2015/12/31 (Thu) 【THE BLING RING】(ブリングリング)

出演:エマ・ワトソン、ケイティ・チャン、タイッサ・ファーミガ、イズラエル・ブルサード、クレア・ジュリアン、レスリー・マン
監督:ソフィア・コッポラ
製作年:2013
製作国:アメリカ、フランス、イギリス、日本、ドイツ

THE BLING RING

実際に起きた、若者たちによるハリウッド・セレブ豪邸の空き巣強盗事件を映画化。

“いくつになっても女子”を胸張って肯定できる作品を送り出すソフィア・コッポラ

『マリー・アントワネット』や本作など、内容そのものが女子っぽい場合もありますが、どちらかというと、そういった砂糖菓子のような世界観に、大人の現代女性にも通ずる心理を包み込むのが上手いのだと思う。
『ロスト・イン・トランスレーション』『ヴァージン・スーサイズ』では、表現が大人でアーティスティックだっただけで、子宮にグッと刺さる女子的な痛みはどの作品にも共通している。

少女性というのは、その女(ヒト)自身が大人になってすでに忘れてしまっていても、少しのくすぐりでフワッと蘇ってくるものなんだろうなぁ。

本作のテーマは『マリー・ワントワネット』に近くて、多くの女性が憧れるセレブ感というものの虚無性と、自分本位の上に成り立つ人間関係の希薄さ。
彼らが逮捕されてからの怒涛の展開が見もので、他の作品同様、ここでも少女性に振り回される“男の子”の顛末が、ちょっぴり気の毒でした。

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2015/12/30 (Wed) 【草原の椅子】

出演:佐藤浩市、西村雅彦、吉瀬美智子、小池栄子、黒木華、吉田羊
監督:成島出
製作年:2013
製作国:日本

sougen no isu

通常、食指が動かないタイプの作品ですが、機内映画でやっている邦画が限られていたので鑑賞しました。
他人同士の男と女と少年(と、おっさんがもう1人)の人生が、ひょんなことから交錯し、まるでひとつの家族のように絆を作り上げていくお話。
同名の原作を基にしています。

大人のファンタジーと言いますか、落ち着いた描写の割に、ストーリーや人間関係には不思議にリアリティがありません。
意外と無理やりな展開かつ2時間超えという尺は、ストーリーテリングの上手い外国作品を見慣れているとなかなか辛いものがありました。

それでもめげずに見ていると、ラストに“世界最後の桃源郷”と呼ばれるパキスタン北西の地フンザで、“父子”が形になる瞬間を目の当たりにすることになり、ふと晴れやかな気持ちになりました。
父や息子である人には余計、心にしみるみたいです、あの砂漠のシーン。

とはいえやっぱり、全体的に冗長だったのと、登場人物の設定のリアリティに欠けたかなぁ。
外国映画であれば、すんなり受け入れられたかもしれないけれど……。

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2015/12/29 (Tue) CABARET【STAGE DOOR】May 4, 2014 Matinée

割と普通にアランミシェルも出てきてくれました。
人数もちょうど良くて、程よい賑わいのある和やかなステージドア。

ミシェルはスタイリッシュでめちゃくちゃキュートでした!
トレンチ以外は黒でまとめた着こなしも、さりげないのにオシャレ。
映像で見るよりも、本物の方が全体的なバランスも良くて、美しかった気がします。



しかも意外なことに、日本から来たと伝える前に、日本語で「アリガト!」と言ってくれたのです!
たぶん、あまりの愛らしさに、世界共通語の「かわいい~♪」を連発して連れと共に騒いでいたからでしょう(笑)



マチソワがある日なのに、その間の時間を利用して、車の中で待つ娘とどこかに(ご飯?)行っていて、良いお母さんしてました。
ミシェルに甘える娘も可愛かった。きっとヒース・レジャーとの娘さんよね。
今まで特別お気に入りというわけでもなかった女優さんだけど、今回舞台でもステージドアでも、素敵だなと思わせてくれる女性でした。



