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2010/02/03 (Wed) EXIT THE KING 【STAGE】 29.APR.2009 Soiree

邦題は「瀕死の王」で、まさに王が死に行く話。
王自身は「オイラが死ぬわけないじゃーん!ほらこんなに元気だよ~ん♪」とのたまいながらもヨッタヨタ。
“虚栄の元気”を演じるジェフリーがほんと、うまい。

exitthekingmarch.jpg

傑作だったのが杖の使い方。歩くのはもちろん、何をするにも杖を使う。
足を自力で組みかえることが出来ないため、杖を使ってテコの原理で組み替える。
後ろに反り返りすぎてバランスが取れなくなったため、杖を足元に持ってくることでV字バランス。
そして極めつけは、森光子さんのでんぐり返しを意図的にやっているような、骨抜きなのにリズミカルなマーチ。
このマーチだけで5分くらい引っ張った気がする。しかも間延びしなかった。
決して必要不可欠なシーンではなかったはずだが、無いと面白さ半減。

活字にすると全て何がなにやらですが、よく考えたらかなり計算して、かなり体力もないと出来ない芸当の数々なんです。
それを最高の間でやってのけるこの人は天才だよ!
トニー賞ノミネートは絶対確実、妥当に行ったら受賞でしょうと、見た瞬間思った。
そしてその通りになった。見た人をそこまで納得させる力があったのよ。

exit_king_geoffrey.jpg

セットは王座を中心に目立たない扉やら何やら。
セットが地味な変わりに衣装がアホらしい豪華さで、王家3人のまとうマントが毛皮ふさふさで長さそれぞれ5mくらい。
じゅうたんか。

登場シーンは、それぞれの俳優が演じるキャラを象徴するように下手から上手に颯爽と(効果音の歓声まで付けて)歩きぬけるのですが、、舞台の端から端まであるマントが実に滑稽。
しかし死に行く王の精神世界を表したようなラストに向けて、王はパジャマだけになり、頭は禿げ、人もスーザン以外は舞台上にいなくなり、どんどん俗世の重みを取り払っていくのです。

前半の賑やかさと、対極的なラストの「死」のシンプルさがこの作品のメッセージそのものでしょうね。
愛人もいるし正妻もいるし、侍女もいれば家来もいるし、じゅうたんマントは重いし、生きてるってややこしい。
でも死ぬ時は1人。突然の暗闇。

exit-the-king-review.jpg

これって不条理劇なのよね。生と死がテーマだから?突然マーチを踊り出すから?
けっこう何に対しても「そんなこともあるよねぇ」と思っちゃう体質なので、特に不条理さは感じなかったのだけど。
むしろ王の反応なんて、とても自然なような。
当時は不条理だったのかなぁ?何でが不条理なんだろう。人間だって、ただの生き物なのに。

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