンが終わっちゃった感じで……感情移入して“ノる”前に終わっちゃったんだよね…。
観客席までも巻き込むような“気の渦”も見ものなので、席が前方過ぎたのも一因かも。(この演目は会場のなかほどで見るのがベストな感じ)

そんなわけだから少し物足りなさは感じたけど、「The Wizard and I」「No Good Deed」など低いキー中心のナンバーでは、本当に丁寧に歌い込んでいて、上手さが際立つKerryでした。
声と曲が融合していて、聴き心地が良すぎ。ずっと聞いていたいと思った。
余りに聞かせすぎるから、役としてより、歌手としての彼女を感じるくらい。

もちろん役作りもちゃんとしていました。
ただ、まだIdinaを踏襲している感はあったかも。
Kerryにとってのエルファバと、Idinaのエルファバが重なっているのなら、踏襲も何もそれが正解と思って演じているのだろうから、別にあえて違える必要もないわけだけど。

まぁWE版としてのオリジナルIdinaが演じてしまったから、(あれだけ支持を得ていたエルファバ像を)イチから作り直すのもなんだかねって感じなのかも。
Kerryは今後も続投ということで、彼女なりの新しいエルファバを作り上げていくのが楽しみです。
ホント、声が好き。(何度も言っちゃうし)

あと、これまで観た舞台では、名の売れてる俳優が登場するシーンで、拍手や歓声が起こるのを何度も経験してきたので、Idinaの時もそういう意味で歓声が起こっているのだろうと思っていた。

だけどキャスト・チェンジ後も、ボリュームに落差はあれど、やはりエルファバが登場すると歓声や拍手は起こっていて、この演目って、本当に「キャラクターが愛されているんだな」と実感しました。

(フィエロの「I've been thinking」に対して)「Yes, I Heard」や、“As Long As You’re Mine”ラストの「I feel... WICKED!」など、お決まりのセリフにもすかさず客席は反応していたし。

まぁそれも良いのか悪いのかって話だけどね(苦笑)
この演目にいわゆる“ショー”的な要素が強いのは、そういう部分も大きい気がする。
だからこそリピーターも生まれやすいとは思うけど。
個人的には、客席が盛り上がればテンションも上がるし、どんな悲劇にもコメディは付き物だと思っているので、あればあったでいい感じ。

余談ですが、一緒にKerry版を観に行った友人が、「日本でエルファバやる人は、これと同じか、もっと歌える」と言っていたので、そういう意味では観に行くの楽しみ。(心配なのはやっぱりお芝居かな…苦笑)
Idinaオリジナルを演じないプロダクションを見るのも初めてなので、役作りの違いも気になるところ。

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2007/06/21 (Thu) 【WICKED】(28.Feb.2007 Soirée) Nessarose

Katie Rowly Jones as Nessarose

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バックステージでも舞台上でも若い感じがしたけれど、実際のところはいくつなんだろう?
すでに色んな舞台でヒロインを演じていて……そう、“ヒロイン・キャラ”なんだよね。
ネッサ“悲劇のヒロイン”だけれども。この子、本当に可哀想すぎる…。

美人さんで、声も滑らかで、歌も上手くて……だからこそどんな役でもこなせそうだけど、ともすると個性のなさと紙一重になってしまいがち。
そこが逆に、生まれたときから個性的な姉・エルファバとは対照的な、可憐で大人しく素直なネッサ(そしてちょっと頑固)というキャラクターには合っていたのではないかな。
2幕の久々登場シーンも、そのまま真っ直ぐ大人になった感じだものね。

「Wicked」という演目は、メッセージが分かり易すぎるところや、お金をかけるポイントなどは商業的子供向けかもしれない。

一方でネッサの辿る末路、そしてラストでグリンダが置かれた状況なんかは、微妙なしこりを残していて、大人向け。
「ハッピー・エンド」の裏側を、少しだけれども描いたことが。
というより、そのために“あえて”ハッピー・エンドを作り出したところなど。

エルファバヒーローのような存在と捉えて全編をみるのは、もちろんアリだし王道だと思う。
それはそれで社会風刺教訓にあふれた物語として完結するけれど、例えばオズの魔法使いグリンダボックネッサを中心に据えた見方をすると物語に二面性が出てくる。

