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2007/07/08 (Sun) 【Notes on a Scandal】(あるスキャンダルの覚え書き)

出演:ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット、ビル・ナイ、アンドリュー・シンプソン、マイケル・マロニー
監督:リチャード・エア
製作年:2006
製作国:イギリス
notesonascandal.jpg

『トーク・トゥ・ハー』のパクリかい…

これ、観た方がいいよー(笑)

知らぬ間に引き込まれる面白さ(若干恐いけれど)。
たとえストーリーが性に合わないとしても、俳優陣の演技には圧倒されるはず。

特に英国産俳優&映画に明るい方は、お馴染み俳優の意外な一面や、お久しぶりの対面に飽きる暇もないはず。
92分とは思えぬ濃さです。

確かに渋い実力派ぞろいだけど、個人的には、このキャストだからってわざわざ映画館まで足を運ぶとは限らないメンツ。
わざわざ劇場まで観に行ったのは、予告編の段階でめちゃめちゃ面白かったから。
そんな出来の良い予告編で抱いた期待をも、裏切らない本編でした。

ジュディ・デンチはもうこの際おいとこう。(えっ!)
だってスゴイのはみんな分かってるじゃない(笑)
彼女が本作で見せた意外な一面といえば、由美かおるばりの入浴シーンかしら。(見られてお得かどうかはまた別の話

ケイト・ブランシェット演技の上手さも自明の理ってなもんですが、今回はこぶし効かせて怒鳴ったり、ジュディちゃんメチャクチャにされて、あられもない姿で叫び狂ってます。

また彼女の神秘性純白なイメージは、ジュディちゃん愛憎入り混じる複雑な感情を抱く対象として、とても説得力がある。
白い肌ブロンドという容姿、美術教師という職業、そしてシーバという役名もなぜか。
そんな彼女が、だんだん狂わされていく、狂わざるを得ない状況におかれて、神聖な白い肌泥塗られていく過程がコワ面白い。

そしてビル・ナイ
わたくし、こんな彼、初めて見ました。

パイカリジャパン・プレミアで、たどたどしくも律儀に日本語で一生懸命挨拶したのにも関わらず、ジェフリー・ラッシュ「がちょ~ん」オイシイとこ全部持ってかれてしまった、これがあのビル・ナイなのでしょうか。
(そしてオスカー俳優「がちょ~ん」と言わせた犯人は誰ですか・笑)

shampoobill.jpg

人差し指中指だけ立ってしまうお決まりのハンド・ポージング↑(これまた懐かすぃー)は生来のクセなのか、本作でも発揮されていましたよ。↓
scandalbill.jpg

セリフを吐く時も、静かに、一度斜に構えて、彼の持つ独特のテンポで話すところしか見たことがなかったので、こんなに感情を爆発させて妻に怒鳴る、なんつーか“正統派の芝居”を観たのは初めてな気がする。

ファンキーなオジちゃんか悪役ライバル役タコな彼しか観たことなかったので、普通にロンドンで家庭を持つ一市民一夫の役が逆に新鮮!

個人的にはキワモノ俳優を好きになることが(なぜか)多いけど、そういう人が普通の役やってると、必要以上にドキッとしちゃうのね~。

こんな彼の一面を引き出した監督すげー!と思いつつ、ビルさんて結構普通にホワイトな良い人そうで(アランのがずっとブラックだと思う)、照れ隠しにファンキーなオジちゃんを演じているように前々から感じていたため、今までの監督が、俳優の既成概念にとらわれた仕事しか回してなかっただけかも。

あとあと忘れちゃいけない、マイケル・マロニー!
つっても一部の人にしか認知されないであろうお方ですが……『愛しい人が眠るまで』で、死んでしまったアランが、泣く泣く恋人を託した男性です。もう役名は忘れた(笑)

彼のことは、2004年秋ロンドン蜷川幸雄演出の舞台『ハムレット』(ハムレット役)で観たのですが、かの映画以来のマロニーちゃんは、少し頭が薄くなり、儚さが漂っていました。

そのときも「とぅるーりーまっどりーでぃーぷりー老けたな~」と思いましたが、『あるスキャンダル~』では本格的に初老に差し掛かかり…。
そりゃそうだよねー『愛しい人が眠るまで』92年、もう15年も前の話だし、舞台だってもう3年前のこと。
白髪も増えるし、アランのお腹も出るわな。

そんなこんなでキャストに見ごたえアリ、ストーリーもまさにスキャンダラスなスピード感、オチのジュディちゃんにサブイボ立ったり、地味ながら引き込まれるドラマでした。

そして女性にとっては、それこそ色んな見方のできる、感想も百万通りくらいありそうな作品です。

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あぁ・・・これ、所長の原稿に触発されて興味はあったんだけど、行けないうちに地元の上映終わっちゃいました。
レンタルになったらチェックします。
でもビルさんやマロニー君(もう若くないだろうに、いつまでも「愛しい人~」の印象が)まで出ていたとは。

>オスカー俳優に「がちょ~ん」と言わせた

楽しむ人もいるのかもしれないけど、個人的にああいうのは嫌いっス。
でもまぁ、ジェフリー本人がジョーク好きそうだからいいか。
ところでパイカリは観に行かれたので?
あのボッサは大画面で観なきゃ損ですぜ。
監督がキライでもトライ!(期せずしてダジャレ・寒)

>四季ウィキッド
>案の定舞台そのものの印象がかなり違った

エントリ違いですんません。
あ~・・・そうなんですか、やっぱ。
でもまぁ、自分が四季からファントムに入ったことを思えば、今回もそうするのも悪くないかな、と思っていたんスけど。
(あ、チケット買ったりはしてませんよ。なんしろ自粛中ですから)
だけどロンドン遠いし、いつまでやってるか・・・。
それに、ネイサンやアランも舞台の予定がBWだしさ。

2007/07/18 21:22 | みんと [ 編集 ]


 

>みんとさん

作品としてはDVDでも十分楽しめるものだと思います。ぜひ★

>楽しむ人もいるのかもしれないけど、個人的にああいうのは嫌いっス。ジェフリー本人がジョーク好きそうだからいいか。

番組のタイトルコールとか無理やりやらされてると、非常に居たたまれない気持ちになりますよね…。
ジェフリーの場合は、「日本で有名なジョークは?」とか積極的に聞いて習得してそうですが…。

パイカリ観てないんですよ~!
この作品は、どうせ観るなら劇場で!な作品なので、嫌いでもトライするつもりです(笑)
でも8月になっちゃうかなぁ。

>自分が四季からファントムに入ったことを思えば、今回もそうするのも悪くないかな、と思っていたんスけど。

そうですね、雰囲気はより日本人には合うように作られてるかもしれないです。
英語をそのまま訳しても、日本じゃしらけるだろうし。

ただ、英語歌詞の音節が上手くメロディに乗ってる歌が多かったり、英語だと上手いこと“掛けてる”セリフが日本語訳だと意味を成してない(訳しようがない)部分もあるので、芝居のテンポとかも含めて、みんとさんにはどちらも観て欲しいなーと思います。

>だけどロンドン遠いし、いつまでやってるか・・・。
それに、ネイサンやアランも舞台の予定がBWだしさ。

BWで観ても良いのでは?
BWがオリジナルのミュージカルですし、アランやネイサンがBWでやる予定ならなおさら!

お芝居部分をより楽しむならWEかもしれないけれど、半分ライブに近いシーンも備えてるミュージカルなので、むしろ観客の温度が高いBWで見るほうが、盛り上がるかも…?

2007/07/21 11:58 | nana [ 編集 ]


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