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2013/01/05 (Sat) 【NEVER LET ME GO】(わたしを離さないで)

出演:キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトリー、シャーロット・ランプリング、イゾベル・ミークル=スモール、サリー・ホーキンス
監督:マーク・ロマネク
製作年:2010
製作国:イギリス、アメリカ

NEVER LET ME GO

数年前のカズオ・イシグロの小説を映画化した作品。
原作とキャストの組み合わせがツボでしたので、叶えば映画館に観に行きたいところでした。

原作を読んだときは、タイトルと帯から想像するのとは全く異なる内容が衝撃的でしたが(「日の名残り」のような、ある意味ふつうのラブストーリーを想像していた)、美しい純粋さを兼ね備えた作品だという印象を持った覚えがあります。ひどく哀しくもありましたが……。

原作が力をもつ作品の映画化は不安が伴うものですが、今回に限っては、「非現実的でぼんやりとした印象しか残らないからこそ煌めいている作品を、確かな手触りを持ってしまう映像にどう落とし込むのだろう?」という好奇心と、「でもこのキャストなら表現しきれそう」という期待があり、まさにどちらの気持ちにも応えてくれる映画だったと思います。

主人公たちは、ワケあって年齢の割に幼くて純粋なのですが、キャリー・マリガンアンドリュー・ガーフィールドは、そんな瑞々しさと空気が満タンに入った風船のような危うさを、ほぼ天然で表現しきっていました。
一方でキーラは、少女らしい範囲でのズルさや諦めを持ったキャラクターなので、キーラの今までの立ち位置であればキャリーの役をやっていたのでしょうが、今回はこの役に回って正解でした。

原作ではあまり現実感を持てなかった設定や描写の数々ですが、映画では冒頭近くでこの独特な設定の種明かしをし、さらには日常をリアルに描写することで、こういう世の中がいずれ実現した場合に起こりうる悲しみや虚しさを、手触りを持って示していました。

実は強い倫理観を持って書かれた原作だけれど、登場人物に意見を主張させるのではなく、抱いた感情を自然に表現させ、あえて物語性というオブラートに包むことで伝えたかった――そんな作者の思いに対する理解は、映画作品として観ることで、より深まった気がします。


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キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド 他

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    http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35321410


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