カミング兄さんも小雨が降る中、半袖で対応をしてくれました。
なよなよしていて細いイメージだったので、二の腕とか意外と逞しくて“男”を感じたことに戸惑う(笑)
素の姿は、腹回りのぷよぷよ具合が「普通にオジサンだなぁ」と思っちゃったけど、ファンとの長話もいとわない姿に好感が持てました。

人生に一人、こんなアラン・カミングが欲しいものです。(二丁目需要的な…)

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2015/12/28 (Mon) CABARET【STAGE】May 4, 2014 Matinée

【ROUNDABOUT THEATRE COMPANY STUDIO 54】














【CAST】(4.May.2014 Matinée)

EMCEE … Alan Cumming
舞台:同製作の同作品でもEmceeを演じた。

SALLY BOWLES … Michelle Williams
本作がブロードウェイ・デビュー。
映画:『オズ はじまりの戦い』、『マリリン 7日間の恋』、『ブロークバック・マウンテン』、『16歳の合衆国』

FRAULEIN SCHNEIDER … Linda Emond
2度トニー賞にノミネート。
舞台:「セールスマンの死」、「1776」、「冬物語」
映画:『オールドボーイ』、『ジュリー&ジュリア』、『ノース・カントリー』、『アクロス・ザ・ユニバース』
TV:「グッド・ワイフ」、「ロー&オーダー」、「ソプラノズ」

HERR SCHULTZ … Danny Burstein
舞台:「Golden Boy」(2013年トニー賞ノミネート)、「フォーリーズ」(2012年トニー賞ノミネート)、「南太平洋」(2008年トニー賞ノミネート)、「ドロウジー・シャペロン」(2008年トニー賞ノミネート)

CLIFF BRADSHAW … Bill Heck
舞台:「エンジェルズ・イン・アメリカ」、「ヴェニスの商人」
TV/映画:「パーソン・オブ・インタレスト」、「パンナム」、「アメイジング・スパイダーマン2」

FRAULEIN KOST … Gayle Rankin
本作がブロードウェイ・デビュー。
オフ・ブロードウェイ:「Tribes」(オリジナル・カンパニー)
TV:「ロー&オーダー」

ERNST LUDWIG … Aaron Krohn
舞台:「マクベス」、「ジュリアス・シーザー」ほかシェイクスピア作品多数


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アラン・カミングのプロフィールが、いちいち書き出すと長くなるから、もはや逆に短い。
ウェスト・エンドで「BENT」を見て以来のカミング先生の舞台作品。

しかも!しかも!
あの、トニー賞授賞式で可愛くって艶めかしくってヤンチャなパフォーマンスが素敵だった、「キャバレー」のMC役として、20年くらい経った今、もう一度見られるなんて!

演出も好みのサム・メンデス&ロブ・マーシャル版なので、私の中での「キャバレー」という作品の理想を体現したような観劇でした。

カミングのMCはやはり黒い気がドクドク溢れ出すような、期待通りの猛毒っぷり!
気持ちの良いねちっこさ!憎たらしいけど愛おしい!
終わりのないアンヴィバレント!(笑)

客席との絡みは、ロンドン版以上、阿部サダヲ未満というところ。
そこそこ絡むし、そこそイジります。
演出上、客席まで下りてくることも度々あり、すぐ横を通って捌けた時は、舞台で次のシーンが始まっているのに、彼の姿を追いかけてしまったよね(笑)

歌はもう、「これ以外正解はない」というような、パーフェクトな抑揚で聴かせてくれます。
別にMCに美声は求めていないので、声がちゃんと出ていて、濃い味の抑揚がすべて。
ドスを効かせる箇所や猫なで声になる箇所なども、すべてドストライクで入ってくるの、さすがだよなぁ。

MCって怖い役どころで、ある時ふと登場人物や客席を見捨てる瞬間があります。
ロンドン版だと特に、客席を嫌悪すらするようなMCという演出なのですが、何となくステージドアでもいいお兄さんなアラン・カミングは、ただ佇んで見守る様子。
でも相手が堕ちていくのは分かっていても、手助けはしない。
これはこれで、あからさまな嫌悪感よりも無関心が怖いという表現として成立していると思います。