さらに、ドロシーを中心に据えたオリジナルの「オズの魔法使い」の物語を加味すると、興味深いトライアングルが浮かび上がってきて…。
1つ1つの世界観はファンタジーだけど、それぞれのハッピー・エンドと、それぞれのバッド・エンドが絡み合うことで、逆に物語は現実味を帯びてくるような気がします。

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2007/06/20 (Wed) 【WICKED】(28.Feb.2007 Soirée) Boq

James Gillan as Boq

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好きです、彼。
だって実力あるんだもん。
BW版CDを聞いても思うんだけど、FiyeroよりBoqの方が、歌そのものは上手い俳優が起用されている気が。

メイン3人は、歌よりも「キャラクターとして生きているか」が大切なのかも。
エルファバ感情を丸ごとぶつけるようなナンバーが多いし、グリンダフィエロのソロも、ストーリー・テリングのための曲というより、キャラクターの性格を表すための歌。
オズの魔法使いもそっち寄りかな。

代わりにマダム・モリブルボックなんかに、状況を表す曲(?)が多い気がして。
もちろん心情も歌うんだけどさ。

ボックネッサも、それぞれ主役を張れるだけの実力を持った俳優が演じ(実際Jamesはいくつかの舞台で主演、ネッサ役ケイティーベルなどを演じている)底上げしていて、だからこそエルファバグリンダのドラマが生きるのかなぁと。

Jamesオタクっぽくて気弱で一途で、優しさが罪ボックそのもの。
キャラ作りもしっかりしている上に、歌も実は地味に上手くて、怒りのシーンでは迫力も備えてます。
彼個人のファンサイトも存在するくらい人気があるのも納得。

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2007/06/17 (Sun) 【WICKED】(28.Feb.2007 Soirée) Madame Morrible

Miriam Margolyes as Madame Morrible

映画:『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(スプラウト教授)、『ロミオ&ジュリエット』(バズ・ラーマン監督版)、『エイジ・オブ・イノセンス』(マーティン・スコセッシ監督、BAFTA助演女優賞受賞)、『ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方』、『華麗なる恋の舞台で』、『ラヴェンダーの咲く庭で』
2002年、大英帝国勲章(OBE)叙勲。
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彼女はハマリ役だと思います。見かけも、お芝居も。

BWオリジナルも、声や芝居はもちろんマダム・モリブルそのものなのだけど、外見的にはミリアム・マーゴリーズの方が、モリブルっとしているかも(笑)

今までも脇役として場面を支える役どころが多いので、そういう意味でもマダムには適役かもしれない。

映画で見かけることが多いけど、それ以上に舞台の数もこなしているだろうから、オズの民に呼びかける時の、リズミカルながらおぞましいセリフ回しは、さすが!と唸らされました。
ミュージカルとはいえ唯一ほとんど歌わない役だけど、歌うようにセリフを言うのであまり気にならない。

オズの魔法使い見つめる乙女の瞳と、グリンダに(そして後にエルファバに対しても)に向ける意地悪な目線とのギャップが分かりやすく…。
この役はもしかしたら、状況によって態度も一変する流動的“一般大衆”というものの体現かもしれないね。


<バックステージ>

『ハリー・ポッター』関連のインタビューで、「ちょっと恐い人かも!?」という印象を抱いたことがあったので、ステージドアから出てくるまでも結構ドキドキしていたのですが、普通に優しいおばちゃんでした。
ご自分で持ってきたサインペンで1人1人にちゃんとサインしていたし……まぁSPの人とおしゃべり(「私のタクシーはどこー?」とか何とか)しながらだったけど(笑)

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2007/06/15 (Fri) 【WICKED】(28.Feb.2007 Soirée) Glinda & Fiyero

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Helen Dallimore as Glinda

???
何か歌い方が不思議なことになってた。
鼻声にしたりお腹から出したりから出したり……色んなところから出して歌を“継ぎ接ぎ”したみたいな。
長丁場で、ノドつぶしちゃったのかなぁ。

今回やっと降板するけど、他の出演者の比じゃなかったはずだもんね、ノドの使い方は…。
高低どっちも使いそうなナンバー群だから、ソプラノでずっと通すより、逆に負担かかるのかも。
見ていて痛々しかったです…。

