2008/01/28 (Mon) CABARET ― Le Musical de Broadway 【FRANCE】

*Production Française du Broadway Musical "CABARET"

オリジナル演出 … サム・メンデス
(「キャバレー」でトニー賞4部門受賞、映画『アメリカン・ビューティー』『ロード・トゥ・パーディション』『ジャーヘッド』監督)

共同演出 … ロブ・マーシャル
(舞台版「シカゴ」演出、映画『SAYURI』『シカゴ』監督、テレビ「シンデレラ」「アニー」演出)


【Les Folies Bergère】
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【CAST】(14.Mars.2007 Soirée)

SALLY BOWLES … Claire Perot

EMCEE … Fabian Richard

FRAULEIN SCHNEIDER … Catherine Arditi

HERR SCHULTZ … Pierre Reggiani

CLIFF BRADSHAW … Philippe Valmont (Remplaçant-Understudy)

ERNST LUDWIG … Patrick Mazet

FRAULEIN KOST … Delphine Grandsart

HELGA-Saxophone … Catherine Arondel
LULU-Violon … Alison Ewing
ROSIE-Clarinette … Audrey Senesse
FRENCHIE-Saxophone … Julie Victor
TEXAS-Trompette … Robyn Whitney Bennett

VICTOR-Saxophone … Eric Jetner
BOBBY-Banjo … Dan Menasche
MAX-Clarinette … Haykel Skouri
HANS-Trombone … Benoit Van Hille


「Chance!」以来の懐かしい面々がいっぱいでした!
太字がChance出演者で、自分が見たことのある俳優さんたちです。

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2008/01/27 (Sun) 【歓喜の歌】

出演:小林薫、安田成美、伊藤淳史、由紀さおり、浅田美代子、田中哲司、藤田弓子、筒井道隆、笹野高史、塩見三省、斉藤洋介、片桐はいり、でんでん、猫背椿、立川志の輔、立川談志、リリー・フランキー
監督:松岡錠司
製作年:2007
製作国:日本
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第九なのに、な~んで年末公開しなかったのかね?

立川志の輔の落語を映画化したハートフル・コメディ。
とーーーってもシネカノンらしい作品。
シネカノンって、イギリスのワーキングタイトルみたい。
WTは最近硬派な映画も多くなってきたけど、「ブリティッシュ・ハートフル・コメディの第一人者」みたいなイメージはやっぱりあるし。
そういうの専門の制作会社っていう印象が、シネカノンにもある。

元が落語っていうのが想像できないけど、『歓びを歌にのせて』を彷彿とさせるような、色んな事情を抱えた一般人が、合唱という共通項を元に集まって悲喜こもごも……というお話。
『歓びを~』とは比べ物にならない(話の)軽さだけれども。そしてかなり予定調和だけれども。

キャストが豪華っていうか、クセ者が集まった感じですね。カメオもいっぱい。
安田成美さんは超キュートだし(41歳!)、小林薫の最後の泣き顔は絶品だし、ランチュウはこぶこぶだし。でも一番はあの人……。
……上映前の舞台挨拶で、監督が「めちゃくちゃ笑える映画」とか言っちゃったもんだから、これじゃそこまで笑えないだろう!っていう不満は残りましたが、あの人が出てきただけで噴き出しちゃったよ。

片桐はいり、天才。

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2008/01/26 (Sat) 【The Squid and The Whale】(イカとクジラ)

出演:ジェフ・ダニエルズ、ローラ・リニー、ジェシー・アイゼンバーグ、オーウェン・クライン、ウィリアム・ボールドウィン、アンナ・パキン
監督:ノア・バームバック
製作年:2005
製作国:アメリカ
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あっそういう話なのね。イカとクジラ付いたり離れたりとか言う話ではないのね。
という勘違いを避けるかのような、仏題のストレートさ。
この直球加減も盛り込んで日本語訳するとすれば、「離婚家族」みたいな。

