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2015/05/02 (Sat) パリ・オペラ座バレエ日本公演2013「天井桟敷の人々」

“Les Enfants du Paradis”
Ballets de l’Opéra national de Paris
Tournée au Japon 2013


振付:ジョゼ・マルティネス
音楽:マルク=オリヴィエ・デュパン
翻案:フランソワ・ルシヨン/ジョゼ・マルティネス
衣装:アニエス・ルテステュ


【Les danseurs】(2013.6.1 PM1 :00)
ガランス…イザベル・シアラヴォラ
バチスト…マチュー・ガニオ
フレデリック・ルメートル…アレッシオ・カルボネ
ラスネール…バンジャマン・ペッシュ
ナタリー…レティシア・ピュジョル
エルミーヌ夫人…カロリーヌ・バンス
モントレー伯爵…クリストフ・デュケンヌ






ブリジット・ルフェーブル芸術監督下でパリ・オペラ座バレエ団が2008年に初演した(そして見逃して臍をかむ思いだった)「天井桟敷の人々」が、なんと来日で世界3回目の上演を果たしてくれました!

最近までエトワールだったジョゼ・マルティネスが振付、現エトワールのルテステュが衣装を担当し、ダンサー達で力を合わせて作り上げた感の高い作品です。
いや、もちろんどんな振付家だって元はダンサーなのですが、振付家や衣装デザイナーとしてより、断然エトワールとして名高い方々が裏方を務めているのが貴重よね。

読み応えのあるパンフのインタビューによると、ルテステュもガランス役にオファーを受けたそうですが、初演時は衣装作成でそれどころではなかったそう。そりゃそうだろう(笑)
代わりにガランスに抜擢されたのが、まだ当時プルミエール・ダンスーズだったイザベルだったようです。

今でこそナタリー・ポートマンの夫であるバンジャマン・ミルピエが芸術監督に就任しましたが、ブリジット・ルフェーブルもこの頃は後任を探していたのかもしれません。
引退間近のダンサーたちに、舞台を「作り上げる」ということを積極的に学ばせているような向きがありました。
「エトワール・ガラ2010<Aプロ>」「エトワール・ガラ2010<Bプロ>1」「エトワール・ガラ2010<Bプロ>2」でもその心意気は強く感じられたし、「自分たちで作品を作っていくんだ!」という創作魂こそが、パリ・オペラ座の色あせない革命的な魅力を支えているのだろうなぁ。

なんだかこの雰囲気含め、ハウスというか、ファミリーとしてのパリ・オペラ座が好きです、改めて。

今回の作品は、同名の映画を初めて舞台化した作品。
19世紀パリ・フュナンビュール座を舞台に、美貌の女芸人ガランスと、パントマイム役者バチストとの悲恋を全2幕で描きます。
全2幕といっても、開演前には会場中のあちこちで大道芸が行われ、インターバルではロビーで劇中劇が演じられるので、全3幕のボリュームといっても過言ではない。
何なら上演終了後にサイン会なども催されていたし、サイン会を待っている間に表玄関から他のダンサーもみんな出てくるから、個人的には全4幕の充実感です(笑)

開演前の大道芸。



インターバルでも小ネタ・パントマイム。
ある程度は振りもついているけど、半分は自由演技な気も。




こちらは、インターバル中に大階段を使って『オテロ』を上演。
観客の中に、さり気なくダンサーたちも交じっています!



このひとつ前に観たバレエ作品が、K-Balletの「第九」で、身体能力を極限まで生かし、演出も相まって観客にグイグイ迫ってくるようなバレエだったので、本作の表現技法は真逆を行くのが大変興味深かったです。

パリ・オペラ座の「天井桟敷の人々」は、もはやお芝居。
派手な技は繰り出されず、丁寧に感情を表現する様が印象的でした。
熊川哲也からはパワーが迸るのを感じ、マチュー・ガニオからは悲しみや痛みが迸るのを感じた。
表情ももちろんですが、身体全体でガランスを恋焦がれて、四肢で打ちひしがれている。
動く芸術であるバレエにおいて、極限まで動きを抑えて表現するという境地に至った所が、パリ・オペラ座らしいです。

クラシックとコンテンポラリーを融合させた全幕作品は近年よく見ますが、さらにパントマイムと役者(もはやダンサーというより役者)の演技を魅せた点や、ロビーや客席での観客へのアプローチで新しい試みを取り入れた点が印象的な作品でした。
インターバルは長めにとられており、衣装を着けたダンサーたちがロビーを歩き回っています。



幕間のステージ上では、練習風景の再現が…。見るものが多すぎて、体が一つじゃ足りない!
ガルニエ宮はロビーにも階層があるから、ますます全部見るのは大変そう!
でも雰囲気は、日本の劇場とは比べものにならないだろうから、やはりパリで見たかった!



マチュー・ガニオのサイン会は主催者側も机を設けてしっかりやるところ、人気の高さを伺わせます。
この公演、普通に表玄関からダンサー陣が出てきて、しかもその辺でウロウロしていたりするので、何気に見る機会の多いバンジャマン・ペッシュにもサインもらっちゃいました。

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