キャラクター作りは変わらず愛らしかった。
お嬢様ならではのポジティブ・シンキング、お馬鹿なぷりぷり感、やっぱり上手いなぁ。
天真爛漫な様子は素のHelenからも感じたから、グリンダは適役だったと思います。
ちょっと早いけど、今までお疲れ様でした。


Adam Garcia as Fiyero

えらい“こ慣れ”てて、ウケた!
あの流し目は何ですか?(笑)

最初の頃より声が出るようになって、歌も上手くなっていました。
「Dancing Through Life」は歌いながら動くので、以前は声がブレてしまっていたけど、今回はかなり安定。

ダンスの時の伏し目手の動きが(ムダに)艶やかだったりして、妙に色っぽい。

つーかあの流し目は何だ!?
ちょっと「せくしーv」とか思っちゃったじゃないのっ!(笑)
私の中の彼は、Idinaの後ろでの壊れっぷりからして、ヨゴレキャラなのに。

「As Long As You’re Mine」でも何だかエルファバにグイグイ迫っちゃって、かといってオトボケっぷりは健在だし……なんだかあらゆる意味でフィエロだなーと思いました。
役が完全に自分のものになっていて。
今一番フィエロに近く最高潮!って感じなのに、辞めちゃうのはもったいにゃー。

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2007/06/13 (Wed) 【WICKED】(28.Feb.2007 Soirée)

【Apollo Victoria Theatre】

スタバグリーンと見事に融合……(笑)
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【CAST】(28.Feb.2007 Soirée)

Elphaba … Kerry Ellis

Glinda … Helen Dallimore

Fiyero … Adam Garcia

Madame Morrible … Miriam Margolyes
The Wizard … Nigel Planer
Doctor Dillamond … Martin Ball

Boq … James Gillan
Nessarose … Katie Rowley Jones



緑の怪物シュレックの後は、緑の魔女で。

見た順番どおりに書いているので、本当に偶然重なっただけなのですが、日本版「ウィキッド」もつい最近開幕しましたね!
観たいような~、怖いような~……(苦笑)

さてWE版
エルファバ以外は全て、前回と同じキャスト。
ただ主演2人が出ずっぱりだし、ソロ曲はかなり重要だし、前回はオリキャスのIdinaだったことを考えると、たった1人の違いでも大きいかも。

この後マダム・モリブルが、ミリアム・マーゴリーズからSusie Blakeへ。
そしてなんとついに7月、グリンダ、フィエロ、ドクター・ディラモンド役のキャスト・チェンジということで、一気にガラッとカンパニーの雰囲気が変わりそう。

ナイジェル、ジェームス、ケイティー実力があり安定している3人なので、彼らが残るのは心強い☆\r
新しくなる「Wicked」も是非とも観てみたいもの。

ちょうど記事落ちが大量発生した頃にレポを書いたので、前回の「Wicked」レポこれだけしか残っていません。
前回落ちちゃったキャスト分、もっかい書こうかな。
あとは、前回と比べて変化があったキャストのみ、ぼちぼちと…。

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2007/06/12 (Tue) 【SHREK THE THIRD】(シュレック3)

出演:マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス、エディ・マーフィー、アントニオ・バンデラス、ジュリー・アンドリュース、ジョン・クリーズ、ルパート・エヴェレット、ジャスティン・ティンバレイク、エリック・アイドル、エイミー・ポーラー
監督:クリス・ミラー
製作年:2007
製作国:アメリカ
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6月30日公開。

あっ配給が変わってるー……。

1作目を観たときは、「なんだ評判の割りに面白くないじゃーん」とか思ってたけど、2作目を観て「なんだやっぱ評判正しいじゃーん」と(あっさり)なり、現在に至る。

実際のところ詳しいストーリーは覚えていないのだけど、笑いたいがために観ちゃう。
1の頃に比べて、映画向こうの舞台TVドラマを沢山観て、欧米式のジョークに慣れてきたせいもあるかな。
むしろ最近笑い上戸で、周りが全く笑ってないところで、1人でツボにはまって気まずいくらいだ。

キャラクターがカワイ面白くて、愛着たっぷりもっちりぷるぷる
今回はさらに登場人物の数が過去最高に!
それもそのはず、「白雪姫」「シンデレラ」「眠り姫」「ピーターパン」も果ては「キング・アーサー」までを一緒くたに詰め込んだものだから。