ローラ・リニー生活臭ゆえのエロさはなんだろうね、もうブリリアントだね。

エマ・トンプスンなんかは、何だかんだで演技してても、いわゆる「女優オーラ」みたいなもんが滲み出ちゃってるんだけど、演技中のローラの何ともいえない寂びれ枯れた雰囲気は奇跡的。
地味に色んな賞に毎回ノミネートされてるのにも納得。
それでいて、プレミアや授賞式にメイクアップして出てくるときは、やっぱりThe 女優なんです。
作品選びも上手い……ってより、彼女の経歴がそういう作品を呼び寄せているのか。

監督が『ライフ・アクアティック』の共同脚本家ということで、あのテイストを予想しながら見たところ、監督自身の自伝的作品でもあるということで、だいぶ趣は違いました。

静かなユーモアもあるし、登場人物はリアルに見せているようでそうそう現実感がないところは過去作品の世界観なんだけど、あそこまでぶっ飛んでないし、コミカルでもない。

ただそこそこ現実離れしていても、登場人物の感情の筋が通らないところとか、頭で理解していても身体(口)が勝手に行動しちゃうところとか、人間ってやっぱり最後はノスタルジックなのね、という部分はとてもリアルでした。

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2008/01/22 (Tue) 【Blood Diamond】(ブラッド・ダイヤモンド)

出演:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー、マイケル・シーン、アーノルド・ヴォスルー、カギソ・クイパーズ
監督:エドワード・ズウィック
製作年:2006
製作国:アメリカ
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この監督もエンターテナーだわ~。
『ラストサムライ』トムがピーチクパーチクうるさかったんだろうけど、それなりに色々リサーチしたんだろうし、調べたことをまとめて物語にする「レポート作品」が上手いんだと思う。
っていうと否定的に聞こえるかもだけど、その手腕はなかなかのもの。
ポイントを押さえて、「見せる」作品です。

政治、歴史、ラブストーリー、親子愛、アクション、そして美しい風景……。
すべて盛り込んでいて、見ごたえは抜群。
2時間越えですが、飽きないし、泣けるし、考えさせられるし、無駄なシーンがない。
欠点といえば、上手くまとまり過ぎてることくらいかな。

公開時は、硬派な社会作品ということで、オジサマたちに人気が高かったとか。
周りで観た人たちも「良かった」って言ってた。
1人、『ディパーテッド』の方が良かった」って人がいたけど、その人とは趣味が合わないってことで(笑)

元々ダイヤにはそこまで興味ないけれど、土を赤く染めないためにも、出自の良く分からない商品は買わないようにしようと心に決めました。

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2008/01/17 (Thu) 【La Science des Rêves】(恋愛睡眠のすすめ)

出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、シャルロット・ゲンスブール、ミュウ=ミュウ、アラン・シャバ、エマ・ドゥ・コーヌ、ピエール・ヴァネック
監督:ミシェル・ゴンドリー
製作年:2005
製作国:フランス
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やべー本気で脳がトランスした。

ファジーな映像の連続に、見ているこっちも現実が見えなくなりました。
現実が夢みたいに思えて、夢が現実並みにリアルさを増してくる主人公を客観的に観ているはずなのに、自分の現実まで遠く霞んで見えました。
トリップしやすい人は、現実逃避しっぱなしで逃げ切れちゃうかもだから、気を付けよう。

ミシェル・ゴンドリーって、映像は確かに可愛いんだけど、『エターナル・サンシャイン』は微妙にツボらなかったんだよね。
今回の方が好きだったな~。映像も進化してたし、手が込んでる気がする。

舞台がフランスだし、フランスってある意味日常的にファンタジーだし。
主演の2人も作品に合った雰囲気があって、かわいい。
映画っていうより、イメージ映像って感じだけどね。
“ストーリーはいらない”ってスタンスの。

ガエルの短足っぷりぷりてぃー
物静かな役でしか見たことがなかったので、行動半径の小さい1人アクション映画みたいな本作のガエルが、レゴの人形みたいで可愛い。
シャルロット・ゲンスブールも、薄いのに存在感が強くて、色は薄いのに味は濃い薄口しょうゆみたいな女優さんだと思いました。

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2008/01/16 (Wed) 【The Aviator】(アビエイター)

