2012/08/27 (Mon) 【CRAZY HORSE】(クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち)

監督:フレデリック・ワイズマン
製作年:2011
製作国:フランス、アメリカ

CRAZY HORSE

『パリ・オペラ座のすべて』フレデリック・ワイズマンが、パリのナイトクラブ「クレイジーホース」の全貌に迫るドキュメンタリー。

ナイトクラブはLIDOしか行ったことなく、まだお酒を飲みなれていないモニョモニョな年齢の頃にシャンパンをたらふく飲んで、シャンゼリゼを千鳥足で歩いて帰った経験がございます。

無駄にお金を使い果たしたLIDOの演出も結構好きだったのですが(レミゼの円盤くらいの狭いスケートリンクでスケートしたり、水中でアクロバットしたり)、クレイジーホースはそんなLIDOや、その名も有名なムーランルージュに比べたら、とてもマイナーな印象。

お金もない中、少人数で回していて、気怠いエロ以外なにも存在しない無意味な時間をさぁ召し上がれ的な?(なんのこっちゃ)
要は洗練されていないのだけど、そこがまたフランスっぽい。
ことクラシック以外の大衆エンタメに関しては、フランスの持ち味は野暮ったさだと思うのです。
その証拠に、クレイジーホースのテーマ曲は超ダサい上に、音程を合わす気もさらさら無いような破壊的な歌いっぷり。

『パリ・オペラ座のすべて』と同じような展開で、今回はたまにインタビューが入りますが、とりとめなく日常を流すのは同じ。つまり、“好き”じゃないと苦しい(笑)
オペラ座の方は愛ゆえに全く問題なかったのですが、こっちは所々おちたことを認めます。
むしろ前日遅かったから、いっそ一部寝るつもりで臨んでしまった(苦笑)

ただ出てくるキャラクターは、一般人にも関わらずオペラ座の人々の100倍くらい濃いのだ。
全体演出のおっさんはまだまともなのだが(ただ入社10年未満の自分でも「それを言っちゃあお終いよ」って思うような弱音を、ミーティングの場で吐くというフレンチ・クオリティ)、右腕ディレクターと衣装係りは尋常でない雰囲気を醸し出しています。

なんせ衣装係のおばあさんは、白髪にも関わらず日本の制服であるところのセーラー服を、まさかの秋葉原アレンジで着こなしてらっしゃいます。
そんなふざけた恰好で、女性の尻の丸みがもっとも効果的に見える衣装について、熱心に考えているのです。

クレイジーなのは店名でも客でも出演者の女性たちでもなく、間違いなく裏方の彼らだと思う。
という事実を、きっとワイズマン監督も感じ取ったから、わざわざ映画にしたんだろーな。

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2012/08/20 (Mon) 【MON MEILLEUR AMI】(ぼくの大切なともだち)

出演:ダニエル・オートゥイユ、ダニー・ブーン、ジュリー・ガイエ、ジュリー・デュラン、ジャック・マトゥー、マリー・ピレ
監督:パトリス・ルコント
製作年:2006
製作国:フランス

MON Meilleur Ami

『髪結いの亭主』パトリス・ルコント監督

バッサリ斬らせていただくと、フランス映画にしては稚拙な印象。
ストーリーもキャラクターも、浅くてびっくりした。
でもたまにこんな子供っぽい単純さを垣間見せるのがフランス人だということには、何となく納得。
日本人は斜めにモノを見すぎるし、アメリカ人は上手く作りすぎるからね。

褒めるところがないとは言わないけれど、このキャストを使って、この完成度かぁと残念。
同じ内容を、それなりのキャストを使って日本でやったとしたら、作品そのものが途中でボツになる気がします。
実は1年前にも一度鑑賞しはじめたのですが、途中で寝てしまった前科あり。
単に眠かったからじゃ、なかったんだな。


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2012/08/19 (Sun) 【MORNING GLORY】(恋とニュースのつくり方)

出演:レイチェル・マクアダムス、ハリソン・フォード、ダイアン・キートン、パトリック・ウィルスン、ジェフ・ゴールドブラム
監督:ロジャー・ミッシェル
製作年:2010
製作国:アメリカ

MORNING GLORY

『ノッティングヒルの恋人』ロジャー・ミシェル監督が、NYのマスコミ業界を舞台に繰り広げるラブコメ。
しかも『プラダを着た悪魔』の脚本家と来ました。どんだけぶっこむのん。
ノッティングヒルほどのミラクルは、ヒューという重大要素が欠如しているため、期待してはいけないところです。
ただ、ちゃんと気持ちをアゲてくれる正統派ラブコメなので、ジャケットが嘘をついていないということで顧客満足度は高いはず。

レイチェル・マクアダムスは、意外とキャリア・ウーマン役も似合うのね。
『幸せになるための27のドレス』キャサリン・ハイグルよりずっと華があり、クルクル変わる表情も愛らしかったです。サンドラ、メグ(あっ古い?じゃあ…)ケイト、リースに続くラブコメ女優♪
パトリック・ウィルソン(映画『オペラ座の怪人』のラウル)が、もはやラブコメにしれっと出るような俳優になったのねぇと感慨深し。

ヤング・カップルに加え、大物老練カップルも頑張ってますよ。
ハリソン・フォードの偏屈オヤジはハマりすぎ。
役作りかナチュラルか分からんが、それにしてもたっぷり夢を詰め込んだ、立派な腹をしてらっしゃいました。
ポテ腹は嫌いじゃないが、ハリソン爺には、私の求める可愛さは感じられず……インディくらいの適度にやんちゃなオジサマの頃が、良かったな。


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2012/08/05 (Sun) 【THE KING'S SPEECH】(英国王のスピーチ)

出演:コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター、ガイ・ピアース、ティモシー・スポール、デレク・ジャコビ、マイケル・ガンボン
監督:トム・フーパー
製作年:2010
製作国:イギリス、オーストラリア

THE KINGS SPEECH

このキャストにこの題材、しかもアカデミー賞ともなれば、すっごく見たかった!映画館で見ても良いくらいだった。
そんな期待値マックスでありながら、ビジネスホテルのテレビというあまり良くない環境で見たせいか、思ったより乗り切れなかった事実に、もったいないお化けが出てきそうです…!