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サリー役のミシェル・ウィリアムズは、本作がBWデビューの映画女優。
『バットマン』のジョーカー役が好評だった故ヒース・レジャーの婚約者としてもよく知られています。
出演作品はよく見ている方で、特別好きな女優さんではないものの、どうサリー役を仕上げてくるのかなという点は興味がありました。

さすが、アメリカの女優さんは芸の幅が広い!
独特のハスキーボイスで、不安要素なく歌いきってくれました。
まぁ曲が曲、役柄が役柄なので、プロの中でも一流ミュージカル女優があてがわれているフランスやロンドンのサリーに比べたら、歌の迫力不足は否めません。
でもBWのキャバレーは、この後も『アメイジング・スパイダーマン』エマ・ストーンがキャスティングされたりと、芝居に重点を置いているのは明確だし、歌唱力も一定レベルまでは仕上げてきているので、雰囲気に溶け込んでいて満足です。

その他アンサンブルも皆さん雰囲気も技量も相まって良かったのですが、シュナイダーさんがやけに上手いなと思ったら、トニー賞の常連でした(笑)

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2015/12/27 (Sun) 【魔女の宅急便】

出演:小芝風花、広田亮平、尾野真千子、山本浩司、吉田羊、荒井浩文、YURI、浅野忠信、筒井道隆、宮沢りえ
監督:清水崇
製作年:2014
製作国:日本


Kiki la petite sorciere


記憶が薄れていたけど、意外と豪華キャストだったのね……。

『魔女の宅急便』、ジブリ作品の中で一番好きなんですよね(苦笑)
ジブリのストーリーやあの世界観が好きなので、覚悟はしていたけど、うーんやっぱり……でした。
原作に寄せたストーリーなのかもしれないけどね。

キキ役の女の子は可愛かったし、こんなに豪華キャストだけど、俳優の無駄遣い感も否めずの陳腐なストーリー展開が残念。
特に歌手を力づけるくだりが、あまり魔女宅の世界観に合っていなかったなぁ。
実写版だと日本的な雰囲気が色濃くなってしまって、幼いころに外国への憧れを抱かせてくれたあの異世界観が恋しかったです。

いま子供だったり、ジブリ版を知らない人であれば、それなりに楽しめるのかもしれない。
ただ“魔女宅との初めての出会い”を選べるならば、迷いなくジブリ版を推します!

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2015/12/26 (Sat) 【GUARDIANS OF THE GALAXY】(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)

出演:クリス・プラット、ゾーイ・ソルダナ、デイヴ・バウティスタ、ジャイモン・フンスー、ジョン・C・ライリー、グレン・クローズ、ベニチオ・デルトロ
監督:ジェームズ・ガン
製作年:2014
製作国:アメリカ

GUARDIANS OF THE GALAXY


マーベル・コミックのはみ出し者ヒーローたちがチームを組んで、宇宙を舞台に描くアクション・アドベンチャー。

ブラッドリー・クーパーを画面に登場させずにアライグマの声をやらせる時点で、本作の狙いは分かっていただけると思いますが、“お笑いSF”です。
アベンジャーズ並みのCGを使いながら、若干B級なキャストたちがコントを繰り広げるアクション。
真面目にポーズとっても、木……みたいな、もう人間ベースじゃないキャラであふれています。

すっきり1時間半でもOKな作品なのに、121分も尺があるので、ラストあたりが冗長で間延びしますが、全体的に気楽に楽しめる本気の娯楽映画なので、3Dだけじゃなく4Dでも見たかったなぁ。

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2015/12/25 (Fri) 【THE ACCIDENTAL HUSBAND】(New York 結婚狂騒曲)

出演:ユマ・サーマン、コリン・ファース、ジェフリー・ディーン・モーガン、サム・シェパード、イザベラ・ロッセリーニ
監督:グリフィン・ダン
製作年:2008
製作国:アメリカ