出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ケイト・ベッキンセール、ジュード・ロウ、アレック・ボールドウィン、ジョン・C・ライリー、イアン・ホルム、グウェン・ステファニー、ウィレム・デフォー
監督:マーティン・スコセッシ
製作年:2004
製作国:アメリカ
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ディカプリオ、この作品だとカッコよくないけど、でも潔癖上手い。
ケイト・ブランシェット、彼女が出ているだけで、作品がゴージャス&重厚に。
こっそり期待していたグウェン・ステファニーは歌ったり踊ったり全然しないなんてつまらんちん。
ジュード・ロウがエロール・フリンって…w

スコセッシって、鑑賞中に飽きはしないんだけど、これでアカデミー賞狙うってのもムリがあるよ、っていう。2008年は毒舌好調。

キャスティングは毎回良いんだけど(プリ男使いすぎだけど)、あっと言わせる演出が無い、よって感動も薄いんだよね。

ストーリー・テリング力+資金力=ザ・ハリウッド映画。
でもただのアクション映画にならないように、題材に硬派なものを持ってきてるから評価されてる、そんな気がします。おしまい。

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2008/01/15 (Tue) 【Le Diner de Cons】(奇人たちの晩餐会)

出演:ジャック・ヴィルレ、ティエリー・レルミット、カトリーヌ・フロ、ダニエル・プレヴォスト、フランシス・ユステール
監督:フランシス・ヴェベール
製作年:1998
製作国:フランス
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新年1発目は、賢いおバカ映画。

毎週バカをゲストに連れてきては、仲間と笑い飛ばす晩餐会を開いている、出版業のブロシャン
しかし今回彼が選んだバカは……。

Mr.ビーンを見ているときに感じた、あの懐かしいイライラ感ふたたび。
「空気が読めない」「ついさっきの出来事を忘れる」「何事にも腹立たしいほどまっすぐ」……“バカ”ってどゆこと?

そう、“何をもってバカか”っていう定義は難しいし、招待されたピニョンと招待したブロシャン、どっちがバカかの見極めは非常に微妙なところ。つまり“人類総おばか”という真理。

舞台はほぼブロシャンの部屋のみ。
そんでもってブロシャンとピニョンの2人芝居が大半を占めている。
これは舞台にしても良いかもしれないね。トラファルガー・スタジオ辺り、似合いそう。

それにしてもなマシンガン脚本を、勢いよく乗り切ったジャック・ヴィルレは、5m以内に近づいたら火傷しそうな色男じゃなくておバカさん。
色気とキレのない風貌からしてギャグだもん。←ひどい。

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2008/01/14 (Mon) お年始2008

BONNE ANNEE!

2007年はありがとうございました。
2008年もよろしくお願いします。


今年も引き続きBreak a Leg!していきましょう♪
2008年本ブログの目標は、Broadway進出!です。
ただブロードウェイ行きたいだけです、はい。

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ロンドン・レスタースクエアの映画館Empireの前でプロモーションしてたお姉ちゃんたち。
ちなみに9月です、そこそこ寒いです。

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2008/01/10 (Thu) The Lord of the Rings 【ジェロームさんの出待ち日記】 (13.Sep.2007)

微妙だから、紹介しようか迷いつつ…。

マチネの後だったので、出てくるかは自信なかったけど、とりあえず待ってみました。
Andrew Jarvisがメイクと衣装のまんま楽屋口で雑談してて、マジかっけー!と横目でガン見しつつ、ジェロームさんを待つ。

私の他に、ラテン系のがっぷりした姉ちゃんが2人出待ってて、何とその人たちの目的もジェロームさんでした。人気者なのね~。
でも彼女たち、フランス語ではなかった。英語でもなかった。ポル語かイタリア語…?

ジェロームさん出てきた!呼び止めてみた!
フランス語で話しかけてみた!フランス語で返してくれた!(←地味に嬉しい!)
「Le Cabaret des hommes perdus」見たよ!って言ったら、ちょっと驚いてた!そりゃそーだ!
パンフにサインくれた!写真一緒に撮ってくれた!
でもラテンお姉ちゃんたちにシャッターまかせた私がバカだった!
タイミングずれすぎもいいとこ↓
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お姉ちゃんたち、「シャッター押して押して!」って頼んできたので、そこはお互い様なので普通に押してあげたんですが、その後こっちがシャッター頼んでも、全然聞く耳持っちゃいない(笑)
デジカメの映像なんか見ずに、とりあえずカメラだけ向けて、しゃべりながらシャッター押したもんだから、ジェロームさんの笑顔が収められませんでした…ぷぅ。