この主演のトライアングルやばいっしょ。濃すぎっしょ。
派手な存在感ではないのに、ジェフリーヘレナに囲まれてもその濃さに押しつぶされないコリンはさすがです。ええ俳優や。オスカー獲るべき人が獲って、嬉しい限りですよ。

イギリスらしい小気味良いユーモアと、ガイ・ピアース、ティモシー・スポール、マイケル・ガンボンあたりがガッチリ脇を固めた最強の布陣と、最後に向けて盛り上がるストーリーに、イギリスの小粒な佳作の本髄が表れている映画です。(小粒とはいえ、大きな話題にはなりましたが)

不倫したり、吃音に悩んだり、再婚したり、ヘリからスカイダイヴィングしてみたり――英国王室は、人間味にあふれていて何かいいよね。
本来の意味で、国民の象徴だなぁと。

さて、本作の監督であるトム・フーパーは、ミュージカル好きが期待と不安を寄せる映画『レ・ミゼラブル』の監督です。
ジャヴェールのキャスティングに納得がいかなかったり、かといえばエポニーヌにサマンサをハメたセンスにはブラボーと拳握ったり。
何だかんだで楽しみなんです♪

予告編に映画館で遭遇するたび、アン・ハサウェイの気持ちのこもった「I dreamed a dream」を聞くたび、早く見たいなーと待ち焦がれています。
ラミンがアンジョで、アールさんがジャヴェールだったらなぁ……。
ラッセル・クロウの足許にも及ばない知名度だけど、エポで冒険できるならさぁ、もっとさぁ…ぶつぶつ。(←諦めがわるい)


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2012/08/04 (Sat) 【HESHER】(メタルヘッド)

出演:ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ナタリー・ポートマン、レイン・ウィルスン、デヴィン・ブロシュー、パイパー・ローリー
監督:スペンサー・サッサー
製作年:2010
製作国:アメリカ

HESHER.jpg

主演2人に惹かれて見たものの、何だかものすごい不条理感&嫌悪感に包まれてしまった。

自動車事故で母を失った悲しみから中々立ち直れずにいる父子の元に突然やってきたヘッシャーというメタルロッカーが、ムチャクチャな荒療治ながらその傷を癒していくという、一風変わった家族再生の話として評価が高いのですが……。

高校生の頃に読んだ安倍公房の「闖入者」を思い出して、たぶん監督の意図しないところで、勝手に不安感に包まれる我ここにあり。
でも、メタルな人生観で悲しみを乗り越えるというストーリーに感動した向きもあるようなので、きっと自分が少数派なのでしょう。

JG=レヴィットが好きならば、この作品の彼はワイルドでかなり魅力的だからオイシイ作品のはず。
『(500)日のサマー』とは180度異なるテイストの彼を味わえます。
本人も音楽やっているみたいで、NYの小さなライブハウスで弾いている映像見たけど、多分ワイルドな彼の方が素に近い気がする。
ナタリー・ポートマンは超くたびれたダッサイ容貌(特にメガネ)でありながら、それでも可愛いところがニクいですが、やっぱり極端に美しいナタリーを見ているほうが気分はアガルのよね~。
結果、主演両方好きな自分としては、それにしてはハマらない作品でした。


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2012/08/03 (Fri) 【BURLESQUE】(バーレスク)

出演:シェール、クリスティーナ・アギレラ、エリック・デイン、カム・ジカンデイ、ジュリアン・ハフ、アラン・カミング、ピーター・ギャラガー、クリステン・ベル、スタンリー・トゥッチ、ダイアナ・アグロン、ジェームズ・ブローリン
監督:スティーヴン・アンティン
製作年:2010
製作国:アメリカ

BURLESQUE.jpg

友人が本作のクリスティーナ・アギレラを見て、「すごい新人が出てきた!」と感嘆しておりました。
そんなアギちゃん、私たちが中学生の頃から活躍してます、もはやベテランです(笑)

色んな意味でボリューミーなアギちゃんとシェールが共演して、スゲーいかつい画になっております。
2人ともまっちろなプラチナブロンドだし。

『プラダを着た悪魔』のショービズバージョンに思えるのは、スタンリー・トゥッチが同じ役どころを演じているせいでしょうか。
そんなわけで、ストーリーや設定、そこにハメこんだキャスティングにおいても全く新鮮味はありません。

ただ、アギちゃんの気合の入りようは一見の価値あり。
彼女の歌い方って力みすぎていて地声が魅力的というわけでもないので、天賦の声で歌いこなしちゃう系が好きなワタシ的には必ずしもヒットではないのですが、それでもここまで頑張るなら認めざるを得ない。
(別にアンタに認められても……っていう議論はおいといて)

色んな意味で放っておいても注目を集めちゃう、力まなくても声が可愛いブリちゃんと何かと比べられがちですが、頑張り屋さんで意外とまともなアギちゃんを応援したくなる映画でした。



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  • Author:nana
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    My life has so much expanded after knowing you.
    Good bye, for a while and see you sometime.

    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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