THE ACCIDENTAL HUSBAND

ラジオパーソナリティのエマ(ユマ)は、大都会ニューヨークに暮らし、婚約者のリチャード(コリン)もいて順風満帆な日々を送っていた。
ある日、リスナー女性から恋愛相談を受けたエマは、彼女に別れた方がいいと忠告する。
リチャードと婚姻届を出しにいったエマは、すでに自分が結婚していることを知って驚愕。
なんと、エマの忠告のせいで女性からフラれてしまった消防士のパトリックが、腹いせにネット上で戸籍を改ざん、エマと自分を結婚させてしまっていたのだ!
しかしパトリックに話をつけにいったエマは、破天荒な彼に次第に魅かれていってしまう……。

っておかしいでしょ!魅かれないでしょ!完全にコリン演じる婚約者の方が良い男でしょ!
コリン・ファース“選ばれない男”を演じさせた時点でセンスないでしょ!
コリンの恋敵になれるのなんて、ヒューだけでしょ!
始まりの奇想天外さ以外評価できるところはないので、監督はブリジット・ジョーンズを1から見直すべし!

ていうか、クリスマスだし自分が見たくなったから、ちょっとブリジット見てくる!(笑)

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2015/12/24 (Thu) 【JOBS】(スティーヴ・ジョブス)

出演:アシュトン・カッチャー、ダーモット・マローニ―、ジョシュ・ギャッド、ルーカス・ハース、J・K・シモンズ、レスリー・アン・ウォーレン
監督:ジョシュア・マイケル・スターン
製作年:2013
製作国:アメリカ

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56歳で亡くなったアップル・コンピュータの創業者、スティーヴ・ジョブスの一生を振り返った最初の(?)伝記映画。

来年はダニー・ボイル監督バージョンの伝記映画も公開されるので、改めてコンテンツ・バリューの高い人物&人生だったのだなぁ……と実感する。

すでにベストセラーになっている半生記を読了していたので、彼の人生や仕事や家族については知っており、本作は、ほぼほぼその内容をなめているものに他なりません。
特に監督独自の視点が投入されている様子もなし。
ただ、アシュトンの顔立ちがジョブスに似ていることに気付いた点は、えらい(笑)

全くスティーヴ・ジョブスの人となりを知らなければ、これだけ世間を席巻しているiPhoneの生みの親がどんな人物なのか知るには、最高の教材といえるかも。
ロジカルさや金儲け至上主義よりも、プロダクトに対する熱量がこの人の成功(と、いくつかの失敗)の要因であり、完璧でないその人間性はエンターテイメント向きなのでしょうね。

周囲の人間は大変だったでしょうが…(苦笑)

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2015/12/23 (Wed) 【THE PERKS OF BEING A WALLFLOWER】(ウォールフラワー)ぬ

出演:ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラー・ミラー、メイ・ホイットマン、ジョニー・シモンズ、ポール・ラッド
監督:スティーヴン・チョボスキー
製作年:2012
製作国:アメリカ

THE PERKS OF BEING A WALLFLOWER

同名ベストセラ―・ヤングアダルト小説を原作者自らがメガホンを取り映画化。

儚く瑞々しい青春時代を描いた繊細な作品としてベストセラーになっていて、ロンドンで原作を見た時は買おうかとすら思ったくらい、映画と原作とエマ・ワトソン推しがすごかった作品です。

学校でも目立たない存在のチャーリーは、ある日勇気を振り絞って上級生のパトリックに声をかけてみる。
意外にも気さくに応じてくれ、行動を共にするようになったチャーリーは、彼の義理の妹であるサムに憧れの気持ちを抱きながら、めくるめく青春時代に引き込まれていく。

最初にパトリックに声をかけた時のように、少しの勇気を出して殻を破ることで、青春時代のキラメキは何倍にも膨れ上がるのは確か。
というより、今まで物を知らずに来たから、少しのことでも感銘を受ける感受性がある。