ラテン系の女性は明るいけれど、自分さえ良けりゃいいところが、ガッツリむかつきます(笑)

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2008/01/09 (Wed) The Lord of the Rings 【CAST-2】 (13.Sep.2007)

人数の関係で、やっぱりフロド×サム×ゴラムのトリオの方が、役者が生きていた感はある。
サムは映画版に違わず、頼れるイイヤツ。フロドも映画版に違わず、ヘタレ。

で、見事だったのがゴラム!
身体能力的にも、CGで作った映画版ゴラムの動きを良く表現していて、本当に爬虫類っぽい。
そして何より演技が素晴らしい!
スーハーしたしゃべり方もよく研究されているし、旅の途中で人格が両極端に触れる苦悩も余すことなく見せていました。
まぁい、ぷぅれぇしゃぁ~す♪
彼がとても高い水準で演じているので、Underは大変なんじゃないかなぁ。
トロントからトランスファーしているのにも納得です。
どん帳を這い降りてきたりと神出鬼没で、劇場のどこから出てくるか、予想がつきません。

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身体能力といえば、オークたちも凄かった。(ヒドイ目には合わされたけど)
手で歩くヤツと、ホップステップジャンピングな種類のがいるんですが、ホップの人たちがすげー楽しそう~!(って、観てないと何のこっちゃ分からない説明力でスンマセン)
この作品の見せ場のひとつはやはり殺陣シーンなので、彼らのおかげで旅の仲間が勇者に見えるのであります。

ガラドリエルローラ・ミシェル・ケリーは、舞台装置の見せ方&衣装もあいまって、美しかった。
もちろん歌声も流麗。
あまりハッキリとしたセリフのない、抽象的な歌ばかりなので、ぐわぁーーっとした豪華で聞き応えのある曲で彼女の歌を聞いてみたい。
本作じゃ出番も少なかったし、もったいない感じ。
メリー・ポピンズが見たかったなぁ…。絶対かわいい。

galadriellaura.jpg

あとね、エルロンド役の俳優さん(Andrew Jarvis)がむっさカッコ良かったの。
映画版のヒューゴよりは、ずっと年上の俳優さんが演じています。
パンフで観ると普通のおじいちゃんなんだけど、バックステージ・ドアで、メイクもカツラもすべて付けた状態で、観に来ていた知り合い(演劇学校の先生だったってことだから、昔の教え子かも。小さい女の子連れのお母さんだった)とお話していたところを目撃。(ジェロームさんの出待ち中)
すんげー整った顔だなぁ~とマジマジ眺めちゃいました。横目で。
確実にオーバー60な気がしますが。男は60過ぎてからよね~。ね~……。

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2008/01/06 (Sun) The Lord of the Rings 【CAST-1】 (13.Sep.2007)

この作品くらいからかな、他の作品で観た役者を、別の作品でも見かけるようになってきたのは…。
アラゴルン役のジェロームさんは、彼が出ることを知っていたし、指輪を見る目的だったから別だけど、アンサンブルで、「この写真、他のパンフで見たことあるぞ?」っていう人が増えてきました。

ギムリ役のセヴァン・ステファンは、「ガイズ・アンド・ドールズ」ビッグ・ジュリー(オリキャス)だったし、ゴラムUnderのダレンは、同じくG&Dのダンス・キャプテン(オリキャス)。
思うに、オリジナル・キャストで観る作品が多くなるに連れ、こういうことも増えるのかも。
底辺にはどれだけの人数がいるのか想像も及ばないウェスト・エンドですが、ある程度コンスタントに舞台で稼げてる人たちは、それだけ出演作品も多いし、オリジナル・キャストにも抜擢されやすいもんね。

全編通しての役者の感想は、とりあえず、持ち歌ある人少なっ!
レゴラスの影の薄さが……映画に比べると半端なかったです(笑)
舞台じゃ弓矢飛ばせないし、マンモスと戦えないもんね…。いやそれにしてもねぇ。
せめて、ブロンドヘアーをムダに振りかざす(Toss! Toss!)くらいすればレゴラスらしさも際立ったのですが、それじゃギャグですね。

