2015/04/30 (Thu) 【THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY】(LIFE!)

出演:ベン・スティラー、クリステン・ウィグ、アダム・スコット、キャスリン・ハーン、シャーリー・マクレーン、ショーン・ペン、パットン・オズワルト、アドリアン・マルティネ
監督:ベン・スティラー
製作年:2013
製作国:アメリカ

THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY

ジェームズ・サーバーの短編を基にしたダニー・ケイ主演のコメディ「虹を掴む男」をベン・スティラー監督・主演でリメイク。
雑誌「LIFE」で地味な写真管理の仕事をするウォルターは、日常離れした空想をするのが趣味。
ある日「LIFE」最終号の表紙を飾る写真のネガが行方不明になり、世界中を冒険している写真家のショーンを追って、自らも空想のような冒険の旅に出ることになる。

「冴えない男が大冒険」というプロットが興味をそそり、予告編でもベン・スティラーの“巻き込まれちゃった感”が上手くて期待していたのですが、フタを開けてみると割と普通のドラマだったかな(笑)
まぁ、必死で取引先を追いかけるがために、出張がてら世界の景勝地を周ってヘリまで乗っちゃうと考えると、奇想天外ではありますが。

最後に写真家から、冒険心を礼賛するような粋な計らいが。
旅に出ると知らずに数々の障害を乗り越えているものだから、日常生活に戻っても行動力が増す感覚は、とてもよく分かる。
でも実は、ちょっと面倒くさいな、億劫だな、怖いなと思ってやらないことを、日常生活でも思いきってやってみるだけで、ロンドンでミュージカル観るくらい刺激を受けることはあるから、あの感覚、いつも忘れないでいたいな。


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2015/04/29 (Wed) 【TOMBES DU CIEL】(パリ空港の人々)

出演:ジャン・ロシュフォール、ティッキー・オルガド、マリサ・パレデス、ラウラ・デル・ソル、イスマイラ・メイテ、ソティギ・クヤテ
監督:フィリップ・リオレ
製作年:1993
製作国:フランス

TOMBES DU CIEL

パスポートを盗まれたためにパリのシャルル・ド・ゴール空港のトランジットエリアで足止めを食らってしまった男と、様々な事情から空港で暮らす人々を描くヒューマン・ドラマ。

確か実際にパリで起こった事件を基にしているはず。
トム・ハンクス主演の『ターミナル』も、さらに本作からの派生映画ですね。

こちらの方が、空港に住む人々のキャラがいちいち濃いです。
政治的にどこでもない場所に身を置く人々なので、その風変りな人生が普通でない価値観を生み出すのも分かる気はしますが…。

海外旅行に行くときに当たり前のように旅券が発行され通関できたり、一生を生まれた国で過ごしていたら感じることのない、存在を否定されるかのような体験。
でも、自分が社会的に誰であるか証明できなくたって、会話をして、そこに居るだけでも、人は人なんだよなぁ。
IDを持たない同士であったって、コミュニティを形成すれば、それは立派な社会であるわけだし。

一方で、最後にパリの街に向かって歩いていく場面を見て、やっぱり社会的な存在証明があって、広い世界を見られて、より多くの人と交流できて、時に傷つくかもしれなくても、良くも悪くも価値観を広げるチャンスを与えられることの有難みも実感しました。
もちろん、広い社会にいても閉鎖的に生きることは出来るわけだから、生き方の好みの問題だとは思うけどね。

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2015/04/06 (Mon) 【HABEMUS PAPAM】(ローマ法王の休日)

出演:ミシェル・ピッコリ、イエルジー・スチュエル、レナート・スカルパ、ナンニ・モレッティ、マルゲリータ・ブイ
製作年:2011
製作国:イタリア

HABEMUS PAPAM

カトリック総本山のヴァチカンを舞台に、人間味あふれる聖職者たちを描いたヒューマン・コメディ。
前法王の逝去により、コンクラーベを経て新法王が選出されたものの、観衆の前で初めての演説を行う段になって、そのプレッシャーから新法王がローマの街に逃げ出してしまうという奇想天外なお話。

