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2007/12/29 (Sat) 【SWEENEYTODD:The Demon Barber of Fleet Street】(スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師) ― 3―

キャストについて書いてます。
キャストによっては、重大なネタバレを含んでいますので、ご了承の上でお願いします!

<ジョニー・デップ>
予告編でも、好きな歌い方だなーと思っていましたが、本編も良かった!
上手い下手じゃなくて、役のなりきりっぷりがさすが!
コブシがよくまわるし、迫力もあるので、舞台もやればいいのにー。

<ヘレナ・ボナム=カーター>
歌声は弱いけど、ブリブリっとした歌い方とロリな雰囲気で押してました。
この映画の何が怖いって、彼女のラスト映像が一番恐かったかもしれない(笑)

umibe.jpg

<アラン・リックマン>
ナカトミ・ビルディングから突き落とされた時は、ブルース・ウィリス「けったいな!」と叫びました。
小刀で心臓を一突きされた時は、ケヴィン・コスナー「ご無体な!」と叫びました。
あれから20年、ジョニー・デップが一番ハデにトドメを刺してくれました…やっぱり微妙に正視できなかった(苦笑)
そしてそして20年ぶりに、息絶えるまでひっぱりまくるアランさんが復活(笑)

ツボだった!この映画の彼はツボった!
おティムアランの良さを最大限引き出した撮り方をしてたと思う!
もーおティムったら分かってるぅ♪
セリフ回しや表情も、どこかいつもほど構えすぎず、軽めで良かった。
アンソニーに対する「Come in!Come in!」の笑顔と言い方とか、「Kill me! Here I am!!」(セリフうろ覚え)の迫力とか、とりあえずアンソニー相手(笑)になんか言ってる時のアランが良い!
トッドの手中にありながら、呑気に口ずさみ、まどろんでいる表情なんて最高!

歌はね、メロディに乗せてコブシ効かせるのは苦手な声質だと思うんだけど、早口でしゃべるように歌うところ、カチカチのブリティッシュ・イングリッシュが聞き心地良かった!
あとは、リシパパfrom『パフューム』とかぶっちゃうかもしれないけど、ジョアンナとの絡みがもっと見たかったなぁ。

<ティモシー・スポール>
ほとんど歌がなかったけど、絵に描いたような、ねちっこい悪人笑顔がステキだった!
巨悪の金魚のフン的な役回りが、板につきすぎていて右に出るものは居ないんじゃないかという…(笑)
STTV3-29.jpg

<サーシャ・バロン・コーエン>
ボラットの面影なし。でも巻き舌ピレリ役はめちゃめちゃ似合ってた。
ボラットを使おうと思ったおティムの発想の自由度がステキ。
舞台ではどんな感じの役なんだろうなぁ。
sasha.jpg

<エドワード・サンダース>
トビー役の子役なんですが、歌が琴線に触れてくる素晴らしいものだったので、思わずネット上で彼のこと色々調べてしまいました。でも全然情報ないの~(;;)
レミゼのガヴローシュ辺り演じていて、引っかかって来ないかなぁと期待したんだけども。
劇中では、クレジット3番のアランより、彼のほうが活躍度高いです。
重要な役どころだし、海外の鑑賞者の目にも留まっているみたい。気になるわぁ~ホント。
lovetttoby.jpg

<ローラ・ミシェル・ケリー>
ずっとアランファンサイトの方で、「スウィーニー・トッド」という映画は追いかけていました。アラン視点で。
でもやっぱりミュージカル映画なので……他にもお目当ての俳優さんは出てたりするわけです。

彼女は、歌も上手くて可愛くて、憧れの存在。
観に行ったミュージカルのパンフレットで、スウィーニーへの出演を知りました。
その時は、こんなに大きな役だとは思わなかったけれども。
が、見進めるほどに、「あれ?あんまり歌がない役……!?」という疑問がムクムク。
でも終盤に差し掛かって、乞食の歌が上手いんで、なるほどね……と。
やっぱりミュージカル俳優の歌い方と、映画俳優の歌い方は全然違う。
ジョニーやヘレナももちろん役に成りきっているけど、彼女の場合は技術の高さも一目瞭然。
「メリー・ポピンズ」メリー「ロード・オブ・ザ・リング」ガラドリエルなどのオリジナル・キャストとしての評価が、今作への抜擢へとつながったのでしょうね~。
laura2.jpg

<ジェイン・ワイズナー>
アイルランドの無名の新人女優らしいです。
多分この作品は全キャスト自前の歌声だと思うのですが、彼女も本当に小鳥のような透き通った美しいソプラノ!
無表情っぷりが、アダムス・ファミリー時代クリスティーナ・リッチとかぶります。
絵に描いたような美女というよりは、ティム・バートンの世界に住んでるアニメ風少女のニオイがぷんぷん。
この歌声なら、将来ウェスト・エンドでクリスティーヌとか普通にやってそう。
stshoto.jpg

<ジェイミー・キャンベル・バウワー>
一部で大人気のジェイミー君(笑)
相当なヴィジュアル系ですよ、この方。
歌声はクラシックではなくポップよりですが、彼の持ちナンバーはそれで正解かと思われ。
変にクラシック風に歌える、少し年のいったオジサンがこの役をやってたら、全てが崩れていたことでしょう(笑)
アランとの絡みが多かったね。美少年をいたぶる美中年……イケズな感じです(?)
jamiealan.jpg

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    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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