アラゴルンアルウェンはデュエットがあったけど、正直Chance!ボス役で見たジェロームさんの歌の方が感激っていうか、衝撃だったなぁ。ファンの皆さんスミマセン。
でも旅の仲間の中では、すごく存在感のある方だった。
他の仲間はほとんどメインの歌がなかったし、セリフも少なかったからなぁ。

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ガンダルフは変わった声質の俳優さんが演じてた。
あれぐらいの動きや歌なら、イアン・マッケランが出てもいいんじゃないかと思う。
1幕の最後カッコイイし。出ちゃえばいいのに。
クリストファー・リーもイケる。
スペシャル公演とかで、やってくんないかなー。

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2008/01/05 (Sat) The Lord of the Rings 【STAGE】 (13.Sep.2007)

パンフの中で、映画『ロード・オブ・ザ・リング』について触れている箇所が、私は見つけられなかったのですが、関連性はないのでしょうか。
もちろん「原作に忠実」というスタンスなのでしょうが、視覚的には随分映画の影響が見受けられたし、舞台化のきっかけにもなっているとは思うんだけど。

GandalfandFrodo.jpg

そう、まるで「映画」を観ているような舞台でした。
本作についてよく聞かれる「アトラクション」「スペクタクル」「ショー」という形容にも、もちろん納得したうえで、あえて「映画」。ていうか「映像」

セットや空間に制約がある「舞台」
その四角い枠の中に描く絵の90%くらいは、観客の想像にまかせられていると思う。
でもこの舞台版「ロード・オブ・ザ・リング」は、「映像を立体化」することに、とことんこだわった感じ。
全部見せちゃうのね。

「舞台」って、技術が進化すると「映像」に近づくんだなぁっていう、新しい発見です。
考えて見ると、至極当たり前。
再現のための道具として、人類最大の発明は「映像」だもんね。

たとえばラスト、指輪を追っかけて溶岩に落ちて行っちゃうゴラム
ちゃんとワイヤーで吊るされて、俳優もスローモーションであがく動き。
「映画のシーンが実写になった~!」ってすごい思った。
このシーンを、ああいう形で際立たせる見せ方ひとつとっても、映画っぽいなぁ。

実際に映像も舞台に沢山使われています。
「Woman in White」ほど具体的な背景幕ではないけれど、舞台「We Will Rock You」に近い、あくまで抽象的なヴィジュアル・イメージとして。サウロンの表現とかね。
3人組の映像チームが担当しているのですが、メンバーの1人は日本人女性でした。

PrancingPonyhobbit.jpg

あと、ミュージカルではあるんですが……今フレーズを思い出せる曲が……1曲もありません(笑)
ハイっすんません!!!
サントラでも聞いてればまた違うのかもしれないけど、思い浮かべられるメロディがひとつもない。

でもこの作品、音楽が主役でもない気がする。ダンスでも芝居でもない。
あえて言うなら「世界観」、が主役かな。
もちろんその世界観を完璧にするために役者の力量は問われるけど、その歌そのものが、ダンスそのものが、見せ場となるわけではなくて。
ファイト・シーンは難易度高そうだけど、ダンス・シーンはそうでもなさそう…みたいな。<やらないから言える(笑)
だからやっぱりこれは、ミュージカルというより、スペクタクルなんだろうね。

この舞台の目的は「指輪物語の世界を観客に体験させる」ってことだと思う。
その点に関してはよく作りこまれているから、開演前から客席まで降りてきて、やんちゃしまくっているホビットたちからして、見ていて飽きない。
食べかけていたリンゴの芯(小道具)をお客さんに渡して、その足元にもぐっていっちゃったり、そいつを引っ張りだそうとするホビットがいたり。
お客さんはみんな、会場に入った途端、笑顔になっていました。素直にかわいかったもん、みんな。
一応ああいうところも、振りは付けられていたりするのかな。

あと1幕の終わり、映画版でもあっけにとられた灰色ガンダルフの最後。
すごかった~圧巻だった~!