なんだけどね、もうこういう話に共感できる年代じゃないのかなぁと、ちょっと寂しくなりました。
まぁラストがラストだったせいもあるかもしれないです。
ただでさえ青春時代は不安定で魅力的なのだから、ラストに明かされた主人公のあざといくらいの問題要素は必要だったのか、甚だ疑問です。

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2015/12/20 (Sun) 【BEFORE MIDNIGHT】(ビフォア・ミッドナイト)

出演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー、シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック、ジェニファー・プライアー、シャーロット・プライア―、ウォルター・ラサリー
監督:リチャード・リンクレイター
製作年:2013
製作国:アメリカ

BEFORE MIDNIGHT


2人の出会いを描いた『ビフォア・サンライズ』、9年後の再会を描いた『ビフォア・サンセット』、今回はさらにその9年後の2人を描いています。

それぞれ結婚して、確かそれぞれ子供もいた2人ですが、本作では一緒に暮らしていて双子の娘たちまでいます。
いやー9年あればそりゃ色々あるのも分かりますが、恋愛のスピード感がさすがヨーロッパ(笑)
パリに住んでいる彼ら家族が、南ギリシャにバカンスにやってきて、再びしゃべくる第3弾です。

作品内と現実の時間が同じ流れなので、可愛らしい出会いと切ない再会を果たしてきた2人に、中年らしい疲れが見えるのも、18年の年月を感じさせてリアルですね。
これまではロマンチックな雰囲気が漂っていましたが、会話が自然と言い合いになってしまうところ、ちゃんと恋人から夫婦の会話劇になっています(笑)

今回は見てから感想を書くまでに時間が経ってしまったから、前シリーズのように印象的なやり取りを記すことは出来ないけれど、相変わらずウィットと勢いに富んだ応酬でした。

そしてまた9年後の彼らを観てみたいと、それを見る時の自分はどうなっているのだろうと、時間や人生というものに思いを馳せずにいられないのが、本作の何よりの魅力なんだろうなぁ。

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2015/12/19 (Sat) 【RISE OF THE PLANET OF THE APES】(猿の惑星 創世記(ジェネシス))

出演:ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント、ジョン・リスゴー、ブライアン・コックス、トム・フェルトン、アンディ・サーキス、デイヴィッド・ヒューレット、タイラー・ラビン
監督:ルパート・ワイアット
製作年:2011
製作国:アメリカ

RISE OF THE PLANET OF THE APES


もう何度目か分からない猿の惑星のリバイバル。
猿たちがただのゴリラすぎたり、ストーリーがオリジナルそのものだったりして、これまでのリバイバルはあまり印象に残っていませんが、創世記を描いている今回のシリーズのアプローチは新しい。

現代を舞台にし、猿が惑星を支配するに至った、始まりの始まりを描いています。
サンフランシスコの製薬会社でアルツハイマー治療のための新薬を投与されたチンパンジーの子どもが、学者のウィルと交流するなかで驚異的な知能をつけていき、猿軍団のトップであるシーザーとなります。

シーザーが、人間の善悪や、愛情、優しさ、蔑み、屈辱などの概念を知っていく過程が、様々な人間との交流の中で自然に描かれていて秀逸。
知恵をつけて人間に逆襲するだけの猿ではなく、善悪の狭間で揺らぐ人間と同じようにシーザーが描かれていて、しかも言葉がしゃべれないので目の表情だけで雄弁に語っているのですよね。
中の人をやってるアンディ・サーキスが巧いってことか。

ハリポタのドラコ・マルフォイとして、人間の弱さを存分に有した悪役を演じ通したトム・フェルトンを、同じような特徴の役に配したあたり、監督もニクイことしますね。

今回は人間の作り上げた文明が崩壊するところまでを描いているので、次回作では人間vs猿軍団の単純構造に近づいてしまうかもしれませんが、そこにシーザーの感情の濃やかさがどのように投影されるのかに期待です。

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プロフィール

nana

  • Author:nana
  • Would be always grateful that we somehow existed at the same time in a world's long history.
    My life has so much expanded after knowing you.
    Good bye, for a while and see you sometime.

    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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