「」の中は、キャラクターとしてではなく、お話の題名として、です。
つまり悪い妃とか意地悪な姉とか13人目の魔法使いとかフック船長とかランスロットとかも、それぞれ出てきちゃうわけ。
それを1つの物語に詰め込んじゃって、しかも破綻してなかったのはスゴイなー。

今回のMVPキャラは、カエルの王様クッキーマン
カエルの王様が死んじゃうので、その後継者探しをするのが3のストーリーライン

だが王様、死にそうで死なない
死ぬ間際の“ヒーコラ”っぷり、声をやったジョン・クリーズに拍手!
ここは一番笑いが起きていたんじゃないかな。上手いって言うか、バカでいいねー。
くだらないし古いけど、モンティーは笑いの基本ですね。

クッキーマンは、今回大活躍!
敵前のお茶シーンが最高に可笑しい。
殺されそうになって、走馬灯のように過去のことを思い出すうちに、あっちの世界に飛んでっちゃうクッキーマン
そんな“人生”と呼べるものが、あんな小さな彼にもあったんだ!
てっきり頻繁に焼き直されているものと思っていたのに!
でもそうよね、アンパンマンだって頭は焼き直されているのに、彼は彼として1つの人生しか生きていないのよね。

お茶シーンでは、嘘をついていることがバレナイように(つまり嘘をつかないように)回りくどい言い方に腐心する“ピノキオ”もオモシロ可愛かったなー。

ルパート・エヴェレット演じるチャーミング王子(って・笑)、アントニオ・バンデラス演じる長靴をはいた猫(今回は上目づかい失敗;)、ジュリー・アンドリュース演じるリリアン王妃(大活躍だけど、最後に壊れる・苦笑)、ジャスティン・ティンバレイク演じるアーサー(弱っちくて繊細な感じが本人とかぶる)と、他のキャラも濃いうえにそれぞれ笑いどころあり!

チャーミング王子風にそよぐサラサラヘアーや、実写と見まごう背景の完成度の高さなど、アニメーションの出来の良さも、キャラクターや笑いを際立たせてくれました。

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2007/06/11 (Mon) 【GUYS AND DOLLS】 (28.Feb.07) Nathan Detroit

DON JOHNSON as Nathan Detroit

アメリカン・コンサヴァトリー・シアターで演劇を学ぶ。
TV:「特捜刑事マイアミ・バイス」「刑事ナッシュ・ブリッジス」の主演で米国を代表する俳優に。
映画:『傷だらけの帰還』『グッバイ・ドリーム』『ザ・シティー』ほか。
CD:「ハートビート」「LET IT ROLL」、2007年にもCDリリース予定。
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なんていうか、その、すごく有名な俳優さんなのですよね……(苦笑)
まったくリアルタイムで知らないと言う、もったいない…。

ネットつながりのお知り合いが、「マイアミ・バイス」とか「ナッシュ・ブリッジス」とか、出演作品のお話をされているのをよく見かけるので、もう何かそのドラマのキャラクターとしてすごく有名な方なんだとは思うのですが。

もちろん名前くらいは知っていたけれど、ドラマの再放送や出演映画もまったく見たことなく、『ブロークン・フラワーズ』ビル・マーレイ演じる主人公ドン・ジョンストンが、「オレはドン・ジョンソンじゃない、ジョンストンだ」と主張しているのが、唯一見たことある映画出演シーンでしょうか?(違)

ホント、“もったいない”としか言いようがないので、機会があればドラマ、ちゃんと見てみようと思います。
とりあえず調査のためWikiをのぞいたら、昔の写真がむっさイケメンでした。
今も素敵なオジサマですけれど。
でもやっぱり昔からご存知の方は、上の写真なんかを見て「あらまぁ肉付きがよくなっちゃって」とか思われるのかな?
私がアランに対して思うように…。

そんなドンさんと呼ぶべきかジョンソンさんと呼ぶべきかは、やはり舞台に登場したとたん、拍手で迎えられていました。
この4人の面子だと、彼を目的に見に来た同年代熟女の方が多かったと思います。
歌が結構イケていたので(持ち声も太くて歌向き……てかCD出してるのよね)、歌の第一声後、ほうっvという桃色のため息が湯気のように会場から立ち上りました。