……セットが(笑)
 
こういう、劇中全体を通して重要な、「ココ!」っていう見せ場で、役者を褒められないのがじれったい(笑)
普通のミュージカルだと、人の歌唱力や芝居に、クライマックスを持ってくるもんなぁ。
このシーンは、遊園地の3Dアトラクションに乗っているような。
1階前方だとかなりの迫力で、「舞台を観ている」というよりも、その戦いの渦中にいる感覚になりました。

前から色んなもんが飛んできました。今でも突然黒い紙ふぶきがカバンの底に張り付いてたりします。
『スパマロット』の金色の丸吹雪や、『ウィキッド』の紙テープの切れ端とかも、たまに夜に宿で発見したりしますが(笑)

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構成としては戦って歌っての繰り返しが多いけど、ストーリー・テリングは親切。
期待を大きく上回る演出はあまりないけど、物語を追うのは楽しい。
長い舞台だけども(3幕構成)、初めての鑑賞では、次の展開への期待が続くのではないかな。
お目当ての役者さんがいると、その人の本領が発揮しきらない中途半端さは残るかも。
そもそもキャストが多いしね。

もちろんシーン・カットは沢山ありますが、旅が終わった後のホビットのシーンの長さといい(笑)、出来るだけ物語を忠実に再現しようとする心意気は感じました。

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2008/01/04 (Fri) The Lord of the Rings 【2幕と3幕のあいだ】 (13.Sep.2007)

2008年の第一弾は、「指輪物語」の舞台版から。

前方ブロックの一番後ろ=通路に面している席でした。
劇場全体を使った演出が多く、役者さんが通路を通ることが多いため、レゴラスとかが通るたびに「わーい!翻した衣装が当たる近さだー♪」と内心喜んでいました。
普通に衣装に自分の髪が引っかかったりします。
みんな結構ややこしいカッコしてるし、甲冑多いしね。
ちょっと痛いねん。

……後半、その席が仇になって、非常に怖い&恥ずかしい思いをしました。

私の嫌いなアイツらが……アイツらも、やっぱり客席に降りてきてウロウロし始めやがりました。

しかもダンスとかじゃなくて、薄暗い無音の中、ただ客席を徘徊するだけ……予想はしてたけど、ホント苦手……こっち来ないで~うぅ~。
と、ビビッて前傾姿勢になっている私に気付いたらしいその中の1人が、いきなり後ろから、

Grrrrrraahh!!!!!!

あの耳元の息遣い、今でも忘れない(笑)
むっちゃビビッて「ぎゃあ!!!!」って大声出したら、なんていうか、1階席全体に笑われてた気がします、えぇ。
1人で観に来ている可哀想な東洋人の女子をいじめないでください。

アイツらとは、コイツら↓
Helms_oak.jpg

って、この写真で観ると何かカッコイイやんけ。
でも映画で観て、彼らのディティールを知っているから、恐かったんだって!

分かってくれますよね、ね、ね?
いきなり背後から、オークだかウルク=ハイだかに襲われる、このキモチv
今こそ助けに来いアラゴルン!っていう話です。
全然、これっぽちも出てくる気配感じませんでしたが。
裏でお茶でも飲んで一息フロドを守るのに必死だったんですね、きっと。

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2008/01/03 (Thu) The Lord of the Rings 【Intro.】 (13.Sep.2007)

【THEATRE ROYAL, DRURY LANE】

前にここに来た時は「プロデューサーズ」だったなぁ。
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【CAST】(13.Sept.2007)
キャスト多すぎなんで、簡易的に紹介させていただきやす。

<HOBBITS>

Frodo Baggins … James Loye
オリジナル・トロント公演フロド役、「Sleeping Beauty」(チャーミング王子役)ほか
Sam Gamgee … Gavin Wilkinson(Understudy)
「ウェスト・サイド・ストーリー」ベイビー・ジョン役、「マンマ・ミーア!」ほか

Bilbo Baggins … Terence Frisch
「リタと大学教授」フランク役ほか

Pippin … Owen Sharpe
オリジナル・トロント公演ピピン役、「アラジン」、「オリバー・ツイスト」ほか、映画『マイ・レフト・フット』ほか
Merry … Richard Henders
「かもめ」、「不思議の国のアリス」(RSC)ほか、映画『ヴェニスの商人』