コンクラーベの最中の聖職者たちの小物っぷりがオモシロおかしく描かれています。
自分が法王に選ばれないようにと自分勝手な祈りを捧げたり、せっかく遥々ローマに来たのだから観光に繰り出そうとしたり。
普通の人間であれば至って普通の心理や行いなのですが、閉ざされたシスティーナ礼拝堂で、高尚と思われている聖職者が人間臭さを発揮するからこそ生まれる面白み。

逃げ出した法王は、ローマの街で、かつて憧れた俳優の職業や舞台に触れ、少しずつ落ち着きを取り戻していきます。
存分に逃げ回り、庶民たちの法王への期待も身に染みて感じ、意を決して法王の職に戻るかと思いきや……。
さすがイタリア映画、「職能よりも、ありのままの人間として生きるべき」という、まさかの結末を用意していました(笑)

サン・ピエトロ広場にて再度演説の機会を得るも、「やっぱムリ」宣言。呆気にとられる観衆と観客。
ゴルゴダの丘でイエスが「やっぱ重いわ、むり」って十字架投げ出したようなもんです。

ある意味で人間賛歌。
予定調和なただのコメディではなく、笑って終わるだけでもなかったのは、この結末に人生の主題が込められていたから。

もちろん、社会にとって意味のある存在になりたいという野望を持っていて、それが人生の目的になっている人もいるはず。
でも、あなた自身がそこに意味と価値を見出していないのなら、いくら社会がそれを与えようとも、あなた自身が真に輝くことは出来ない。

サン・ピエトロ広場で法王演説を聞いたことがありますが、それを聞く信者の熱は、それはそれは狂おしいほど大きい。
このプレッシャーに常に耐え続けていくこと、与え続けながら生きることの苦労は計り知れませんが、少なくともご老体には辛いだろうなぁと想像します。
法王が若き者に与えられる職であれば、まだ青い野望も渦巻くのでしょうが、年老いてなるものだから余計に、それまでの静かな人生との対比に思うところがあるのでしょうね。


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2015/04/04 (Sat) 【Michael Jackson the IMMORTAL - WORLD TOUR】

By CIRQUE DU SOLEIL
会場:さいたまスーパーアリーナ
日時:2013年5月12日




脚本・演出:ジェイミー・キング
アーティスティック・ディレクター:リュック・トランブレー、ニーランティ・ヴァディヴェル




シルク・ド・ソレイユが、マイケル亡き後に追悼を込めて贈る、マイケルの曲とダンスで構成されたサーカス&ダンス&アクロバティック・ショー。
チケットが余ったからと、友人に誘われて急に観ることになりました。

マイケルのツアーダンサーを実際に務めたことのあるジェイミー・キングが脚本・演出を担当している本公演のコピーは、「彼が、そこにいる」でしたが、実際にはマイケルの不在感がより強くなる舞台でした。

これだけの技術を持ち合わせたダンサー、アクロバティック・ダンサー、演出家が集まっても、マイケル一人の持つダンス、エンターテイメント性、カリスマ性には到底追いつかないのだと。
その偉大さと、マイケル本人のステージを観ることが出来なかった後悔をひどく感じる結果になりました。

松葉づえで器用に踊る片足のダンサーや、壮観なアクロバット、ドラマティックでアクティブな楽器演奏、そして壮大な演出……会場が合っていなかったせいもあるかもしれませんが、お金がかかっているだろうにも関わらず、ただ一人、その人がいないことをより感じてしまう。

演出そのものも驚きを感じさせるものはなく、アイディアのピースを、単に連ねた場面構成に感じました。
流れやうねりから生み出されるエネルギーに乏しく、ともすれば少しクサく、感傷的に過ぎて説教くさい気もしたかな。
映像にも関わらず、マイケル本人のツアーリハに密着した『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の方が、スリリングで見応えがあり、新しさと驚きに満ちていました。

音楽はマイケル本人の歌声を使い、シルク版リミックスだったのは良かったです。
これで本人の歌声でなかったら、結構つらい。

稀代のスターの代わりは、どれだけのプロフェッショナルが集まったところで、務められないものなんだなぁ。


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  • Author:nana
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    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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