2005年版ネイサンを演じた中では、最年長の俳優になるかな。
パトリック・スウェイジ3歳しか変わらないんだね~。見えない…(失礼)
でもパトリックネイサンは、若手(スタンバイなど)やダグラス・ホッジネイサンに近かったのではないかな?
つまり、芝居が細かくて、よく動く小回りの効くネイサン・デトロイト

ドン・ジョンソンは、芝居もそこまで細かくしてないし、セリフも流して言っている部分もあるのだけど、これ、やっぱり風格っていうのかしらね。
そういうムダのなさが、ゆとりに感じられるのですよ。
ちょこまか動かなくても、役としての存在感をしっかり感じられるのね。
人それぞれ好みはあれど、彼のネイサンを見て、観客はそれなりに満足して帰ったのではないかな。

そういえばこの日は修学旅行生たちが一緒だったのですが、ドン・ジョンソンに対してかなり敏感に反応して歓声や拍手をするので(半分冷やかしっぽく)、ちょっと苦笑しながら制していたドンさんが、いとかわゆしでした。

つーか若い子達でも、やっぱりちゃんと知ってるんだね、ドン・ジョンソン。えらい…。

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2007/06/10 (Sun) 【GUYS AND DOLLS】 (28.Feb.07) Sarah Brown

LISA STOKKE as Sarah Brown

舞台:「マンマ・ミーア!」(オリジナル・キャスト)、「チェス」
コンサート:「バック・トゥ・ブロードウェイ」、「West End―ミュージカル・セレブレーション」
TV:「ジョナサン・クリーク」
CD:「マンマ・ミーア!」(オリジナル・キャスト版)、「Help, I’m a Fish!」サウンドトラック(ノルウェー版)、ソロアルバム「A piece of Lisa」
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他のメイン3人オリジナル・キャスト一番濃い演技をしていたのですが、サラ役に限っては、その後のキャストごとに色が付いていって、濃くなって来ている気がします。
「Havana」~「If I were a Bell」での壊れっぷりや、微妙に天然っぽい雰囲気は、キャストが変わる毎に増長されていっているような。

最初のサラは、「お堅くてちょっと怖いPTAのドン」みたいだったけど、だんだん「純粋で真面目な何も知らない女の子」へと、キャラ自体が変わってきている。
リサさんでは、もう完全に後者のキャラ作りになっていました。
その方が共感はしやすいです、確かに。

こちらのリサさん、「Help, I’m a Fish!」のサントラ参加って、こんなところでこの名前を見るとは…!
夏場のモジャに悩まされていないか密かに気になるアラン・リックマンが、かつてこのアニメ映画で声優をやっていました)

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2007/06/09 (Sat) 【GUYS AND DOLLS】 (28.Feb.07) Miss Adelaide

CLAIRE SWEENEY as Miss Adelaide

舞台:「アラジン」「シカゴ」(ロキシー役)、「フォッシー」ほか
TV:「Here Comes the Sun」(BBC)ほか
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前観たのもこの人だったかなぁ。ってパンフ見れば分かるんだけどさ。
オリジナル以降のアデレイドは、この人と、もう1人よく似た人(偶然?)の2人でほとんど回してたような…。

声は思いっきりアデレイド、歌も上手いし芝居も頑張ってます。(やっぱり笑いの取りこぼしは、オリジナルに比べてどうしても出てきちゃうけど…)
あの鼻声で全幕通し、それを毎日って、本当にノド潰さないものかと心配するんですが、向こうの人の声帯なら大丈夫なのかね。

オリジナルのジェーン・クラコウスキがめちゃくちゃスタイル良くて顔小さくて、まさに「芸能人!」な人だったので、その後のアデレイド小柄でぽっちゃりしてたのは少し予想外でした。
でも容姿的な必須要素はこの役には無いと思うけどね。

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2007/06/08 (Fri) 【GUYS AND DOLLS】 (28.Feb.07) Sky Masterson

BEN RICHARDS as Sky Masterson

舞台:「グリース」「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」「フル・モンティ」「サタデー・ナイト・フィーバー」ほか
映画:「Julie and the Cadillacs」「Bring Me the Head of Mavis Davis」
TV:「サッカー選手の妻たち」ほか
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これまでの出演作品からして、クラシックよりポップ寄りBen。この作品にもお似合いです。
スラっと伸びた長い手足でスーツを着こなすスカイ姿は、ハマっていました。
あとはもう少し華があれば……というのが惜しいところ。