<WIZARDS>

Gandalf … Malcom Storry
1978年から2005年まで(!)RSCで演じる。映画『プリンセス・ブライド』『ラスト・オブ・モヒカン』ほか
Saruman … Brian Protheroe
「マクベス」、「冬物語」「テンペスト」(RSC)ほか

<ELFS>

Arwen Evenstar … Rosalie Craig
「不思議の国のアリス」(RSC)、「The Hired Man」、テレビ「カサノヴァ」
Elrond … Andrew Jarvis
12年間演劇の教師に従事、最近3年間はMountview演劇学校校長。RSC作品多数。

<A FELLOWSHIP>

Boromir … Steven Miller
「屋根の上のバイオリン弾き」ほか、TV「ミュージカル―クリスマス・キャロル」(ヤング・スクルージ)ほか

Gimli … Sévan Stephan
「ガイズ・アンド・ドールズ」(ビッグ・ジュリー)、「グランド・ホテル」、「ロートレック」、RSC
映画『ネバーランド』ほか、CD「マルタン・ゲール」「マイ・フェア・レディ」ほか

Legolas … Michael Rouse
「クリスマス・キャロル」「スウィーニー・トッド」「サタデー・ナイト・フィーバー」

Strider, a Ranger … Jérôme Pradon
「ミス・サイゴン」「レ・ミゼラブル」「レ・ミゼラブル10周年記念コンサート」「タイタニック」「Chance!」「Le Cabaret des Hommes Perdus」
映画『ジーザス・クライスト・スーパースター』『パラディスコ』

<LOTHLORIEN>

Haldir … Wayne Fitzsimmons
「ガイズ・アンド・ドールズ」「グリース」ほか

Galadriel … Laura Michelle Kelly
「メリー・ポピンズ」(メリー役オリジナル・キャスト、オリビエ賞受賞)、「マイ・フェア・レディ」(イライザ役でアンソニー・アンドリュースと共演)、「美女と野獣」、「レ・ミゼラブル」(エポニーヌ)、「マンマ・ミーア!」(ソフィー)、ブロードウェイ「屋根の上のバイオリン弾き」
映画『スウィーニー・トッド』(ティム・バートン監督)
CD:「Storm Inside」

+++++++++++++++++++

Gollum(Sméagol)… Michael Therriault
トロント・オリジナル公演ゴラム役、「プロデューサーズ」(レオ・ブルーム役)双方において、カナダのDora Mavor Moore賞受賞

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2008/01/02 (Wed) 2007年見た映画BEST3

もう去年みたいに10個も選べない、一昨年みたいに5個も選べない…。

パっとしなさすぎだけど、こういう年もあるよね。
2007年は私がパッとしなかったから、しょうがないか。

その分舞台運が良かったのだと思うことにしよう。

1位『世界最速のインディアン』

こちらは文句なしに1位。
でも2006年に見てたら、これも4位以降だったかなぁ。

トニちゃんに前向きパワーもらいました。
傍から見たら「そこに何の意味が」と思えることでも、こうして映画化されたものを見て元気をもらってる自分がいるのだから、世の中分かりません。

2位『キングダム―見えざる敵』

サスペンス、政治ドラマ、アクションすべてが融合した作品として、上手く出来ていたと思う。
対極にいる2人が発した言葉が衝撃的。
そのメッセージを投げつけるためのフィクションとして見ないと、物言いたくなるかもしれないけど。

3位『明日、君がいない』

見る時期を一歩間違っていたら、自分のほうが手首切っちゃったんじゃないかっていうくらい、ダウナーになる。
でも目に見えない、今の時代の不安や否定や偽りを良く映し出していたから。

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2008/01/01 (Tue) 2007年観た映画リスト

年末年始、風邪引きました。

ずっと2連休で来て(暦通りの仕事ではないので)、年末31日まで働いて、1日からはあぁなんて久しぶりの3連休!って半ば感動してたら、その貴重な3連休が寝込んで終わるなんて、あんまりだよぅー。(ま、寝込んでないけどパソコンしてるけど)