ってやっぱり大事なのね。
ユアンは、アダムベンほど恵まれたモデル体型ではないけれど、舞台上のどこにいても人の目を引く何かがやっぱりあるもの。
でも個人的にはアダム・クーパースカイより好きかも。
歌やダンス、芝居も含めた総合力で。

アダム・クーパー出演時のネイサン役は、『ゴースト/ニューヨークの幻』デミ・ムーアと“ろくろ”をこねくり回していたパトリック・スウェイジ
今回のネイサンは、米国TVドラマで一世を風靡したドン・ジョンソン
常に有名人あの人は今…感も無きにしも非ず!?)が男性メインに配役されてきたこの作品にあって、さほど名の知られていないBenが、1stキャストとして(しかも相手がドン・ジョンソンで)主演に名を連ねるのは、かなりのプレッシャーだったのでは?

アダムは、ダンサーとしてカリスマ性が強すぎるせいもあるのか、細かくやれば可愛くて面白いのにサラッと流してしまう芝居も多々あったのですが、Benは何とか細かく拾っていたと思います。

ただ声がハスキーなので、ソロ曲は厳しいのでは!?とかなり危ぶみました。
ハスキー・ヴォイスはそれだけで表情が出せるのでお得だなぁと思いますが、本格的な歌になると声が続かないのがウィークポイント

しかし、やはりそこはしっかりTrainingを積んできているのだと思います、太く伸ばす部分ではむしろ聴き心地が良かった。
あの声からこんなに太い声が出るの!?と驚きました。
声楽的な声の出し方に移行する時、多少の不自然さは感じるものの、持ち声が(ある意味で)良いのでしょうねー。

見方によってハンサムだったり、「ん?そうでもないかな」と思ったり……そういう顔立ちって俳優業に向いているそうですが、彼もまさに。
何となく母性本能をくすぐる少年のような雰囲気が、隣席のおばちゃんはいたく気に入っていたようです(笑)

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2007/06/07 (Thu) 【GUYS and DOLLS】を振り返る。その7。

「Finale」
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Sit Down~の興奮冷めやらぬ中、タイトルナンバー「Guys And Dolls」Repriseとなるラスト。

アデレイドとの結婚を決め、堅気の肉体労働についたネイサンが、作業服からタキシードへと早着替え。

一方Crapshootersのスーツを脱いだスカイは、救世軍のユニフォームに身を包み、やけっぱちに大太鼓を叩き鳴らす。
そんな男性メインたちの変化も見もの。

「My Time Of Day」で後ろに大きく見えていた満月ピンクのハート型に変わり、祝福ムードに浮き足立つなか、晴れやかに舞台は幕を閉じます。

最前列の中央席(指揮者の真後ろ)をゲットすると、もれなくアデレイドの投げるブーケをキャッチできるかも!?



特にウェストエンドのミュージカルが台頭してきてから、音楽家ありきの作品や、歌進行のミュージカルが多いなか、歌とダンスとお芝居が均等に混ざりあった“The Musical”「Guys and Dolls」

特にこのミュージカルから何かを学んだり、考えさせられたりっていうのはないけれど、個人的には「質の高いパフォーマンスを見せられてアドレナリン大放出した後に、笑顔で劇場を出る」……それだけでも……というか、そういうことにも、意味と価値はあると思っています。
ていうか、それってスゴイことだよ(笑)

“消費”と呼ばれるかもしれないけれど、インプットとアウトプットは、常にダイレクトな関係ではないものね。
キャストによって違いはあったものの、何だかんだで好きな作品でした。
またどこかで観られるといいな。

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2007/06/06 (Wed) 【GUYS and DOLLS】を振り返る。その6。

「Sit Down, You’re Rocking The Boat」
sitdown.jpg

一番好き!最高!
スカイアデレイドもこのシーンにはいないけど!(笑)

とにかくパワーと迫力にあふれてテンションあがるシーン。
人が舞台上に大勢いて、その1人1人の動きが計算されていることによって、全体として完成された風景を作り上げているのがね~頭いいなって。