年越しを寝て過ごしたのは、生まれて初めてかも…。
31日は仕事から帰ってご飯食べながら紅白観て、そのまま9時過ぎには寝ました。
でも小林幸子は観た覚えがある。そんでいつも同じパターンじゃんかよ見て損したって思った覚えもある。
年末年始!!って感じが、ここまでしないのは初めてです。

みかん食べまくってクスリ飲んでうがいして寝る以外に、私にできることがあったら教えてください!
せめて仕事初めまでには完治していたいのじゃ…。

そんなわけでずっと家にいるから、恒例のアレ、いきます。
っても2007年はDVDでも劇場でも、観られた映画は少なかった。
ずっと観に行きたいと思ってるうちに、結局公開が終わっちゃったのも多く。
年内にDVD化されて観たものもあるけれど、やっぱり映画館で観たのだけカウントすべきよね…。
てわけで不作ですが、でも無理くりやりますよ。<やけ。

例年通り一言コメント付き。良かったのは赤字。
全部で33作、かな?
ちなみにDVDで観た作品も合わせると、今年の鑑賞映画総数は120本でした。
去年の半数以下…?社会人になんて、なるんじゃなかった。うわぁぁん!


<1月>
愛の流刑地(これで幕を開けたのがいけなかったか…)
幸せのちから(ウィルからパワーをもらった)
ユメ十夜(キターーーーー!!)
ホリデイ(2007年はジュードを見直しまくりました)
あなたを忘れない(うーんイマイチ)
カンバセーションズ(しのぶのリアルすぎる…)
世界最速のインディアン(トニじいちゃん今年は全力疾走!)
D.O.Aデッド・オア・アライブ(ケイン・コスギ、胡散臭さ全開!)

<2月>
父親たちの星条旗(硫黄島がむしろ観たい)
フラガール(しずちゃんには泣いたけど…)
マリー・アントワネット(3月にはヴェルサイユのあの部屋に行ったよ)
さくらん(蜷川実花はやっぱり写真家だね)
ア・グッド・イヤー プロヴァンスからの贈り物(私にもブドウ畑をくれ!そしたら引退するから!)

<3月>
ナイト・ミュージアム(オーウェン・ウィルスン、今年は色々あったね…)
プロジェクトB.B(ジャッキーは永遠に不滅です!)

<4月>
明日、君がいない(鑑賞直後はずっしり来ます。上手く出来てると思う)

<5月>
・スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい(スウィーニーよりこっちのが血の量凄かったよ)
クィーン(チャールズみたいな旦那さんは避けたいものです)
シューター/極大射程(救いのないラストが良かった)
監督ばんざい(観ていてイタかった映画ナンバー1)

<6月>
シュレック3(回を追うごとに、確実に進化してます)


<7月>
あるスキャンダルの覚え書き(ジュディ・デンチにサブイボ!)

<8月>
トランスフォーマー(映像がとにかくスゴイ!ロボットの変身シーンカコイイ!)
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(最終的には何でもアリだったね)
パーフェクト・ストレンジャー(ブルース・ウィリス、見た目がエロオヤジ化)
Life~天国で君に逢えたら(分かってたけど、相当泣きました)

<9月>
ミス・ポター(ユアンの笑顔の可愛いこと!)
ヘアスプレー(一皮むけて、吹っ切れたトラちゃん!)

<10月>
キングダム―見えざる敵(フィクションと割り切って作られたからこそ、メッセージ性が強い)
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(ジェイソン・アイザックスがやけに美しく撮られていて、ちょっとじぇらしー。61歳も美しく撮ろうよ)
マイティーハート/愛と絆(アンジーって主演はまだ獲ってないよね?今年のアカデミーはそろそろあげそうな気がする。映画としてというより、アンジーの演技が良かったという感じなので、赤字落ち)

<11月>
0!1個も劇場で観てない!なんてこと!

<12月>
ボーン・アルティメイタム(ウォータールルルー♪)
スウィーニー・トッド(ティムとジョニーって、女の趣味まで似てるよね。ヴァネッサとしのぶには同じニオイを感じるもの)

Cinema 2007 | trackback(0) | comment(2) |


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nana

  • Author:nana
  • Would be always grateful that we somehow existed at the same time in a world's long history.
    My life has so much expanded after knowing you.
    Good bye, for a while and see you sometime.

    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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