このシーンは、どのキャストで観てもそれなりに満足度がある
「Wicked」Defying Gravityというナンバーもそうだけど、どんなキャストで観てもそれなりにアッと思わされる圧倒されるシーンって、むしろ演出者の頭の良さに感服する。

その舞台上の構図を、何にもないところ(あるいは曲そのもの)から頭に描ける人が居て、「こうしたら人は驚嘆し感動する」っていうのを先取りしてるんだよね。
だからこそその仕事についているんだから、当たり前なんだけどさ。

ファントムでもさ、シャンデリア落ち「技術的に出来るなら落としてみようよ」くらいのノリじゃないかと推測するんだけど、マスカレードのシーンは、やっぱり先述したような計算が大いに働いてるよね。
大階段の構図・照明・音楽との相性、色んなことが舞台上で起こるタイミングも。

そういう計算が、想像よりずっとピッタリはまってしまう瞬間ってあって。
どんな舞台も音楽も映画も、すべてそういうシーンの連続だとは思うのだけど、その中でもやっぱり奇跡的に色んなものが、完璧な形で融合する瞬間があって、一度知ると病みつきになる!

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2007/06/05 (Tue) 【GUYS and DOLLS】を振り返る。その5。

「Sue Me」
adenat.jpg

地味に好き。
ネイサン「弁護士を呼んできて僕を訴えてもいいよ」14年も婚約状態から進展しなかった(!)フィアンセ・アデレイドに歌うシーン。
ネイサンというより、アデレイドが、「あなたは何でも簡単に誓うけど、結局何にもしてくれたことがないじゃない!」ってプンスカ怒りながら歌うメロディが可愛いらしい。

基本アデレイドって可愛いキャラなんだよね、サラよりずっと。
田舎のお母さんを思って、ネイサンとは結婚したことにして、彼は堅気の仕事にもついていて、子供も出来て、犬も飼って幸せな家庭を築いてるってことに勝手にしといて、ネイサンがその突っ走りにドン引きしてたり。

そういえば、結婚前のシャワーパーティで、アデレイドがキッチン用具を身体中につけ――例えばおっぱいにはおたま、下の方にはボウルをくっつけて――かなりアホゥな格好で登場するシーンがあります。結婚行進曲を調子っぱずれに歌いながら。

そこで、アソコを隠したボウルの中を泡だて器でかき回すという、他のアデレイドは恥ずかしさが先にたって出来なかったかもしれないシーンを、嫌味&恥ずかしげも無くやってのけ笑いをとったのは、ジェーン・クラコウスキ@アデレイド。さすがトニー女優…?(だからなのか?笑)

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2007/06/02 (Sat) 【GUYS and DOLLS】を振り返る。その4。

「The Crapshooters’ Dance」
「Luck Be A Lady」


ここに来るまで、ものっそ多くの曲を抜かしました(笑)
「Havana」の後のサラ&スカイラブシーン異様に長いんだもーん。
「If I Were a Bell」サラの壊れっぷりも好きだけどねー。
完全にスカイのソロとなる「My Time of Day」なんかもあるけど、この演目に関しては、俳優が大勢舞台上にいるシーンが好き。っていうのを、このナンバーの後半でも語りました。

guyndolls3.jpg

「Luck Be A Lady」は言わずと知れた存在?
このミュージカルを知ってから、映画の中で聞こえてきてハッとすることも多く、改めてミュージカルのスタンダードナンバーなんだなぁと。

スカイ役が一番きつそうなナンバー。
ダンスがもっとも激しくて、しかもスカイは歌つきなので。

Crapshooters円形になって踊りながら回るのですが、初期は、どんなに動いてもその円が綺麗に保たれたままで、そういう細部に至るまで完璧なことに感激した。
その円も、2005年オリキャスより後に見た時は、少し崩れ気味で気の抜けた感じに……(苦笑)
でも実際相当疲れる振付だと思うのよーこれ!
円の形なんて気にしてられないくらい。
「疲れる振付だ」ってことをネタにしたセリフ(動き)も、ダグラス@ネイサンの時は直後に入っていたし。

あとアンサンブル・ダンサーズが賭け金を帽子の中に入れていくときの、バランス感覚が素晴らしい(笑)
やっぱりみんなバレエがちゃんと根底にあるのかな。
アラベスクとか超キレイな人いたし。
お金を入れた帽子に倒立しながら頭を突っ込んで被り、でんぐり返ってそのまま踊り出した人もいたけど、帽子脱げて吹っ飛んでっちゃったら……と思うと気が気じゃなかったよ(笑)

つーか分かった。この作品、アンサンブルが良かったんだわ!今更だけど(笑)
もちろん主演4人の芝居も良かったけれど、重唱とか群舞がきれいだから、全体としてまとまってオーラのある舞台になってたんだろうね。
実際、好きなシーンは重唱や群舞ばっかりだし。

最近見た本作の公演では、群舞でもダンス・キャプテンが誰かすぐ分かっちゃったけど、初期キャスでは誰がキャプテンか分からなかったもん。全員が(キャプテン並みに)上手すぎて。

このナンバーでも、またまたミニコントとダンスが同時進行。Big Juleをめぐって。
最近って歌メインのミュージカルが多い気がするから(もしくは歌とダンスが別々)、ここまで実際に「歌と踊りで同時にストーリーを進展させていく」ミュージカルも珍しいよね。Chicagoくらい?

この曲の後、マンホールからCrapshootersが出てくるシーンも笑いどころ。
特にユアン@スカイが、アデレイドにつかまってしまったネイサンに、目だけで「早く来い」って合図(命令?)する仕草がナイスでした。
あそこで笑いを取ってきたのは、自分が見た3人のスカイの中でユアンだけ。

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2007/06/01 (Fri) 【GUYS and DOLLS】を振り返る。その3。

「Havana」(95年版にはなし)

こちらはCDに入っていないけど、“インストゥルメンタルだから”っていうだけかな?
というのも、歌はないにせよ、この曲のシーンがないとストーリーが展開できないと思うので。
このシーンがなかったら、次曲「If I Were a Bell」サラはどういう状況下で歌うのかしらん?
セリフのみで進行させて、ダンスシーンはなく、すぐにサラDing Dong言い出す感じ?

スカイサラハバナに誘い、立ち寄ったバーで繰り広げられる、ラテン全開の迫力ダンスシーン。
このシーンの面白いところは、セリフなし歌なしダンスと動きのみでストーリーが展開していくところ。

havana.jpg

サラが初めて飲んだ(?)アルコールに酔っ払い、現地の男にキスされた瞬間、それを目撃してしまったその男の彼女。
ラテン女ならではの熱~い怒り方で、(サラの連れである)スカイを強引にダンスに誘い、彼氏を嫉妬させようとする……というところからカンパニー全体によるホットな群舞に突入。

ダンスしながらコントしてるから、なかなか器用なんです皆さん。
いつの間にか、スカイとラテン女のペアだけ男女の立場が入れ替わっていたりして。
男性がリードすべきところを、ラテン女性がリードして、されるがままのスカイの表情が可愛かったり。(特にユアンアダム・クーパーなんかねv)
反り返ったユアンラテン女が抱きかかえ支えるポーズになった瞬間に、うまい具合にスポットライトがあたって一時停止。会場はドカンと沸きました。

GD_havana.jpg

同じ時、サララテン男にされるがままで踊らされてるんだけど、その“自分の意思ではまったく踊ってません感”が上手いんだよね~どのサラ役者も!
されるがままに見えるけど、そう“見せる”方が、普通に踊るより実は筋肉使うんじゃないかしら。

ちなみにこのラテン女性を演じるのは、カンパニーの女性メンバー中、一番ダンスがうまい人
その彼氏、ラテン男の方は……意外にもダンス・キャプテンでは無い人が演じていたかな。

この演目はミュージカルらしいミュージカルで、ダンスも同等にレベルの高さが求められるのでは?
最後の方に観たキャストも、それをこなしていたという意味では凄いと思うんだけど、それ以上に、完璧に、高い完成度で魅せていた初期キャスト陣は、やっぱり尊敬に値すると改めて思う。

GD_1.jpg

↑この写真のシーン、メインはバーカウンターの上のサラ&ダンサーズなのですが、最前列ゲットした日はずっと、上手の柱に寄りかかっているユアンを見ていました。
こういう時、どうしてるんだろー?と思って(笑)
案の定……というか当たり前だけど、汗が光ってちょっと疲れ気味なものの、ずっと演技してましたです……オリバー@ラウルと違って(笑)

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    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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